第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当第3四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

 

当第3四半期累計期間における世界経済は、中国や米国で経済活動が再開したことに伴い、第1四半期を底に回復基調となりました。特に中国の10~12月期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.5%増となり、中国向けの需要が高まりました。

一方、欧米を中心とした各国の新型コロナウイルス感染の再拡大により、いまだに世界経済の不透明な状況は続いております。

わが国の製造業においても、国内外の自動車生産の持ち直しや電子機器の需要増加により、それらに搭載される電子部品等の需要も回復が顕著になっております。

当社においても、これら生産活動の正常化により、産業機器やOA機器を中心に需要が回復してまいりました。 

このような状況のもと、当社は、事業方針「高精度・高機能に特化した樹脂製品の提供」及び「対処すべき課題」の具体的施策として、「新規開拓に向けた営業力の強化」、「顧客提案力の向上と新規開拓に向けた商品開発」、「生産力の強化と人材育成」を推進しております。

また、「新規開拓に向けた営業力の強化」については、Web会議での打ち合わせを活用しながら、訪問可能な顧客も増え始めておりました。しかしながら、緊急事態宣言が再発令されるなど、対面の新規顧客開拓活動は厳しい状況になりつつあります。

ナノ/マイクロ・テクノロジー関連分野につきまして、映像機器分野は、デジタルカメラ市場において、レンズ交換式の出荷台数は、5月頃を底に回復傾向にあり、当社においても売上が回復いたしました。しかしながら、12月現在レンズ交換式、レンズ一体型ともに前年同期比の水準まで回復しておりません。

産業機器分野やOA機器分野は、国内外、とりわけ中国での生産活動が回復し、また、新規の量産案件の寄与により、順調に推移しております。

レジャー分野は、在庫調整等の影響もあり、依然、厳しい状況にありますが、アウトドアレジャーが堅調であり、回復の兆しも見えつつあります。

パルスインジェクター®(以下、PIJという)は、大学や顧客企業の研究開発活動が本格的に始動し、大学研究室及び各企業の研究・開発部門へWeb会議が中心になりますが、積極的にアプローチを行っております。引き続き、研究開発を支えるツールとして多分野への展開を推進いたします。

マクロ・テクノロジー関連分野につきましては、樹脂成形材料、樹脂成形品ともに景気動向の影響は小さく堅調な中で小幅に下振れしております。

高耐熱性・高熱伝導体・低温硬化等の固形封止材「エポクラスター®クーリエ」をはじめとする固形封止材につきましては、引き続き半導体デバイスメーカーや産業機器メーカー等へサンプルを供給しながら事業を展開・推進しております。

なお、収益面では、「生産力の強化と人材育成」において、原価低減に積極的に取り組んでおり、その成果も見えてまいりました。

 

以上の結果、当第3四半期の売上高は501百万円(前年同期比17.8%減)、営業利益は6百万円(前年同期比75.5%増)、経常利益は9百万円(前年同期比58.4%増)、四半期純利益は7百万円(前年同期比84.6%増)となりました。

 

当第3四半期セグメントの業績は次のとおりであります。

 

①ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業

 

ナノ/マイクロ・テクノロジー関連事業につきましては、機能性樹脂複合材料及び機能性精密成形品並びにPIJ関連製品の当第3四半期累計期間の売上高は365百万円(前年同期比19.5%減)、セグメント利益は160百万円(前年同期比14.6%減)となりました。

 

②マクロ・テクノロジー関連事業

 

マクロ・テクノロジー関連事業につきましては、機能性樹脂複合材料、樹脂成形碍子及び金型・部品の当第3四半期累計期間の売上高は131百万円(前年同期比14.3%減)、セグメント利益は28百万円(前年同期比12.7%増)となりました。

 

③その他事業

 

その他の事業につきましては、医療薬品容器の異物検査事業などにより、当第3四半期累計期間の売上高は4百万円(前年同期比56.2%増)、セグメント利益は2百万円(前年同期比95.3%増)となりました。

 

(2) 財務状態の分析 

財政状態につきましては、総資産は1,395百万円となり、2020年3月期末に比して15百万円減少しました。

負債は、100百万円となり、2020年3月期末に比して23百万円減少いたしました。これは主に、未払法人税等が10百万円、賞与引当金が13百万円減少したことによるものであります。
 純資産は、1,295百万円となり、2020年3月期末に比して7百万円増加いたしました。これは主に、四半期純利益の計上により利益剰余金が増加したためであります。
 また、自己資本比率は、2020年3月期末に比して1.6ポイント増加して92.8%となりました。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は30百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(5) 主要な設備

当第3四半期累計期間において重要な設備の取得、除却、売却などはありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。