第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、米国経済の順調な回復とギリシャ債務問題が一段落した欧州経済の緩やかな回復もあって、全体として緩やかな回復基調が続いたものの、中国経済の減速・株式市場の混乱に端を発して、国内株式相場や為替相場が乱高下し、原油を中心に資源価格が大きく値下がりしたことに加えて、欧州大手自動車メーカーの不正問題が発覚し、一部の貴金属価格が大きく値下がりしました。

このような経済環境の中、各種電子部品や電子デバイス、半導体の需要は、スマートフォン関連は堅調だったものの、HD向けのルテニウムターゲットや、有機EL向け化合物などが顧客の生産調整の影響で受注が減少しました。また、貴金属価格の下落による販売価格の値下がりで、売上・利益両面で影響を受けたことに加え、第1四半期会計期間にたな卸資産の評価減を実施し、製造原価に435百万円を計上いたしました。その結果、当第2四半期累計期間において、売上高8,382百万円(前年同四半期比26.8%減)、売上総利益1,221百万円(前年同四半期比38.6%減)、営業利益239百万円(前年同四半期比76.2%減)、経常利益234百万円(前年同四半期比78.3減)、四半期純利益114百万円(前年同四半期比83.1%減)となりました。なお、製造原価に計上した、たな卸資産の評価減を実施する前の水準では、営業利益675百万円、経常利益670百万円となりました。

 なお、セグメント別の業績は以下のとおりであります。

 

[電子]

 スマートフォンなどのSAWデバイス(必要な周波数信号を取り出すデバイス)に使用されるリチウムタンタレート単結晶育成装置向けのイリジウムルツボの受注は堅調に推移しましたが、ガラス溶解装置向け強化白金ルツボの受注が伸び悩み、貴金属価格の下落で販売単価も下落したことにより、売上高4,166百万円(前年同四半期比30.7%減)、売上総利益827百万円(前年同四半期比36.8%減)となりました。

[薄膜]

 スマートフォンなどのタッチパネル配線向け銀合金ターゲットの受注が一段落したほか、HD向けルテニウムターゲットの受注が顧客の生産調整の影響で減少し、貴金属価格の下落で販売単価も下落しましたが、スマートフォンなどのBAWデバイス(高周波数信号を取り出すデバイス)向けのターゲット製品の受注が増加したことから、売上高2,309百万円(前年同四半期比17.9%減)、売上総利益418百万円(前年同四半期比5.2%増)となりました。

[センサー]

 半導体製造装置メーカーからの受注が安定したことに加え、海外半導体メーカーからの受注が好調に推移し、売上高925百万円(前年同四半期比24.5%増)、売上総利益288百万円(前年同四半期比24.4%増)となりました。

[その他]

 使用済み電極の回収精製や有機EL向け貴金属化合物の受注が伸び悩みましたが、触媒の製造受注や精製受注があり、売上高981百万円(前年同四半期比47.8%減)、売上総利益122百万円(前年同四半期比16.6%増)となりました。

(2)財政状態の分析

 当第2四半期会計期間末における総資産は22,644百万円(前事業年度末比866百万円の増加)、負債は7,901百

      万円(前事業年度末比1,094百万円の増加)、純資産は14,742百万円(前事業年度末比227百万円の減少)となりま

   した。

   ①流動資産

 当第2四半期会計期間末における流動資産残高は13,352百万円となり、前事業年度末比732百万円増加いたしま

した。これは未収消費税等が274百万円減少しましたが、たな卸資産が1,063百万円増加したことが主な要因であります。

   ②固定資産

 当第2四半期会計期間末における固定資産残高は9,291百万円となり、前事業年度末比134百万円増加いたしま

した。これは有形固定資産が57百万円、繰延税金資産が76百万円増加したことが主な要因であります。

   ③流動負債

 当第2四半期会計期間末における流動負債残高は5,162百万円となり、前事業年度末比821百万円増加いたしま

した。これは買掛金が1,422百万円減少しましたが、短期借入金が2,500百万円増加したことが主な要因であります。

   ④固定負債

 当第2四半期会計期間末における固定負債残高は2,739百万円となり、前事業年度末比272百万円増加いたしま

した。これは長期借入金が252百万円増加したことが主な要因であります。

   ⑤純資産

 当第2四半期会計期間末における純資産残高は14,742百万円となり、前事業年度末比227百万円減少いたしまし

た。これは繰越利益剰余金が260百万円減少したことが主な要因であります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前事業年度末比

13百万円増加(前年同四半期は459百万円増加)し、1,171百万円となりました。なお、当第2四半期累計期間にお

ける項目別のキャッシュ・フローは、次のとおりであります。

   [営業活動によるキャッシュ・フロー]

 営業活動により使用した資金は1,934百万円(前年同四半期は1,675百万円の獲得)となりました。これはキャッシュ・フローの増加要因として、未収消費税等の減少が274百万円ありましたが、キャッシュ・フローの減少要因として、たな卸資産の増加が1,063百万円、仕入債務の減少が1,493百万円あったことが主な要因であります。

   [投資活動によるキャッシュ・フロー]

 投資活動により使用した資金は313百万円(前年同四半期は182百万円の使用)となりました。これは有形固定

資産の取得による支出が306百万円あったことが主な要因であります。

   [財務活動によるキャッシュ・フロー]

 財務活動により獲得した資金は2,260百万円(前年同四半期は1,033百万円の使用)となりました。これは短期借入金による収入が2,500百万円あったことが主な要因であります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

(5)研究開発活動

 当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、173百万円(前年同四半期は137百万円)であります。

なお、当第2四半期累計期間における研究開発活動において重要な変更はありません。