第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、持ち直し基調が鮮明になった米国経済、英国のEU離脱問題から流動化し、景気回復ペースが鈍化している欧州経済、そして成長ペースが鈍化しつつ底堅い中国経済といった海外の経済環境の中で、全体として回復の動きに足踏みがみられる状況が続き、日米の金利政策の動向に為替相場や資源価格が反応して、不安定な状況が続きましたが、米国大統領選挙後のトランプ効果で一気に円安が進み、踊り場を脱する動きが出てきました。

このような経済環境の中、ガラス溶解装置向け白金製品、HD向けのルテニウムターゲット、及びケミカル関連の受注が減少しましたが、各種電子部品や電子デバイス、半導体の需要は底固く、スマートフォン向け製品を中心に受注が堅調に推移いたしました。また、前年度に実施したたな卸資産の評価減はありませんでした。その結果、当第2四半期累計期間において、売上高6,686百万円(前年同四半期比20.2%減)、売上総利益1,388百万円(前年同四半期比13.6%増)、営業利益351百万円(前年同四半期比46.9%増)、経常利益402百万円(前年同四半期比71.4%増)、四半期純利益160百万円(前年同四半期比40.7%増)となりました。

 なお、セグメント別の業績は以下のとおりであります。

 

①セグメント別の業績

[電子]

 ガラス溶解装置向け白金製品の受注が伸び悩み、スマートフォンなどのSAWデバイス(必要な周波数信号を取り出すデバイス)に使用されるリチウムタンタレート単結晶育成装置向けのイリジウムルツボの受注は、予算計画を上回ったものの前年同四半期における旺盛な需要に比べ減少したことから、売上高2,931百万円(前年同四半期比29.6%減)、売上総利益808百万円(前年同四半期比2.2%減)となりました。

[薄膜]

 スマートフォンなどのタッチパネル配線向け銀合金ターゲットの受注が堅調に推移する一方で、HD向けルテニウムターゲット並びにBAWデバイス(高周波信号を取り出すデバイス)向けターゲットの受注は、ほぼ予算計画どおりではあるものの前年同四半期に比べ減少したことから、売上高2,264百万円(前年同四半期比2.0%減)、売上総利益370百万円(前年同四半期比11.4%減)となりました。

[センサー]

 半導体製造装置メーカーや台湾の半導体メーカーからの受注が堅調に推移したものの、国内や米国の半導体メーカーからの受注が鈍化し、売上高949百万円(前年同四半期比2.5%増)、売上総利益208百万円(前年同四半期比27.7%減)となりました。

[その他]

貴金属化合物の受注が持ち直しつつあるものの、使用済み電極の回収精製が伸び悩んだことに加え、触媒材料の受注が低調だったことから、売上高541百万円(前年同四半期比44.8%減)、売上総損失0百万円(前年同四半期は122百万円の売上総利益)となりました。

(2)財政状態の分析

 当第2四半期会計期間末における総資産は20,100百万円(前事業年度末比903百万円の増加)、負債は5,178百

      万円(前事業年度末比956百万円の増加)、純資産は14,921百万円(前事業年度末比52百万円の減少)となりま

   した。

   ①流動資産

 当第2四半期会計期間末における流動資産残高は11,179百万円となり、前事業年度末比1,059百万円増加いたしました。これは現金及び預金が320百万円、売掛金が365百万円、たな卸資産が472百万円それぞれ増加したことが主な要因であります。

   ②固定資産

 当第2四半期会計期間末における固定資産残高は8,920百万円となり、前事業年度末比155百万円減少いたしま

した。これは有形固定資産が137百万円減少したことが主な要因であります。

   ③流動負債

 当第2四半期会計期間末における流動負債残高は2,633百万円となり、前事業年度末比646百万円増加いたしま

した。これは買掛金が356百万円、未払法人税等が97百万円それぞれ増加したことが主な要因であります。

   ④固定負債

 当第2四半期会計期間末における固定負債残高は2,545百万円となり、前事業年度末比309百万円増加いたしま

した。これは長期借入金が302百万円増加したことが主な要因であります。

   ⑤純資産

 当第2四半期会計期間末における純資産残高は14,921百万円となり、前事業年度末比52百万円減少いたしまし

た。これは繰越利益剰余金が60百万円減少したことが主な要因であります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前事業年度末比320百万円増加(前年同四半期は13百万円増加)し、1,348百万円となりました。なお、当第2四半期累計期間における項目別のキャッシュ・フローは、次のとおりであります。

   [営業活動によるキャッシュ・フロー]

 営業活動により獲得した資金は391百万円(前年同四半期は1,934百万円の使用)となりました。これはキャッシュ・フローの減少要因として、売上債権の増加が241百万円、たな卸資産の増加が472百万円ありましたが、キャッシュ・フローの増加要因として、税引前四半期純利益が402百万円、減価償却費が251百万円、仕入債務の増加が426百万円あったことが主な要因であります。

   [投資活動によるキャッシュ・フロー]

 投資活動により使用した資金は90百万円(前年同四半期は313百万円の使用)となりました。これは有形固定資産の取得による支出が97百万円あったことが主な要因であります。

   [財務活動によるキャッシュ・フロー]

 財務活動により獲得した資金は13百万円(前年同四半期は2,260百万円の獲得)となりました。これは長期借入金の返済による支出が527百万円、配当金の支払額が358百万円ありましたが、長期借入金による収入が900百万円あったことが主な要因であります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

(5)研究開発活動

 当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、215百万円(前年同四半期は173百万円)であります。

なお、当第2四半期累計期間における研究開発活動において重要な変更はありません。