第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、海外ではトルコリラの急落や米国発の貿易摩擦、国内では猛暑と度重なる自然災害といった波乱要因はあったものの、好調な米国経済、企業の積極的な設備投資、円安傾向などを背景に、全体として緩やかな回復傾向が続きました。

このような経済環境の中、Irルツボや半導体製造装置メーカー向け温度センサーの受注は顧客の生産調整の影響で伸び悩みましたが、有機EL向けや電極向けの化合物・貴金属原料、銀合金ターゲット、HD向けルテニウムターゲットの受注が好調に推移しました。また一部貴金属の価格上昇と不足感を背景に顧客による前倒し購入が加わり、売上高・利益ともに影響を受けました。その結果、当第1四半期連結累計期間において、売上高5,708百万円(前年同四半期比13.8%増)、売上総利益2,024百万円(前年同四半期比72.7%増)、営業利益1,528百万円(前年同四半期比131.4%増)、経常利益1,555百万円(前年同四半期比131.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益877百万円(前年同四半期比84.5%増)となりました。

 なお、セグメント別の業績は以下のとおりであります。

[電子]

 スマートフォンなどのSAWデバイス(必要な周波数信号を取り出すデバイス)に使用されるリチウムタンタレート単結晶育成装置向けイリジウムルツボの受注は顧客の生産調整の影響を受けて低調に推移しましたが、ガラス溶解装置向け白金製品の受注が堅調に推移し、売上高1,061百万円(前年同四半期比23.4%減)、売上総利益361百万円(前年同四半期比57.5%増)となりました。

[薄膜]

 スマートフォンなどのタッチパネル配線向け銀合金ターゲットの受注が堅調に推移したほか、HD向けルテニウムターゲットの受注も好調に推移し、一部貴金属の価格上昇もあって、売上高2,349百万円(前年同四半期比51.9%増)、売上総利益762百万円(前年同四半期比100.7%増)となりました。

[センサー]

 海外半導体メーカーからの受注は堅調だったものの、半導体製造装置メーカーの生産調整の影響があり、売上高526百万円(前年同四半期比6.9%減)、売上総利益170百万円(前年同四半期比12.9%減)となりました。

[ケミカル]

有機EL向け及び電極向けの貴金属化合物の受注が好調で、触媒の受注も堅調だったことに加え、一部貴金属の価格上昇や不足感からの前倒し受注が加わり、売上高1,737百万円(前年同四半期比17.3%増)、売上総利益721百万円(前年同四半期比101.4%増)となりました。

 

   (2)財政状態の分析

 当第1四半期連結会計期間末における総資産は23,476百万円(前連結会計年度末比1,093百万円の増加)、負債は5,973百万円(前連結会計年度末比926百万円の増加)、純資産は17,502百万円(前連結会計年度末比167百万円の増加)となりました。

   ①流動資産

 当第1四半期連結会計期間末における流動資産残高は13,453百万円となり、前連結会計年度末比88百万円減少いたしました。これはたな卸資産が1,531百万円増加しましたが、現預金が1,056百万円、受取手形及び売掛金が311百万円、それぞれ減少したことが主な要因であります。

   ②固定資産

 当第1四半期連結会計期間末における固定資産残高は10,022百万円となり、前連結会計年度末比1,182百万円増加いたしました。これは有形固定資産が1,428百万円増加したことが主な要因であります。

   ③流動負債

 当第1四半期連結会計期間末における流動負債残高は3,690百万円となり、前連結会計年度末比850百万円増加いたしました。これは買掛金が978百万円増加したことが主な要因であります。

   ④固定負債

 当第1四半期連結会計期間末における固定負債残高は2,283百万円となり、前連結会計年度末比76百万円増加いたしました。これは長期借入金が70百万円増加したことが主な要因であります。

   ⑤純資産

 当第1四半期連結会計期間末における純資産残高は17,502百万円となり、前連結会計年度末比167百万円増加いたしました。これは利益剰余金が159百万円増加したことが主な要因であります。

 

   (3)経営方針・経営戦略等

     当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更は

    ありません。

 

   (4)事業上及び財務上の対処すべき課題

     当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

   (5)研究開発活動

     当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は88百万円であります。
     また、当第1四半期連結累計期間における研究開発活動において重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。