第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在においてが判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、好調な米国経済、企業の積極的な設備投資、円安傾向などを背景に、全体として緩やかな回復傾向が続きましたが、米中貿易摩擦の激化の影響が徐々に顕在化し始め、年末にかけて減速感が増してきました。

このような経済環境の中、全般的には有機EL向けや電極向けの貴金属原料・化合物、銀合金ターゲット、HD向けルテニウムターゲットの受注は堅調に推移しましたが、Irルツボや半導体製造装置メーカー向け温度センサーの受注は顧客の生産調整・出荷調整を受けて軟調な受注状況が続きました。また一部貴金属の上昇と不足感を背景に顧客による前倒し購入があり、売上高・利益ともに影響を受けました。その結果、当第2四半期連結累計期間において、売上高11,102百万円(前年同四半期比6.1%増)、売上総利益4,033百万円(前年同四半期比63.2%増)、営業利益2,965百万円(前年同四半期比109.0%増)、経常利益2,986百万円(前年同四半期比106.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,764百万円(前年同四半期比77.9%増)となりました。

 なお、セグメント別の業績は以下のとおりです。

[電子]

 米国向けの単結晶育成装置向けイリジウムルツボや、ガラス溶解装置向け白金製品の受注は堅調に推移しましたが、スマートフォンなどのSAWデバイス(必要な周波数信号を取り出すデバイス)に使用されるリチウムタンタレート単結晶育成装置向けイリジウムルツボの受注は顧客の長期的な生産調整の影響で低調に推移し、売上高1,924百万円(前年同四半期比41.8%減)、売上総利益658百万円(前年同四半期比12.1%減)となりました。

[薄膜]

 HD向けルテニウムターゲットの受注は年末にかけて鈍化したものの概ね堅調に推移し、スマートフォンなどのタッチパネル配線向け銀合金ターゲットの受注も好調に推移しました。また、一部貴金属の価格上昇もあって、売上高5,044百万円(前年同四半期比63.0%増)、売上総利益1,771百万円(前年同四半期比178.9%増)となりました。

[センサー]

 半導体製造装置メーカーの出荷調整の影響に加え、海外半導体メーカーからの受注も鈍化しており、売上高1,122百万円(前年同四半期比4.7%減)、売上総利益341百万円(前年同四半期比13.0%減)となりました。

[ケミカル]

後半に減速感が見られたものの有機EL向け及び電極向けの貴金属原料・化合物の受注が堅調で、触媒の受注も堅調だったことに加え、一部貴金属の価格上昇や不足感からの前倒し受注が加わり、売上高2,928百万円(前年同四半期比4.6%増)、売上総利益1,244百万円(前年同四半期比84.9%増)となりました。

 

   (2)財政状態の分析

 当第2四半期連結会計期間末における総資産は25,191百万円(前連結会計年度末比2,809百万円の増加)、負債は6,786百万円(前連結会計年度末比1,739百万円の増加)、純資産は18,404百万円(前連結会計年度末比1,069百万円の増加)となりました。

   ①流動資産

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産残高は15,475百万円となり、前連結会計年度末比1,933百万円増加いたしました。これは現金及び預金が854百万円減少しましたが、たな卸資産が3,275百万円増加したことが主な要因であります。

   ②固定資産

 当第2四半期連結会計期間末における固定資産残高は9,715百万円となり、前連結会計年度末比875百万円増加いたしました。これは有形固定資産が1,097百万円増加したことが主な要因であります。

   ③流動負債

 当第2四半期連結会計期間末における流動負債残高は4,235百万円となり、前連結会計年度末比1,395百万円増加いたしました。これは買掛金が1,053百万円、未払法人税等が453百万円それぞれ増加したことが主な要因であります。

   ④固定負債

 当第2四半期連結会計期間末における固定負債残高は2,551百万円となり、前連結会計年度末比344百万円増加いたしました。これは長期借入金が290百万円増加したことが主な要因であります。

   ⑤純資産

 当第2四半期連結会計期間末における純資産残高は18,404百万円となり、前連結会計年度末比1,069百万円増加いたしました。これは利益剰余金が1,046百万円増加したことが主な要因であります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、2,214百万円となりました。なお、当第2四半期連結累計期間における項目別のキャッシュ・フローは、次のとおりであります。

   [営業活動によるキャッシュ・フロー]

 営業活動により使用した資金は89百万円となりました。これはキャッシュ・フローの増加要因として、税金等調整前四半期純利益が2,986百万円、売上債権の減少が271百万円、仕入債務の増加が1,033百万円ありましたが、キャッシュ・フローの減少要因として、たな卸資産の増加が4,047百万円、法人税等の支払額が539百万円あったことが主な要因であります。

   [投資活動によるキャッシュ・フロー]

 投資活動により使用した資金は395百万円となりました。これは有形固定資産の取得による支出が386百万円あったことが主な要因であります。

   [財務活動によるキャッシュ・フロー]

 財務活動により使用した資金は370百万円となりました。これは長期借入金による収入が800百万円ありましたが、長期借入金の返済による支出が452百万円、配当金の支払額が718百万円あったことが主な要因であります。

 

(4)経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更は

ありません。

 

(5)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

(6)研究開発活動

 当第2四半期累計期間における研究開発活動の金額は、197百万円であります。

なお、当第2四半期累計期間における研究開発活動において重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。