当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更があった事項は、次のとおりです。以下の見出しに付された項目番号は、前連結会計年度の有価証券報告書における「第一部 企業情報 第2事業状況 2事業等のリスク」の項目番号に対応したものです。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の期末現在において当グループが判断したものです。
(4)「主要株主」及び「その他の関係会社」の異動等によるリスク
田中貴金属工業株式会社は、当社の当第3四半期連結会計期間末現在の総議決権数の22.91%を占めており、同社は当社グループの「主要株主」及び「その他の関係会社」に該当しております。
当社といたしましては、今後とも同社との良好な関係の維持、取引の継続に努めていく所存でありますが、同社との関係に変化が生じた場合には、原材料の仕入れやキャッシュ・フローの状況に影響を及ぼす可能性があります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在においてが判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、好調な米国経済、企業の積極的な設備投資、円安傾向などを背景に、前半は緩やかな回復傾向が続きましたが、米中貿易摩擦の激化やスマートフォンの販売不振の影響が徐々に顕在化し始め、昨年末から減速感が増してきました。
このような経済環境の中、銀合金ターゲットは好調に推移し、有機EL向けや電極向けの貴金属原料・化合物、HD向けルテニウムターゲットの受注は堅調に推移していたものの昨年末以降軟調となり、Irルツボや半導体製造装置メーカー向け温度センサーの受注は顧客の生産調整・出荷調整を受けて軟調な受注状況が続きました。また一部貴金属の上昇と不足感を背景に顧客による前倒し購入があり、売上高・利益ともに影響を受けました。その結果、当第3四半期連結累計期間において、売上高17,162百万円(前年同四半期比5.4%増)、売上総利益5,556百万円(前年同四半期比33.0%増)、営業利益3,933百万円(前年同四半期比55.3%増)、経常利益3,969百万円(前年同四半期比56.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,438百万円(前年同四半期38.3%増)となりました。
なお、セグメント別の業績は以下のとおりです。
[電子]
米国向けの単結晶育成装置向けイリジウムルツボや、ガラス溶解装置向け白金製品の受注は堅調に推移しましたが、スマートフォンなどのSAWデバイス(必要な周波数信号を取り出すデバイス)に使用されるリチウムタンタレート単結晶育成装置向けイリジウムルツボの受注は顧客の長期的な生産調整の影響で低調に推移し、売上高2,803百万円(前年同四半期36.8%減)、売上総利益900百万円(前年同四半期比11.6%減)となりました。
[薄膜]
HD向けルテニウムターゲットの受注は昨年末以降鈍化したものの概ね堅調に推移し、スマートフォンなどのタッチパネル配線向け銀合金ターゲットの受注も好調に推移しました。また、一部貴金属の価格上昇もあって、売上高7,665百万円(前年同四半期比67.7%増)、売上総利益2,501百万円(前年同四半期比136.4%増)となりました。
[センサー]
半導体製造装置メーカーの出荷調整の影響に加え、海外半導体メーカーからの受注も鈍化しており、売上高1,632百万円(前年同四半期比10.9%減)、売上総利益456百万円(前年同四半期比21.6%減)となりました。
[ケミカル]
昨年末から減速感が見られたものの有機EL向け及び電極向けの貴金属原料・化合物の受注が堅調で、触媒の受注も堅調だったことに加え、一部貴金属の価格上昇や不足感からの前倒し受注が加わり、売上高4,938百万円(前年同四半期比6.8%減)、売上総利益1,671百万円(前年同四半期比12.4%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は27,311百万円(前連結会計年度末比4,929百万円の増加)、負債は13,535百万円(前連結会計年度末比8,487百万円の増加)、純資産は13,776百万円(前連結会計年度末比3,558百万円の減少)となりました。
①流動資産
当第3四半期連結会計期間末における流動資産残高は17,273百万円となり、前連結会計年度末比3,731百万円増加いたしました。これは現金及び預金が848百万円減少しましたが、たな卸資産が4,865百万円増加したことが主な要因であります。
②固定資産
当第3四半期連結会計期間末における固定資産残高は10,038百万円となり、前連結会計年度末1,197百万円増加いたしました。これは有形固定資産が1,462百万円増加したことが主な要因であります。
③流動負債
当第3四半期連結会計期間末における流動負債残高は11,144百万円となり、前連結会計年度末比8,303百万円増加いたしました。これは買掛金が2,745百万円、短期借入金が5,300百万円、未払法人税等が320百万円それぞれ増加したことが主な要因であります。
④固定負債
当第3四半期連結会計期間末における固定負債残高は2,391百万円となり、前連結会計年度末比184百万円増加いたしました。これは長期借入金が122百万円増加したことが主な要因であります。
⑤純資産
当第3四半期連結会計期間末における純資産残高は13,776百万円となり、前連結会計年度末比3,558百万円減少いたしました。これは利益剰余金が1,720百万円増加しましたが、自己株式が5,300百万円増加したことが主な要因であります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は299百万円です。
また、当第3四半期連結累計期間における研究開発活動において重要な変更はありません。