当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染拡大によるコロナ禍の収束が見通せない状況が続き、観光・飲食・娯楽業界等は厳しい状況が続いた一方で、製造業を中心に経済活動の正常化への動きが見られました。
このような経済環境の中、昨年設備投資を実施した精製・回収(リサイクル)並びに触媒の受注増加、単結晶育成装置向けイリジウムルツボの受注回復、半導体装置向け温度センサーの受注好調、加えて有機EL向け化合物の受注も回復し、業績は堅調に推移しました。また一部貴金属価格の想定を大きく上回る上昇や、それに伴う前倒しの需要、当社製品の受注に紐付かない一過性の貴金属原材料の大口受注があったことが売上高、利益に大きく影響しました。
その結果、当第3四半期連結累計期間において、売上高22,699百万円(前年同四半期比37.7%増)、売上総利益7,977百万円(前年同四半期比83.3%増)、営業利益6,046百万円(前年同四半期比127.1%増)、経常利益6,139百万円(前年同四半期比126.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益3,971百万円(前年同四半期比114.4%増)となりました。
なお、セグメント別の業績は以下のとおりです。
[電子]
スマートフォンや医療関連で使用される単結晶育成装置向けイリジウムルツボの受注回復が鮮明となったことに加え、一部貴金属価格の想定を大きく上回る上昇と先々の需給逼迫懸念から前倒し手当の動きもあって、売上高5,060百万円(前年同四半期比56.2%増)、売上総利益1,009百万円(前年同四半期比35.9%増)となりました。
[薄膜]
HD向けルテニウムターゲットの受注が堅調に推移しましたが、タッチパネル配線向け銀合金ターゲットの受注が減少し、売上高6,240百万円(前年同四半期比9.6%減)、売上総利益2,015百万円(前年同四半期比2.3%増)となりました。
[センサー]
半導体業界の活況を受け、半導体製造装置メーカーおよび海外半導体メーカーからの受注が引続き好調であり、高付加価値製品の割合も伸びていることから、売上高2,527百万円(前年同四半期比45.9%増)、売上総利益844百万円(前年同四半期比40.8%増)となりました。
[ケミカル]
昨年実施した設備投資の設備稼働に伴い、精製・回収(リサイクル)の受注が好調に推移し、化学プラント向け触媒の受注が回復しました。また、有機EL向け化合物の受注も回復し、電極向け化合物の受注も堅調に推移していることに加え、一部貴金属価格の想定を大きく上回る上昇と先々の需給逼迫懸念から貴金属原材料の前倒し手当の動きも見られ、売上高6,714百万円(前年同四半期比48.5%増)、売上総利益2,856百万円(前年同四半期比181.1%増)となりました。
[その他]
当社製品の受注に紐付かない一過性の貴金属原材料の大口受注があったことに加え、一部貴金属価格の想定を大きく上回る上昇もあって、売上高2,156百万円(前年同四半期は売上高89百万円)、売上総利益1,252百万円(前年同四半期は売上総利益22百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は47,319百万円(前連結会計年度末比15,486百万円の増加)、負債は21,722百万円(前連結会計年度末比4,318百万円の増加)、純資産は25,597百万円(前連結会計年度末比11,167百万円の増加)となりました。
①流動資産
当第3四半期連結会計期間末における流動資産残高は34,169百万円となり、前連結会計年度末比13,282百万円増加いたしました。これは現金及び預金が2,133百万円、受取手形及び売掛金が1,893百万円、たな卸資産が8,072百万円、未収消費税等が1,049百万円それぞれ増加したことが主な要因であります。
②固定資産
当第3四半期連結会計期間末における固定資産残高は13,150百万円となり、前連結会計年度末比2,203百万円増加いたしました。これは有形固定資産が1,866百万円増加したことが主な要因であります。
③流動負債
当第3四半期連結会計期間末における流動負債残高は14,444百万円となり、前連結会計年度末比7,584百万円増加いたしました。これは支払手形及び買掛金が3,830百万円、短期借入金が600百万円、1年内返済予定の長期借入金が1,409百万円、未払法人税等が1,242百万円それぞれ増加したことが主な要因であります。
④固定負債
当第3四半期連結会計期間末における固定負債残高は7,277百万円となり、前連結会計年度末比3,266百万円減少いたしました。これは長期借入金が3,296百万円減少したことが主な要因であります。
⑤純資産
当第3四半期連結会計期間末における純資産残高は25,597百万円となり、前連結会計年度末比11,167百万円増加いたしました。これは資本剰余金が自己株式処分差益により1,616百万円、利益剰余金が3,512百万円それぞれ増加し、自己株式が5,838百万円減少したことが主な要因であります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は345百万円です。
また、当第3四半期連結累計期間における研究開発活動において重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。