第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお、当第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。詳細は「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。

 

(1)経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症のかつてない感染拡大があったものの、感染拡大防止策の徹底やワクチン接種の広がりもあり、10月からの緊急事態宣言解除が決定されたことから、今後の経済対策の実施による景気回復が期待されます。一方で、半導体供給不足によるサプライチェーンへの影響や、金融資本市場の変動等への注視も必要な状況となっております。

このような経済環境の中、当社が関連する情報通信市場、半導体市場、エレクトロニクス市場は、引続き堅調に推移いたしました。

なお、前期後半に急騰した一部の貴金属価格は、なだらかに低下しているものの依然高い水準が続いており、当期の売上、利益に影響しております。

その結果、当第1四半期連結累計期間において、売上高11,847百万円(前年同四半期比142.1%増)、売上総利益5,458百万円(前年同四半期比247.4%増)、営業利益4,740百万円(前年同四半期比385.9%増)、経常利益4,730百万円(前年同四半期比405.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,941百万円(前年同四半期比404.3%増)となりました。

セグメント別の業績は以下のとおりであります。

なお、当第1四半期連結会計期間より、事業内容をより適正に表示するため、報告セグメントの名称を「センサー」から「サーマル」に変更しております。

[電子]

スマートフォンなどのSAWデバイス(必要な周波数信号を取り出すデバイス)や医療用シンチレーター(放射線に当たると、蛍光を発生する物質)に使用される単結晶育成装置向けイリジウムルツボの受注、並びにガラス溶解装置向けプラチナ製品の受注が堅調に推移したことから、売上高1,223百万円(前年同四半期比7.9%増)、売上総利益344百万円(前年同四半期比28.8%増)となりました。

[薄膜]

銀合金ターゲットの受注が低調に推移したものの、クラウドサービスの需要拡大に伴い、データセンター用に使用されるHD向けルテニウムターゲットの受注が堅調に推移し、売上高2,995百万円(前年同四半期比64.4%増)、売上総利益1,586百万円(前年同四半期比140.7%増)となりました。

[サーマル]

半導体業界の活況を受け、半導体製造装置メーカーや海外半導体メーカーからの受注が好調に推移しました。旺盛な需要に対応するため増産体制を整えると共に、高付加価値品の取込みを増やしたことで、売上高1,334百万円(前年同四半期比87.9%増)、売上総利益427百万円(前年同四半期比44.1%増)となりました。

[ケミカル]

昨年実施した設備投資により精製・回収(リサイクル)や化学プラント向け触媒の受注が好調に推移しました。有機EL向け化合物、電極向け貴金属化合物も好調に推移したことから、売上高5,754百万円(前年同四半期比377.9%増)、売上総利益2,759百万円(前年同四半期比714.3%増)となりました。

[その他]

当社製品の受注に紐付かない貴金属原材料の受注があったことにより、売上高538百万円(前年同期は売上高22百万円)、売上総利益341百万円(前年同期は売上総利益9百万円)となりました。

 

 

(2)財政状態の分析

当第1四半期連結会計期間末における総資産は58,392百万円(前連結会計年度末比2,702百万円の増加)、負債は27,990百万円(前連結会計年度末比797百万円の増加)、純資産は30,402百万円(前連結会計年度末比1,904百万円の増加)となりました。

①流動資産

当第1四半期連結会計期間末における流動資産残高は44,830百万円となり、前連結会計年度末比2,776百万円増加いたしました。これは現金及び預金が613百万円、受取手形及び売掛金が394百万円、未収消費税等が371百万円それぞれ減少いたしましたが、棚卸資産が4,037百万円増加したことが主な要因であります。

②固定資産

当第1四半期連結会計期間末における固定資産残高は13,562百万円となり、前連結会計年度末比73百万円減少いたしました。これは繰延税金資産が80百万円減少したことが主な要因であります。

③流動負債

当第1四半期連結会計期間末における流動負債残高は21,783百万円となり、前連結会計年度末比1,336百万円増加いたしました。これは買掛金が806百万円、未払法人税等が2,045百万円、賞与引当金が208百万円それぞれ減少いたしましたが、短期借入金が4,500百万円増加したことが主な要因であります。

④固定負債

当第1四半期連結会計期間末における固定負債残高は6,206百万円となり、前連結会計年度末比538百万円減少いたしました。これは長期借入金が522百万円減少したことが主な要因であります。

⑤純資産

当第1四半期連結会計期間末における純資産残高は30,402百万円となり、前連結会計年度末比1,904百万円増加いたしました。これは利益剰余金が1,896百万円増加したことが主な要因であります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(5)研究開発活動

当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は122百万円であります。
また、当第1四半期連結累計期間における研究開発活動において重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません