当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウィルスの収束、非常事態宣言解除により経済活動の再開が見込まれる状況となったものの、新たな変異株であるオミクロン株の流行により国内の感染状況は急速に悪化し、先行きの不透明感が増してきております。加えて、米国のインフレ懸念や中国の不動産市場、東欧や東アジアの地政学リスクが、世界経済に与える影響も懸念されております。
このような経済環境の中、当社が関連する情報通信市場、半導体市場、エレクトロニクス市場は、引続き堅調に推移いたしました。
なお、前期後半に急騰した一部の貴金属価格は、なだらかに低下しているものの依然高い水準が続いており、当期の売上、利益に影響しております。
その結果、当第2四半期連結累計期間において、売上高21,102百万円(前年同四半期比87.2%増)、売上総利益9,464百万円(前年同四半期比207.8%増)、営業利益8,019百万円(前年同四半期比319.1%増)、経常利益8,029百万円(前年同四半期比329.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益4,799百万円(前年同四半期比301.8%増)となりました。
セグメント別の業績は以下のとおりです。
なお、第1四半期連結会計期間より、事業内容をより適正に表示するため、報告セグメントの名称を「センサー」から「サーマル」に変更しております。
[電子]
スマートフォンなどのSAWデバイス(必要な周波数信号を取り出すデバイス)や医療用シンチレーター(放射線に当たると、蛍光を発生する物質)に使用される単結晶育成装置向けイリジウムルツボや、分析器具関連を中心としたプラチナ製品が堅調に推移したものの、貴金属価格高騰の影響を受け、貴金属材料の販売につながる受注が減少したことに加え、前年同四半期のような大型イリジウム製品の受注もなく、売上高2,060百万円(前年同四半期比44.3%減)、売上総利益702百万円(前年同四半期比7.0%減)となりました。
[薄膜]
銀合金ターゲットの新用途向け受注が低調に推移したものの、データセンター用に使用されるHD向けルテニウムターゲットの受注が引続き堅調に推移し、売上高6,439百万円(前年同四半期比68.6%増)、売上総利益3,377百万円(前年同四半期比179.4%増)となりました。
[サーマル]
世界的な半導体需要の高まりが続いており、半導体製造装置メーカーや海外半導体メーカーからの受注が引続き好調に推移しました。旺盛な需要に対応するため増産体制を構築し、高付加価値品の取込みを増やしたことで、売上高2,542百万円(前年同四半期比60.6%増)、売上総利益823百万円(前年同四半期比37.3%増)となりました。
[ケミカル]
一昨年実施した設備投資により精製・回収(リサイクル)や化学プラント向け触媒の受注が引続き好調に推移しました。有機EL向け化合物、電極向け貴金属化合物も好調に推移したことから、売上高9,459百万円(前年同四半期比343.3%増)、売上総利益4,206百万円(前年同四半期比748.5%増)となりました。
[その他]
当社製品の受注に紐付かない貴金属原材料の受注があったことにより、売上高600百万円(前年同期は売上高37百万円)、売上総利益354百万円(前年同期は売上総利益15百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末における総資産は70,889百万円(前連結会計年度末比15,198百万円の増加)、総負債は38,571百万円(前連結会計年度末比11,378百万円の増加)、純資産は32,317百万円(前連結会計年度末比3,820百万円の増加)となりました。
①流動資産
当第2四半期連結会計期間末における流動資産残高は55,764百万円となり、前連結会計年度末比13,710百万円増加いたしました。これは受取手形及び売掛金が662百万円減少し、棚卸資産が13,959百万円増加したことが主な要因であります。
②固定資産
当第2四半期連結会計期間末における固定資産残高は15,124百万円となり、前連結会計年度末比1,488百万円増加いたしました。これは有形固定資産が1,375百万円増加したことが主な要因であります。
③流動負債
当第2四半期連結会計期間末における流動負債残高は30,609百万円となり、前連結会計年度末比10,161百万円増加いたしました。これは買掛金が6,622百万円、短期借入金が3,000百万円、1年内返済予定の長期借入金が470百万円それぞれ増加したことが主な要因であります。
④固定負債
当第2四半期連結会計期間末における固定負債残高は7,961百万円となり、前連結会計年度末比1,216百万円増加いたしました。これは長期借入金が1,215百万円増加したことが主な要因であります。
⑤純資産
当第2四半期連結会計期間末における純資産残高は32,317百万円となり、前連結会計年度末比3,820百万円増加いたしました。これは利益剰余金が3,754百万円増加したことが主な要因であります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、4,533百万円となりました。なお、当第2四半期連結累計期間における項目別のキャッシュ・フローは、次のとおりであります。
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
営業活動により使用した資金は2,862百万円となりました。これはキャッシュ・フローの増加要因として、税金等調整前四半期純利益が8,029百万円、売上債権の減少が663百万円、仕入債務の増加が7,028百万円ありましたが、キャッシュ・フローの減少要因として、棚卸資産の増加が13,959百万円、棚卸資産から固定資産への振替が1,190百万円、法人税等の支払額が3,670百万円あったことが主な要因であります。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
投資活動により使用した資金は469百万円となりました。これは有形固定資産の取得による支出が413百万円あったことが主な要因であります。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
財務活動により獲得した資金は3,630百万円となりました。これは長期借入金の返済による支出が1,114百万円、配当金の支払額が1,040百万円ありましたが、短期借入金の増加が3,000百万円、長期借入金による収入が2,800百万円あったことが主な要因であります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、255百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間における研究開発活動において重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。