第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

なお、現時点においては当社グループの事業活動における新型コロナウイルス感染症の影響は限定的でありますが、今後当該感染症が各国の経済動向や、当社グループ及び顧客におけるサプライチェーンに与える影響等につきましては、引き続き注視を続けてまいります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)経営成績の分析

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、製造業においては業績回復の兆候もみられ、設備投資についても持ち直しを見せてはいるものの、新型コロナウイルス感染症の広がりは未だに収束に向かう兆候はなく、多くの非製造業企業の業績や個人消費については、大きく落ち込んだ水準のまま推移しております。

一方、当社グループの主要な販売先であります半導体業界におきましては、データセンター等に向けた先端半導体を中心に旺盛な需要は継続しており、需給改善に向けて主要な半導体デバイスメーカーの多くが今後積極的な設備投資に取り組む旨を公表しております。

このような状況下、当社グループといたしましては、日本・台湾・韓国を中心とする東アジア地域に向けて、顧客からの需要の増加に応えるべく生産設備の導入や人員増強等を行うとともに、時差通勤・シフト勤務等を行うことで、感染防止に努めながらも生産性の向上及び新規製品製造のための体制構築を積極的に図ってまいりました。

また、中期経営計画における経営方針に基づき、半導体製造用化学化合物の生産・開発能力の向上を一層推し進め、海外を中心とした新規材料の需要増に即応できる体制を整えることが最優先の課題であると認識し、台湾子会社における工場の立ち上げと、国内における生産・品質管理体制の一層の強化に努めてまいりました。

一方、利益面に関しましても、収益性を維持しながら持続的な成長を図るため、全社を挙げての経費削減に継続して取り組み、一層の収益向上を図ってまいりました。

その結果、売上高は2,594,548千円(前年同期比13.4%増)、営業利益は723,149千円(同1.4%増)となり、また、韓国関係会社SK Tri Chem Co., Ltd.に係る持分法による投資利益の計上等により、経常利益は1,234,792千円(同12.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は944,122千円(同9.2%増)となりました。

なお、当社グループの事業は、半導体等製造用高純度化学化合物事業並びにこれらの付帯業務の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(2) 財政状態の分析

 (流動資産)

当第1四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、前連結会計年度末比5,285,862千円増加し、12,870,568千円となりました。その主な要因は、公募による新株式の発行により現金及び預金が増加したこと等によるものであります。

 (固定資産)

当第1四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、前連結会計年度末比139,160千円減少し、12,143,892千円となりました。その主な要因は、関係会社からの配当金入金により投資有価証券が減少したこと等によるものであります。

 (流動負債)

当第1四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、前連結会計年度末比105,619千円減少し、3,184,841千円となりました。その主な要因は、未払法人税等が減少したこと等によるものであります。

 

 (固定負債)

当第1四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、前連結会計年度末比276,082千円減少し、3,699,826千円となりました。その主な要因は、長期借入金が減少したこと等によるものであります。

 (純資産)

当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末比5,528,403千円増加し、18,129,792千円となりました。その主な要因は、公募による新株式の発行により資本金及び資本剰余金が増加したこと等によるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況の分析

当第1四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ5,789,275千円増加し、7,487,888千円となりました。

当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は1,936,960千円(前年同期比1,084,904千円の収入の増加)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益の計上1,234,792千円、利息及び配当金の受取額677,750千円等のプラス要因が法人税等の支払額597,285千円等のマイナス要因を上回ったことによるものであります。

 (投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果支出した資金は348,619千円(同244,416千円の支出の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出314,717千円によるものであります。

 (財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果得られた資金は4,188,338千円(同3,996,840千円の収入の増加)となりました。これは主に、株式の発行による収入4,909,454千円によるものであります。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は122,322千円であります。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。