当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の各種政策変更に伴い、個人消費活動や訪日客増加によるインバウンド需要に加えて、企業の設備投資活動も回復傾向をたどりましたが、一方で円安や資源高によるコスト増加圧力を懸念した慎重な動きもみられました。
当社グループにおきましては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に起因する直接的な影響は軽微であったものの、ウクライナ情勢等を受けた資源・エネルギー価格の高騰や急速に進んだ円安の影響もあり、先行き不透明な状況が続くものと見込んでおります。
このような状況の中、当社グループは「第3次中期経営計画“Challenge”」に基づき、加工を通じてお客様のあらゆるニーズに応える企業グループを形成していくため、当第3四半期連結会計期間において、畜産排泄物処理プラントの設計、製造、施工、メンテナンスを行っている株式会社天神製作所を子会社化いたしました。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、当社グループは、新規取引先の開拓、既存取引先のリピートに積極的に取り組み、主として金属加工事業において金属サンドイッチパネルを中心にオーダー加工品の案件が増加したことと、建設事業における電気工事及び内装工事の伸長やM&Aによりグループ化した株式会社ワタナベテクノス及び株式会社エヌ・テクノス、並びにニッタイ工業株式会社及びエヌ・トレーディング株式会社の業績寄与等により、売上高は9,100百万円(前年同四半期比75.7%増)、営業利益は533百万円(同74.3%増)、経常利益は611百万円(同82.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,853百万円(同847.0%増)となりました。
なお、セグメント別の業績は次のとおりであります。
(金属加工事業)
金属サンドイッチパネルを中心にオーダー加工品の案件が増加したこと、M&Aによりグループ化した株式会社ワタナベテクノス及び株式会社エヌ・テクノスの業績寄与により、売上高は4,092百万円(前年同四半期比21.5%増)、セグメント利益は374百万円(同36.0%増)となりました。なお、受注高は5,430百万円(同61.5%増)、受注残高は3,000百万円(同119.0%増)となりました。また、2023年3月13日付けで株式会社天神製作所を子会社化いたしましたが、みなし取得日を2023年5月31日としているため、当第3四半期連結会計期間においては、貸借対照表のみを連結しており、同社に関する業績は同セグメントに含まれておりません。
(ゴム加工事業)
既存取引先との関係強化に積極的に取り組み、一定の受注を確保しましたが、材料費率が若干上昇し売上高は823百万円(前年同四半期比3.8%減)、セグメント利益は151百万円(同24.4%減)となりました。なお、受注高は794百万円(同7.5%減)、受注残高は91百万円(同14.0%減)となりました。
(建設事業)
電気工事や内装工事を中心に営業活動に取り組んだことや、M&Aによりグループ化した株式会社壹会の業績寄与により、売上高は3,316百万円(前年同四半期比246.3%増)、セグメント利益は500百万円(同613.3%増)となりました。なお、受注高は3,405百万円(同102.8%増)、受注残高は2,887百万円(同52.0%増)となりました。
(タイル事業)
新商品及び自社湿式製品のPR活動に取り組み、一定の受注を確保しましたが、エネルギー資源の高騰や一時的に発生した修繕費等の影響により売上高は868百万円、セグメント損失は△120百万円となりました。なお、受注高は877百万円、受注残高は1,177百万円となりました。
(注)セグメント利益の合計額と営業利益との差異△371百万円は、主として、子会社株式の取得関連費用△145百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用△237百万円であります。
(2)財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は15,455百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,761百万円増加いたしました。これは主に、連結子会社の増加(5社)により、現金及び預金が2,447百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が1,185百万円、電子記録債権が654百万円、商品及び製品が938百万円、仕掛品が306百万円、原材料及び貯蔵品が233百万円それぞれ増加したことによるものであります。また、固定資産は7,698百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,910百万円増加いたしました。これは主に、連結子会社の増加により、建物及び建築物(純額)が624百万円、機械装置及び運搬具(純額)が612百万円、土地が1,777百万円、のれんが224百万円それぞれ増加し、建設仮勘定が641百万円減少したことによるものであります。
この結果、資産合計は23,154百万円となり、前連結会計年度末に比べ8,672百万円増加いたしました。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は6,289百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,025百万円増加いたしました。これは主に、連結子会社の増加により、支払手形及び買掛金が790百万円、短期借入金が1,770百万円、1年内返済予定の長期借入金が674百万円、未払法人税等が236百万円、流動負債のその他が477百万円それぞれ増加したことによるものであります。また、固定負債は5,376百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,886百万円増加いたしました。これは主に、連結子会社の増加により、長期借入金が2,191百万円、固定負債のその他が564百万円それぞれ増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は11,665百万円となり、前連結会計年度末に比べ6,911百万円増加いたしました。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は11,488百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,760百万円増加いたしました。
この結果、自己資本比率は49.5%(前連結会計年度末は66.8%)となりました。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は11百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)従業員数
当第3四半期連結累計期間における連結会社の従業員数は、228名増加し510名となりました。これは主に、金属加工事業において、株式会社ワタナベテクノス及び株式会社エヌ・テクノス並びに株式会社天神製作所を、タイル事業において、ニッタイ工業株式会社及びエヌ・トレーディング株式会社を、それぞれ子会社化したことによるものであります。なお、従業員数には臨時雇用者数を含めておりません。
(8)生産、受注及び販売の実績
①生産実績
当第3四半期連結累計期間の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
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セグメントの名称 |
当第3四半期連結累計期間 (自 2022年9月1日 至 2023年5月31日) |
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|
金額(千円) |
前年同四半期比(%) |
|
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金属加工事業 |
3,037,034 |
124.7 |
|
ゴム加工事業 |
431,280 |
106.7 |
|
タイル事業 |
193,942 |
- |
|
合計 |
3,662,257 |
129.0 |
(注)1.金額は製造原価によっており、セグメント間の内部振替前の数値であります。
2.当社は、株式会社天神製作所の株式を取得しましたが、みなし取得日を当第3四半期連結会計期間末(2023年5月31日)としているため、金属加工事業において、同社の生産実績は含まれておりません。
3.建設事業については、生産実績を定義することが困難であるため、生産実績を記載しておりません。
②受注実績
当第3四半期連結累計期間の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
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セグメントの名称 |
当第3四半期連結累計期間 (自 2022年9月1日 至 2023年5月31日) |
|||
|
受注高(千円) |
前年同四半期比(%) |
受注残高(千円) |
前年同四半期比(%) |
|
|
金属加工事業 |
5,430,971 |
161.5 |
3,000,557 |
219.0 |
|
ゴム加工事業 |
794,723 |
92.5 |
91,268 |
86.0 |
|
建設事業 |
3,405,002 |
202.8 |
2,887,697 |
152.0 |
|
タイル事業 |
877,602 |
- |
1,177,817 |
- |
|
合計 |
10,508,300 |
178.1 |
7,157,340 |
212.0 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.当社は、株式会社天神製作所の株式を取得しましたが、みなし取得日を当第3四半期連結会計期間末(2023年5月31日)としているため、金属加工事業において、同社の受注高は含まれておりません。
③販売実績
当第3四半期連結累計期間の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
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セグメントの名称 |
当第3四半期連結累計期間 (自 2022年9月1日 至 2023年5月31日) |
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|
金額(千円) |
前年同四半期比(%) |
|
|
金属加工事業 |
4,092,719 |
121.5 |
|
ゴム加工事業 |
823,062 |
96.2 |
|
建設事業 |
3,316,591 |
346.3 |
|
タイル事業 |
868,224 |
- |
|
合計 |
9,100,597 |
175.7 |
(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
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相手先 |
前第3四半期連結累計期間 (自 2021年9月1日 至 2022年5月31日) |
当第3四半期連結累計期間 (自 2022年9月1日 至 2023年5月31日) |
||
|
金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
|
株式会社大林組 |
- |
- |
1,367,748 |
15.0 |
前第3四半期連結累計期間の株式会社大林組については、当該割合が100分の10未満のため、記載を省略しております。
3.当社は、株式会社天神製作所の株式を取得しましたが、みなし取得日を当第3四半期連結会計期間末(2023年5月31日)としているため、金属加工事業において、同社の販売実績は含まれておりません。
(9)主要な設備
・当第3四半期連結累計期間において、株式会社ワタナベテクノス及び株式会社エヌ・テクノス、ニッタイ工業株式会社及びエヌ・トレーディング株式会社並びに天神製作所の5社を子会社化したことに伴う主要な設備の増加は、次のとおりであります。
2023年5月31日現在
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会社名 |
事業所名 (所在地) |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
帳簿価額 |
従業 員数 (人) |
|||||
|
建物及び構築物 (千円) |
機械装置 及び運搬具 (千円) |
土地 (千円) (面積㎡) |
リース 資産 (千円) |
その他 (千円) |
合計 (千円) |
|||||
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㈱ワタナベテクノス ㈱エヌ・テクノス |
本社・工場 (福岡県飯塚市他) |
金属加工事業 |
統括業務施設 製造設備 販売設備 |
286,322 |
68,025 |
43,042 (15,260.58) |
5,598 |
2,829 |
405,418 |
48 |
|
ニッタイ工業㈱ エヌ・トレーディング㈱ |
本社・工場・営業所 (愛知県知多郡他) |
タイル事業 |
統括業務施設 製造設備 販売設備 |
343,568 |
95,619 |
1,646,435 (89,635.38) |
- |
16,897 |
2,102,521 |
151 |
|
㈱天神製作所 |
本社・工場 (宮﨑県都城市他) |
金属加工事業 |
統括業務施設 製造設備 販売設備 |
45,628 |
13,097 |
87,678 (8,450.00) |
- |
718 |
147,123 |
21 |
(注)帳簿価額のうち「その他」は工具、器具及び備品と一括償却資産であります。
・前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第3四半期連結累計期間に著しい変更があったものは次のとおりであります。
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会社名 事業所名 |
所在地 |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
投資予定額 |
資金調 達方法 |
着手及び完了予定年月 |
完成後の 増加能力 |
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総額 (百万円) |
既支払額 (百万円) |
着手 |
完了 |
||||||
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当社福島工場 |
福島県石川郡石川町 |
金属加工事業 |
建物及び 加工設備 |
1,793 |
1,509 |
自己資金 及び借入金 |
2021年7月 |
2024年4月 |
(注)2 |
(注)1.下線部分は変更部分を示しております。
2.本設備投資については、個別受注生産に対応することを目的としており、完成後の増加能力の試算が困難であるため、記載を省略しております。
3.建物は、2022年1月に竣工し既に一部の加工設備は稼働しておりますが、耐火パネル生産ライン及び不燃断熱パネル生産ラインにおいて機械の一部を入れ替えること等から、投資総額及び完了予定時期を変更しております。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。