第4【経理の状況】

1 要約四半期連結財務諸表の作成方法について

 当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号。以下、「四半期連結財務諸表規則」という。)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件をすべて満たすことから、同第93条の規定により、国際会計基準(IAS)第34号「期中財務報告」(以下、「IAS第34号」という。)に基づいて作成しております。

 要約四半期連結財務諸表の記載金額は、百万円未満の端数を四捨五入して表示しております。

 

2 監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第2四半期連結会計期間(2020年7月1日から2020年9月30日まで)及び第2四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年9月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸表について、有限責任監査法人トーマツによる四半期レビューを受けております。

 

1【要約四半期連結財務諸表】

(1)【要約四半期連結財政状態計算書】

 

 

前連結会計年度末

(2020年3月31日)

当第2四半期連結会計期間末

(2020年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

(資産の部)

 

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び現金同等物

 

611,223

625,599

定期預金

 

8,858

6,557

営業債権

 

2,113,746

1,928,199

営業債権以外の短期債権

 

176,691

171,027

その他の短期金融資産

 

45,315

27,858

棚卸資産

 

952,029

908,809

前渡金

 

89,425

85,749

その他の流動資産

 

135,774

148,420

売却目的保有資産

231,766

流動資産合計

 

4,133,061

4,133,984

非流動資産

 

 

 

持分法で会計処理されている投資

 

1,640,286

1,677,288

その他の投資

 

816,518

980,615

長期債権

 

660,578

636,744

投資・債権以外の長期金融資産

 

172,417

168,004

有形固定資産

2,137,474

1,967,995

投資不動産

 

58,595

55,406

のれん及び無形資産

 

1,163,107

1,155,003

繰延税金資産

 

61,051

55,734

その他の非流動資産

 

76,511

74,579

非流動資産合計

 

6,786,537

6,771,368

資産合計

10,919,598

10,905,352

 

 

 

 

前連結会計年度末

(2020年3月31日)

当第2四半期連結会計期間末

(2020年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

(負債及び資本の部)

 

 

 

流動負債

 

 

 

社債及び借入金(短期)

684,406

720,917

リース負債(短期)

 

242,076

245,745

営業債務

 

1,707,472

1,544,310

営業債務以外の短期債務

 

215,175

182,879

その他の短期金融負債

 

35,699

28,889

未払法人所得税

 

67,074

36,089

前受金

 

81,799

79,689

その他の流動負債

 

368,163

337,506

売却目的保有資産に直接関連する負債

204,113

流動負債合計

 

3,401,864

3,380,137

非流動負債

 

 

 

社債及び借入金(長期)

2,192,557

2,265,249

リース負債(長期)

 

937,345

813,120

その他の長期金融負債

 

68,900

61,787

退職給付に係る負債

 

133,138

132,483

繰延税金負債

 

200,912

194,219

その他の非流動負債

 

144,273

140,733

非流動負債合計

 

3,677,125

3,607,591

負債合計

 

7,078,989

6,987,728

資本

 

 

 

資本金

 

253,448

253,448

資本剰余金

10

50,677

20,316

利益剰余金

12

2,948,135

3,136,286

その他の資本の構成要素

11

 

 

為替換算調整額

 

37,836

31,117

FVTOCI金融資産

 

31,972

34,410

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

19,163

23,170

その他の資本の構成要素合計

 

88,971

19,877

自己株式

 

167,338

173,522

株主資本合計

 

2,995,951

3,176,019

非支配持分

10

844,658

741,605

資本合計

 

3,840,609

3,917,624

負債及び資本合計

 

10,919,598

10,905,352

 

(2)【要約四半期連結包括利益計算書】

【第2四半期連結累計期間】

 

 

 前第2四半期

 連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年9月30日)

 当第2四半期

 連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

収益

 

 

商品販売等に係る収益

 

4,878,633

4,332,990

役務提供及びロイヤルティ取引に係る収益

 

611,066

584,726

収益合計

 

5,489,699

4,917,716

原価

 

 

 

商品販売等に係る原価

 

4,298,286

3,781,976

役務提供及びロイヤルティ取引に係る原価

 

308,426

282,767

原価合計

 

4,606,712

4,064,743

売上総利益

882,987

852,973

その他の収益及び費用

 

 

 

販売費及び一般管理費

 

654,095

656,687

貸倒損失

 

6,253

5,350

有価証券損益

 

34,977

26,175

固定資産に係る損益

14

2,149

41,044

その他の損益

 

6,921

9,972

その他の収益及び費用合計

 

616,301

666,934

金融収益及び金融費用

 

 

 

受取利息

 

18,908

12,533

受取配当金

 

27,183

17,229

支払利息

 

31,715

18,604

金融収益及び金融費用合計

 

14,376

11,158

持分法による投資損益

117,748

93,364

税引前四半期利益

 

398,810

290,561

法人所得税費用

 

74,493

20,450

四半期純利益

 

324,317

270,111

当社株主に帰属する四半期純利益

289,068

252,508

非支配持分に帰属する四半期純利益

 

35,249

17,603

 

 

 

 

 前第2四半期

 連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年9月30日)

 当第2四半期

 連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

その他の包括利益(税効果控除後)

 

 

 

純損益に振替えられることのない項目

 

 

 

FVTOCI金融資産

 

13,137

75,157

確定給付再測定額

 

498

225

持分法で会計処理されている投資における

その他の包括利益

 

2,380

2,268

純損益に振替えられる可能性のある項目

 

 

 

為替換算調整額

 

64,057

28,921

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

2,397

1,065

持分法で会計処理されている投資における

その他の包括利益

 

25,393

27,324

その他の包括利益(税効果控除後)合計

 

107,862

78,182

四半期包括利益

 

216,455

348,293

当社株主に帰属する四半期包括利益

 

186,085

315,754

非支配持分に帰属する四半期包括利益

 

30,370

32,539

 

 

 

(円)

(円)

基本的1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

193.04

169.55

希薄化後1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

193.04

169.55

 

【第2四半期連結会計期間】

 

 

 前第2四半期

 連結会計期間

(自 2019年7月1日

 至 2019年9月30日)

 当第2四半期

 連結会計期間

(自 2020年7月1日

 至 2020年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

収益

 

 

 

商品販売等に係る収益

 

2,450,678

2,228,394

役務提供及びロイヤルティ取引に係る収益

 

312,319

301,097

収益合計

 

2,762,997

2,529,491

原価

 

 

 

商品販売等に係る原価

 

2,154,655

1,939,461

役務提供及びロイヤルティ取引に係る原価

 

158,608

138,535

原価合計

 

2,313,263

2,077,996

売上総利益

 

449,734

451,495

その他の収益及び費用

 

 

 

販売費及び一般管理費

 

325,401

330,487

貸倒損失

 

4,078

2,153

有価証券損益

 

4,261

6,300

固定資産に係る損益

 

383

37,097

その他の損益

 

5,487

7,576

その他の収益及び費用合計

 

319,348

355,861

金融収益及び金融費用

 

 

 

受取利息

 

9,976

6,031

受取配当金

 

11,157

8,400

支払利息

 

15,520

8,483

金融収益及び金融費用合計

 

5,613

5,948

持分法による投資損益

 

65,017

50,080

税引前四半期利益

 

201,016

151,662

法人所得税費用

 

40,458

3,130

四半期純利益

 

160,558

154,792

当社株主に帰属する四半期純利益

 

141,781

147,749

非支配持分に帰属する四半期純利益

 

18,777

7,043

 

 

 

 

 前第2四半期

 連結会計期間

(自 2019年7月1日

 至 2019年9月30日)

 当第2四半期

 連結会計期間

(自 2020年7月1日

 至 2020年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

その他の包括利益(税効果控除後)

 

 

 

純損益に振替えられることのない項目

 

 

 

FVTOCI金融資産

 

6,370

33,965

確定給付再測定額

 

373

283

持分法で会計処理されている投資における

その他の包括利益

 

420

979

純損益に振替えられる可能性のある項目

 

 

 

為替換算調整額

 

22,788

2,375

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

2,948

2,602

持分法で会計処理されている投資における

その他の包括利益

 

29,530

11,943

その他の包括利益(税効果控除後)合計

 

42,953

16,349

四半期包括利益

 

117,605

171,141

当社株主に帰属する四半期包括利益

 

99,306

157,756

非支配持分に帰属する四半期包括利益

 

18,299

13,385

 

 

 

(円)

(円)

基本的1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

95.14

99.27

希薄化後1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

95.14

99.27

 

(3)【要約四半期連結持分変動計算書】

前第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)

 

注記

番号

株主資本

非支配持分

資本合計

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

その他の

資本の

構成要素

自己株式

株主資本

合計

 

 

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

2019年4月1日残高

 

253,448

49,584

2,608,243

131,234

105,601

2,936,908

753,208

3,690,116

新会計基準適用による

累積的影響額

 

 

 

26,501

 

 

26,501

5,295

31,796

四半期純利益

 

 

 

289,068

 

 

289,068

35,249

324,317

その他の包括利益

 

 

 

 

102,983

 

102,983

4,879

107,862

四半期包括利益

 

 

 

289,068

102,983

 

186,085

30,370

216,455

当社株主への支払配当金

12

 

 

70,099

 

 

70,099

 

70,099

非支配持分への支払配当金

 

 

 

 

 

 

 

15,492

15,492

自己株式の取得及び処分

 

 

 

 

 

61,739

61,739

 

61,739

子会社持分の取得及び売却による増減等

 

 

197

 

73

 

270

7,413

7,683

利益剰余金への振替

 

 

 

1,174

1,174

 

 

2019年9月30日残高

 

253,448

49,387

2,801,885

27,004

167,340

2,964,384

755,378

3,719,762

 

当第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)

 

注記

番号

株主資本

非支配持分

資本合計

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

その他の

資本の

構成要素

自己株式

株主資本

合計

 

 

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

2020年4月1日残高

 

253,448

50,677

2,948,135

88,971

167,338

2,995,951

844,658

3,840,609

四半期純利益

 

 

 

252,508

 

 

252,508

17,603

270,111

その他の包括利益

 

 

 

 

63,246

 

63,246

14,936

78,182

四半期包括利益

 

 

 

252,508

63,246

 

315,754

32,539

348,293

当社株主への支払配当金

12

 

 

63,438

 

 

63,438

 

63,438

非支配持分への支払配当金

 

 

 

 

 

 

 

19,182

19,182

自己株式の取得及び処分

 

 

 

 

 

6,184

6,184

 

6,184

子会社持分の取得及び売却による増減等

10

 

70,993

 

4,929

 

66,064

116,410

182,474

利益剰余金への振替

 

 

 

919

919

 

 

2020年9月30日残高

 

253,448

20,316

3,136,286

19,877

173,522

3,176,019

741,605

3,917,624

 

(4)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 前第2四半期

 連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年9月30日)

 当第2四半期

 連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

四半期純利益

 

324,317

270,111

営業活動によるキャッシュ・フローへの調整

 

 

 

減価償却費等

 

202,122

210,124

有価証券損益

 

34,977

26,175

固定資産に係る損益

 

2,149

41,044

金融収益及び金融費用

 

14,376

11,158

持分法による投資損益

 

117,748

93,364

法人所得税費用

 

74,493

20,450

貸倒損失・引当金等

 

5,232

4,329

営業債権の増減

 

266,324

172,565

棚卸資産の増減

 

40,105

20,548

営業債務の増減

 

119,826

115,678

その他-純額

 

71,827

16,258

利息の受取額

 

18,857

12,071

配当金の受取額

 

81,192

72,530

利息の支払額

 

34,902

21,087

法人所得税の支払額

 

50,868

80,915

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

485,759

459,137

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

持分法で会計処理されている投資の取得による支出

 

14,723

48,797

持分法で会計処理されている投資の売却による収入

 

4,415

18,555

その他の投資の取得による支出

 

93,278

41,305

その他の投資の売却による収入

 

49,540

7,317

貸付による支出

 

14,057

16,935

貸付金の回収による収入

 

23,759

26,635

有形固定資産等の取得による支出

 

96,839

87,889

有形固定資産等の売却による収入

 

16,177

7,411

定期預金の増減-純額

 

2,492

2,967

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

127,498

137,975

 

 

 

 

 前第2四半期

 連結累計期間

(自 2019年4月1日

 至 2019年9月30日)

 当第2四半期

 連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

社債及び借入金による調達額

 

488,963

420,654

社債及び借入金の返済額

 

617,294

309,292

リース負債の返済額

 

133,616

139,846

純額表示される短期借入金の増減額

 

112,856

32,309

非支配持分との資本取引

 

2,365

182,719

当社株主への配当金の支払額

12

70,099

63,438

非支配持分への配当金の支払額

 

13,056

15,900

自己株式の増減-純額

 

62,001

6,319

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

296,612

264,551

現金及び現金同等物の増減額

 

61,649

56,611

現金及び現金同等物の期首残高

 

572,030

611,223

為替相場の変動による現金及び現金同等物への影響額

 

9,917

5,550

売却目的保有資産に含まれる現金及び現金同等物

47,785

現金及び現金同等物の四半期末残高

 

623,762

625,599

 

要約四半期連結財務諸表注記

 

1 報告企業

 伊藤忠商事株式会社(以下、「当社」という。)は、日本に所在し、総合商社として、多種多様な商品のトレーディング、ファイナンス、物流及びプロジェクト案件の企画・調整等を行う他、資源開発投資・事業投資等の実行を通して各種機能・ノウハウ等を培い、かつ保有しております。これらの総合力を活かし、幅広い業界及びグローバルなネットワークを通じて、8つのディビジョンカンパニーが、繊維や食料、住生活、情報・金融等の生活消費分野、機械や化学品、石油製品、鉄鋼製品等の基礎産業分野、そして金属資源、エネルギー資源等の資源分野において、多角的な事業活動を展開しております。

 

2 要約四半期連結財務諸表作成の基礎

(1)要約四半期連結財務諸表がIFRSに準拠している旨の記載

 当社の要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件をすべて満たすことから、同第93条の規定により、IAS第34号に基づいて作成しております。また、当要約四半期連結財務諸表には、年次連結財務諸表で要求されているすべての情報が含まれていないため、2020年3月31日に終了した連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。

 なお、当要約四半期連結財務諸表は、当社グループ各社がそれぞれの所在国の会計基準に基づき作成した財務諸表に、IFRSに準拠すべく一定の修正を加えた財務諸表を基礎として作成しております。

 

(2)重要な会計方針

 要約四半期連結財務諸表にて適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表にて適用した会計方針と同一であります。

 

(3)見積り及び判断の利用

 要約四半期連結財務諸表の作成に際し、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行うことが義務付けられております。実際の業績はこれらの見積りとは異なる場合があります。

 見積り及びその基礎となる過程は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した会計期間と将来の会計期間にて認識されます。

 当要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断は、前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様であります。

 

 なお、新型コロナウイルス感染拡大の影響については、当第2四半期連結会計期間では当第1四半期連結会計期間と比較して若干緩和し、ほぼ想定通りの影響を受けました。影響が長期化している分野もある一方、環境の変化を捉えてビジネス拡大を図っている分野もあり、第3四半期連結会計期間以降は、分野別に影響の違いが更に明確になると思われますが、全体としては、当第2四半期連結累計期間ほどの大きな影響は受けないと見込んでおり、第96期有価証券報告書に記載した内容から重要な変更はありません。

 

3 セグメント情報

(事業セグメント)

 当社グループは、多種多様な商品のトレーディング、ファイナンス、物流及びプロジェクト案件の企画・調整等を行う他、資源開発投資・事業投資等の実行を通して各種機能・ノウハウ等を培い、かつ保有しております。これらの総合力を活かし、幅広い業界及びグローバルなネットワークを通じて、8つのディビジョンカンパニーが、繊維や食料、住生活、情報・金融等の生活消費分野、機械や化学品、石油製品、鉄鋼製品等の基礎産業分野、そして金属資源、エネルギー資源等の資源分野において、多角的な事業活動を展開しております。

 また、これらの多角的に展開する事業活動を推進するため、当社は担当する業界、並びに主として取扱う商品及びサービスに応じて、繊維、機械、金属、エネルギー・化学品、食料、住生活、情報・金融、第8の8つのディビジョンカンパニーを設け、当該8つのディビジョンカンパニーがそれぞれ、分掌する事業領域を統括する責任を負う体制としております。当社の経営者は、当該ディビジョンカンパニーをセグメント単位として経営戦略、経営資源の配分を決定し、業績管理についても、「当社株主に帰属する当期純利益」をはじめとするいくつかの指標に基づき、当該ディビジョンカンパニーを単位として実施しております。

 以上に鑑み、当社は、当該8つのディビジョンカンパニーを報告セグメントとして、セグメント情報を表示しております。

 

 各報告セグメントが収益を得る源泉となる商品及びサービスの類型は次のとおりです。

 

繊維:        繊維原料、糸、織物から衣料品、服飾雑貨、その他生活消費分野の全般においてグローバルに事業展開を行っております。また、ブランドビジネスの海外展開や、リーテイル分野でのインターネット販売等の販路展開も行っております。

 

機械:        プラント、橋梁、鉄道等のインフラ関連プロジェクト及び関連機器・サービスの取扱、発電・売電事業、水・環境関連事業及び関連機器・サービスの取扱、船舶、航空機、自動車、建設機械、産業機械、工作機械、環境機器・電子機器等の単体機械及び関連機材取扱、バイオマス等の再生可能・代替エネルギー関連ビジネス等の環境に配慮した事業を行っております。更に、医療関連分野において、医療機器の取扱等を行っております。

 

金属:        金属鉱物資源開発事業、鉄鋼製品加工事業、鉄鉱石、石炭、その他製鉄・製鋼原料、非鉄・軽金属、鉄鋼製品、原子燃料関連の国内・貿易取引、温室効果ガス排出権取引を行っております。

 

エネルギー・化学品: エネルギー関連、化学品関連及び再生可能エネルギーを含む電力関連の各分野において、トレード並びに事業を行っております。

 

食料:        原料からリーテイルまでの食料全般にわたる事業領域において、国内外で効率的な商品の生産・流通・販売を行っております。

 

住生活:        紙パルプ事業、天然ゴム事業、タイヤ事業や物流事業等の生活資材・物流分野、不動産開発・分譲・賃貸・管理業や住宅資材事業等の建設・不動産分野において事業を行っております。

 

情報・金融:     ITソリューション・インターネット関連サービス事業、携帯流通及びアフターサービス事業等の情報・通信分野、各種金融サービス事業や保険事業等の金融・保険分野において事業を行っております。

 

第8:        上記の7カンパニーと協働し、特に生活消費分野に強みを持つ当社グループの様々なビジネス基盤を最大限活用し、異業種融合・カンパニー横断の取組を加速させ、市場や消費者ニーズに対応した「マーケットインの発想」による新たなビジネスの創出・客先開拓を行っております。

 

 当社のセグメント情報は次のとおりです。なお、セグメント間の内部取引価額は、外部顧客との取引価額に準じております。前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間にて、単一顧客に対する重要な収益はありません。

 

前第2四半期連結累計期間(百万円)

 

繊 維

機 械

金 属

エネルギー・

化学品

食 料

外部顧客からの収益

275,626

560,866

335,944

1,375,606

1,895,052

セグメント間内部収益

7

17

17,782

3,839

収益合計

275,633

560,883

335,944

1,393,388

1,898,891

売上総利益

57,591

96,865

56,640

111,692

138,253

持分法による投資損益

4,220

14,741

12,120

4,756

3,759

当社株主に帰属する

四半期純利益

15,018

28,751

61,305

22,046

19,620

セグメント別資産

516,056

1,201,347

812,210

1,321,309

1,632,957

 

 

住生活

情報・金融

第 8

その他及び

修正消去

連結合計

外部顧客からの収益

402,290

336,977

241,114

66,224

5,489,699

セグメント間内部収益

12,172

6,470

24,295

64,582

収益合計

414,462

343,447

265,409

1,642

5,489,699

売上総利益

79,307

108,139

233,777

723

882,987

持分法による投資損益

9,256

22,844

1,168

44,884

117,748

当社株主に帰属する

四半期純利益

45,714

31,992

21,376

43,246

289,068

セグメント別資産

1,030,370

1,133,491

2,272,429

886,222

10,806,391

 

 

前連結会計年度末(百万円)

 

繊 維

機 械

金 属

エネルギー・

化学品

食 料

セグメント別資産

451,137

1,207,681

800,022

1,237,169

1,765,292

 

 

住生活

情報・金融

第 8

その他及び

修正消去

連結合計

セグメント別資産

1,007,467

1,208,310

2,293,647

948,873

10,919,598

 

 

当第2四半期連結累計期間(百万円)

 

繊 維

機 械

金 属

エネルギー・

化学品

食 料

外部顧客からの収益

214,518

473,845

285,041

961,703

1,993,086

セグメント間内部収益

32

17

18,932

2,981

収益合計

214,550

473,862

285,041

980,635

1,996,067

売上総利益

46,137

75,132

50,561

107,947

164,042

持分法による投資損益

519

12,651

9,318

4,216

2,776

当社株主に帰属する

四半期純利益

8,365

16,669

47,775

23,481

23,802

セグメント別資産

440,454

1,154,465

870,955

1,199,270

1,811,188

 

 

住生活

情報・金融

第 8

その他及び

修正消去

連結合計

外部顧客からの収益

380,424

336,134

239,721

33,244

4,917,716

セグメント間内部収益

9,543

6,093

32

37,630

収益合計

389,967

342,227

239,753

4,386

4,917,716

売上総利益

73,665

126,232

209,914

657

852,973

持分法による投資損益

3,590

20,997

145

40,480

93,364

当社株主に帰属する

四半期純利益

18,060

37,076

30,043

47,237

252,508

セグメント別資産

974,608

1,191,081

2,361,399

901,932

10,905,352

(注)「その他及び修正消去」には、各事業セグメントに帰属しない損益及びセグメント間の内部取引消去が含まれ

   おります。CITIC Limited及び C.P. Pokphand Co. Ltd.に対する投資及び損益は当該セグメントに含まれており

   ます。

 

4 企業結合

 前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間に、重要な企業結合は発生しておりません。

 

5 売却目的保有資産及び直接関連する負債

 当社の子会社である(株)ファミリーマート(以下、「ファミリーマート」という。)は、2020年7月8日開催の取締役会において、ファミリーマートが保有する全家便利商店股份有限公司(以下、「台湾FM」という。)を(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下、「PPIH社」という。)もしくはPPIH社の子会社とファミリーマートが新設する合弁会社に一部譲渡することを決議いたしました。

 このため、台湾FM及び同社の子会社に係る資産及び負債は、売却目的保有資産及び直接関連する負債に振替えております。その主な内容は、「現金及び現金同等物」、「有形固定資産」、「営業債務」及び「リース負債(長期)」です。

 

6 有形固定資産

 前第2四半期連結会計期間末の有形固定資産残高は、前々連結会計年度末比975,760百万円増加の2,053,634百万円となりました。その主な理由は、IFRS第16号「リース」適用の影響によるものです。

 

 第2四半期連結会計期間末の有形固定資産残高は、前連結会計年度末比169,479百万円減少の1,967,995百万円

となりました。その主な理由は、当第2四半期連結累計期間に、ファミリーマートにて台湾FM及び同社の子会社に係る資産を売却目的保有資産に振替えたことによるものです。

 

7 子会社に対する持分

(子会社に対する支配喪失)

 前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間に、重要な子会社に対する支配喪失はありません。

 

8 社債

 前第2四半期連結累計期間の社債の発行に重要なものはありません。

 

 前第2四半期連結累計期間に償還された主な社債の内訳は、次のとおりです。

 

発行体

償還期限

利率

種類

発行総額

提出会社

円貨建2019年満期

1.910%

利付普通社債

15,000百万円

 

 当第2四半期連結累計期間の社債の発行に重要なものはありません。

 

 当第2四半期連結累計期間に償還された主な社債の内訳は、次のとおりです。

 

発行体

償還期限

利率

種類

発行総額

提出会社

円貨建2020年満期

1.530%

利付普通社債

10,000百万円

提出会社

円貨建2020年満期

1.135%

利付普通社債

10,000百万円

提出会社

円貨建2020年満期

1.412%

利付普通社債

10,000百万円

 

9 1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益

(1)前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間の「基本的1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」及び「希薄化後1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」は次のとおりです。

 

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

基本的1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

193.04円

169.55円

希薄化後1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

193.04円

169.55円

 

前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間の「基本的1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」及び「希薄化後1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」の算定上の基礎は次のとおりです。

(分子項目)

 

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

当社株主に帰属する四半期純利益

289,068百万円

252,508百万円

希薄化後1株当たり当社株主に帰属する四半期

純利益の算定に用いられた四半期純利益調整額

希薄化後当社株主に帰属する四半期純利益

289,068百万円

252,508百万円

 

(分母項目)

 

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

発行済普通株式の加重平均株式数

(自己株式控除後)

1,497,487,077株

1,489,308,596株

 

(2)前第2四半期連結会計期間及び当第2四半期連結会計期間の「基本的1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」及び「希薄化後1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」は次のとおりです。

 

前第2四半期連結会計期間

当第2四半期連結会計期間

基本的1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

95.14円

99.27円

希薄化後1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

95.14円

99.27円

 

前第2四半期連結会計期間及び当第2四半期連結会計期間の「基本的1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」及び「希薄化後1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」の算定上の基礎は次のとおりです。

(分子項目)

 

前第2四半期連結会計期間

当第2四半期連結会計期間

当社株主に帰属する四半期純利益

141,781百万円

147,749百万円

希薄化後1株当たり当社株主に帰属する四半期

純利益の算定に用いられた四半期純利益調整額

希薄化後当社株主に帰属する四半期純利益

141,781百万円

147,749百万円

 

(分母項目)

 

前第2四半期連結会計期間

当第2四半期連結会計期間

発行済普通株式の加重平均株式数

(自己株式控除後)

1,490,270,265株

1,488,339,041株

 

10 資本

 当第2四半期連結会計期間末の資本剰余金残高は、前連結会計年度末比70,993百万円減少の20,316百万円(借方残高)となり、また非支配持分残高は、前連結会計年度末比103,053百万円減少の741,605百万円となりました。その主な理由は、ファミリーマートの追加取得の影響によるものです。

 

11 その他の資本の構成要素

 その他の資本の構成要素の各項目の増減は次のとおりです。

区分

前第2四半期連結累計期間

(百万円)

当第2四半期連結累計期間

(百万円)

為替換算調整額

 

 

期首残高

81,037

△37,836

期中増減

△76,483

6,719

期末残高

4,554

△31,117

FVTOCI金融資産

 

 

期首残高

49,764

△31,972

期中増減

△13,359

65,330

利益剰余金への振替

△2,850

1,052

期末残高

33,555

34,410

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

 

期首残高

433

△19,163

期中増減

△11,538

△4,007

期末残高

△11,105

△23,170

確定給付再測定額

 

 

期首残高

期中増減

△1,676

133

利益剰余金への振替

1,676

△133

期末残高

その他の資本の構成要素合計

 

 

期首残高

131,234

△88,971

期中増減

△103,056

68,175

利益剰余金への振替

△1,174

919

期末残高

27,004

△19,877

 

12 配当

(1)前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間の配当金支払額は次のとおりです。

 

<前第2四半期連結累計期間の配当金支払額>

決議

株式の種類

配当金の総額

配当の原資

1株当たり
配当額

基準日

効力発生日

2019年6月21日
定時株主総会

普通株式

70,099百万円

利益剰余金

46円

2019年3月31日

2019年6月24日

 

<当第2四半期連結累計期間の配当金支払額>

決議

株式の種類

配当金の総額

配当の原資

1株当たり
配当額

基準日

効力発生日

2020年6月19日
定時株主総会

普通株式

63,438百万円

利益剰余金

42.5円

2020年3月31日

2020年6月22日

 

(2)基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間末日後と

   なる配当金の総額は次のとおりです。

 

決議

株式の種類

配当金の総額

配当の原資

1株当たり
配当額

基準日

効力発生日

2020年11月4日

取締役会

普通株式

65,571百万円

利益剰余金

44円

2020年9月30日

2020年12月2日

 

13 公正価値

(1)金融商品の公正価値

 当社及び子会社は、多種の金融商品を有しており、契約相手による契約不履行の際に生ずる信用リスクにさらされておりますが、特定の相手またはグループに対する信用リスクの過度な集中を避けるため、多数の相手と取引を行っております。

 前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末の「長期債権」及び「投資・債権以外の長期金融資産」(デリバティブ資産を除く)並びに「社債及び借入金(長期)」及び「その他の長期金融負債」(デリバティブ負債を除く)の帳簿価額とIFRS第13号「公正価値測定」に従い見積った公正価値及びそれらの評価手法は次のとおりです。(なお、有価証券及びその他の投資の公正価値、デリバティブ資産及びデリバティブ負債の公正価値及びそれらの評価手法は、「(2)公正価値の測定」をご参照ください。)

 

前連結会計年度末

(百万円)

帳簿価額

公正価値

金融資産

 

 

長期債権及び投資・債権以外の長期金融資産

(デリバティブ資産を除く)

327,438

329,124

金融負債

 

 

社債及び借入金(長期)及びその他の長期金融負債

(デリバティブ負債を除く)

2,254,717

2,254,066

 

 

当第2四半期連結会計期間末

(百万円)

帳簿価額

公正価値

金融資産

 

 

長期債権及び投資・債権以外の長期金融資産

(デリバティブ資産を除く)

313,902

314,133

金融負債

 

 

社債及び借入金(長期)及びその他の長期金融負債

(デリバティブ負債を除く)

2,319,627

2,318,913

(注)連結財政状態計算書の「長期債権」のうち、CITIC Limited株式取得に係るChia Tai Bright Investment Company Limited(以下、「CTB」という。)への株主融資については上記には含めず、後述②に当該金融商品に関する情報を記載しております。

 

① 金融商品の公正価値の評価手法

 「長期債権」及び「投資・債権以外の長期金融資産」(デリバティブ資産を除く)の公正価値の評価手法は次のとおりです。

 「長期債権」及び「投資・債権以外の長期金融資産」(デリバティブ資産を除く)の公正価値は、同程度の信用格付けを有する貸付金または顧客に同一の残存期間で同条件の貸付または信用供与を行う場合に現在適用される市場での金利に基づいて、将来のキャッシュ・フローを割引くことにより見積っており、レベル2に分類しております。また、貸倒引当金を設定している「長期債権」及び「投資・債権以外の長期金融資産」についてはレベル3に分類しております。

 

 「社債及び借入金(長期)」及び「その他の長期金融負債」(デリバティブ負債を除く)の公正価値の評価手法は次のとおりです。

 「社債及び借入金(長期)」及び「その他の長期金融負債」(デリバティブ負債を除く)の公正価値は、同一の残存期間を有する債務を当社が調達する場合に現在適用される市場での金利に基づいて、将来のキャッシュ・フローを割引くことにより見積っており、レベル2に分類しております。

 

 なお、上記以外の流動金融資産及び負債については、主として満期または決済までの期間が短期で構成されており、帳簿価額と公正価値は、ほぼ同額となっております。

 また、有価証券及びその他の投資のうち償却原価で測定される金融資産は主に公社債であり、帳簿価格と公正価値は、ほぼ同額となっております。

 

② CITIC Limited株式取得に係るCTBへの株主融資

 当社とCharoen Pokphand Group Company Limitedがそれぞれ50%ずつ出資しているCTBは、CITIC Limitedが発行する同社の普通株式の20%に相当する5,818百万株を保有しており、同社を持分法適用会社としております。当社は、CTBのCITIC Limited株式取得に係る必要資金の調達のため、投資及び株主融資を行っております。

 前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末のCITIC Limited株式取得に係るCTBへの投資残高は、それぞれ514百万米ドル(55,905百万円)、514百万米ドル(54,348百万円)となります。また、前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末のCITIC Limited株式取得に係るCTBへの株主融資残高は、それぞれ4,597百万米ドル(500,272百万円)、4,597百万米ドル(486,344百万円)となります。当該株主融資残高は、連結財政状態計算書の「長期債権」に含めて表示しております。

 なお、香港証券取引所のCITIC Limited株式の2020年3月31日及び2020年9月30日の終値は、それぞれ1株当たり8.11香港ドル、5.69香港ドルであり、当該株価にCTBが保有するCITIC Limitedの株式数を乗じた金額は、それぞれ47,184百万香港ドル(662,505百万円)、33,105百万香港ドル(451,875百万円)となります。また、当該金額に当社のCTBに対する出資比率である50%を乗じた金額は、それぞれ23,592百万香港ドル(331,253百万円)、16,552百万香港ドル(225,937百万円)となります。

(2)公正価値の測定

 IFRS第13号「公正価値測定」では、公正価値の定義を「測定日時点で市場参加者間で秩序ある取引が行われた場合に、資産の売却によって受取るであろう価格または負債の移転のために支払うであろう価格」としたうえで、公正価値を、その測定のために使われるインプット情報の外部からの観察可能性に応じて、次の3つのレベルに区分することを規定しております。

・レベル1:活発な市場における同一資産または同一負債に係る相場価格を無調整で採用しているもの

・レベル2:レベル1に含まれる相場価格以外の、直接的または間接的に外部から観察可能なインプット情報を用いて算定される公正価値

・レベル3:外部から観察不能なインプット情報を用いて算定される公正価値

 

当社及び子会社の経常的な公正価値の評価手法は次のとおりです。

現金同等物は、主として当初決済期日が3か月以内のコマーシャル・ペーパー等により構成されております。これらは、流通市場での相場価格を使用し公正価値を測定したうえで、レベル2に分類しております。

公正価値評価の対象となる棚卸資産は、短期間の市場価格の変動による利益を獲得することを目的に取得されたもの等により構成されております。これらは、対象となるコモディティ取引価格等に基づく価格フォーミュラ等により公正価値を測定していることから、レベル2に分類しております。

FVTPL金融資産、またはFVTOCI金融資産に分類される金融商品は、株式及び債券と、オルタナティブ投資等により構成されております。取引所に上場されている銘柄は、当該取引相場価格を公正価値として使用しております。このうち、取引が頻繁に行われている活発な市場での相場価格が入手できるものはレベル1に分類し、取引頻度が少ない市場での相場価格相当を使用しているものはレベル2に分類しております。取引所に上場されていない銘柄は、当該投資先の将来の収益性の見通し及び対象銘柄の純資産価額、当該投資先が保有する主要資産の定量的情報等のインプット情報を総合的に考慮し、割引キャッシュ・フロー法、修正純資産法等を用いて公正価値を測定しております。なお、公正価値の測定に際し、観察不能なインプット情報による影響額が重要な割合を占めるものについてはレベル3に分類し、観察不能なインプット情報による影響額が重要な割合を占めないものについてはレベル2に分類しております。

 デリバティブ資産及びデリバティブ負債は、主として為替デリバティブ、金利デリバティブ、商品デリバティブにより構成されております。このうち、取引所にて取引が行われているものは当該取引相場価格を公正価値として使用し、レベル1に分類しております。上記以外のデリバティブについては、外部より観察可能なインプット情報のみに基づき、ブラック・ショールズ・モデル等の一般的な公正価値算定モデルを用いて公正価値を測定し、レベル2に分類しております。

 当社及び子会社は、当社が定めた公正価値の測定方針及び手続に基づき、公正価値測定の対象となる資産及び負債の性質及び特徴並びにリスクを最も適切に反映できる評価技法及びインプット情報を用いて公正価値を測定しております。レベル3に分類された金融資産は割引キャッシュ・フロー法、修正純資産法等により評価しております。なお、公正価値測定の結果については、各ディビジョンカンパニーごとに適切な権限者により承認されております。

 割引キャッシュ・フロー法により評価されレベル3に分類された主なものの公正価値は、割引率等の上昇/低下により減少/増加します。割引率は金融資産ごとに決定され、リスクフリーレートにカントリーリスクプレミアム等を加味した率(6~12%程度)で算定しております。

 観察不能なインプット情報を合理的に考えうる代替的な仮定に変更した場合に公正価値の著しい変動は見込まれておりません。

 なお、当社及び子会社は、資産・負債のレベル間の振替は、振替のあった各四半期連結会計期間末時点で認識しております。

 公正価値で測定される資産及び負債に係る前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末の公正価値のレベル別内訳は次のとおりです。なお、前連結会計年度及び当第2四半期連結累計期間にて、レベル1とレベル2の間の重要な振替はありません。

 

 

前連結会計年度末

(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産

 

 

 

 

現金同等物

棚卸資産

2,733

2,733

有価証券及びその他の投資

 

 

 

 

FVTPL金融資産

66

13,828

54,597

68,491

FVTOCI金融資産

330,109

414,003

744,112

デリバティブ資産

8,482

29,674

38,156

 負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

4,545

32,067

36,612

 

 

 

当第2四半期連結会計期間末

(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産

 

 

 

 

現金同等物

棚卸資産

4,777

4,777

有価証券及びその他の投資

 

 

 

 

FVTPL金融資産

15,515

60,291

75,806

FVTOCI金融資産

454,692

446,585

901,277

デリバティブ資産

3,147

16,546

12

19,705

負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

3,647

23,937

27,584

 

 レベル3に分類されたものに係る前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間の増減の内訳は次のとおりです。

 

 

前第2四半期連結累計期間

(百万円)

 

FVTPL金融資産

FVTOCI金融資産

期首

43,562

472,872

包括利益合計

1,785

△8,644

四半期純利益(有価証券損益)に含まれるもの

1,785

その他の包括利益(FVTOCI金融資産)に含まれるもの

462

その他の包括利益(為替換算調整額)に含まれるもの

△9,106

 購入

3,189

8,665

売却

△86

△4,137

レベル3への振替

レベル3からの振替

△636

その他

△7,452

△5,283

 期末

40,998

462,837

前第2四半期連結会計期間末において保有する資産に係る「有価証券損益」

1,298

 

 

当第2四半期連結累計期間

(百万円)

 

FVTPL金融資産

FVTOCI金融資産

期首

54,597

414,003

包括利益合計

1,681

28,987

四半期純利益(有価証券損益)に含まれるもの

1,681

その他の包括利益(FVTOCI金融資産)に含まれるもの

22,105

その他の包括利益(為替換算調整額)に含まれるもの

6,882

 購入

3,932

2,617

売却

△3

△2,376

レベル3への振替

レベル3からの振替

△99

その他

84

3,453

 期末

60,291

446,585

当第2四半期連結会計期間末において保有する資産に係る「有価証券損益」

1,681

 

 当第2四半期連結累計期間に認識された「レベル3からの振替」は、保有銘柄の上場等に伴いその取引相場価格により公正価値を測定することが可能となったことによるものです。

 

14 固定資産に係る損益

 当第2四半期連結累計期間の「固定資産に係る損益」は、主としてファミリーマートでの一部店舗の収益性低下に伴う減損損失です。

 

15 偶発負債

 当社及び子会社は、関連会社及びジョイント・ベンチャー、並びに一般取引先に対し、種々の形態の保証を行っております。被保証先が債務不履行に陥った場合、当社及び子会社に支払義務が発生します。当社及び子会社の前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末の関連会社及びジョイント・ベンチャー、並びに一般取引先に対する保証のそれぞれの保証総額及び実保証額は次のとおりです。

 

 

前連結会計年度末(百万円)

金融保証

取引履行保証

合計

関連会社及び

ジョイント・ベンチャーに対する保証

 

 

 

保証総額

110,253

5,524

115,777

実保証額

92,390

5,524

97,914

一般取引先に対する保証

 

 

 

保証総額

27,543

36,576

64,119

実保証額

16,871

6,064

22,935

合計

 

 

 

保証総額

137,796

42,100

179,896

実保証額

109,261

11,588

120,849

 

 

当第2四半期連結会計期間末(百万円)

金融保証

取引履行保証

合計

関連会社及び

ジョイント・ベンチャーに対する保証

 

 

 

保証総額

103,502

2,370

105,872

実保証額

84,584

2,370

86,954

一般取引先に対する保証

 

 

 

保証総額

13,880

32,880

46,760

実保証額

4,600

6,193

10,793

合計

 

 

 

保証総額

117,382

35,250

152,632

実保証額

89,184

8,563

97,747

 

 保証総額とは、保証契約に係る最高支払限度枠の金額であり、当社及び子会社に支払義務が生じる可能性がある最大金額です。また、実保証額とは、当該最高支払限度枠の範囲内で被保証先が認識した債務額に基づく金額であり、第三者が当社及び子会社に対して差入れた再保証等がある場合に、これらを控除した実質的リスク負担額と考えられる金額です。

 保証総額のうち、第三者が当社及び子会社に差入れた再保証等の前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末の金額は、それぞれ32,989百万円及び28,933百万円です。

 また、上記の保証につき、損失が見込まれるものについては損失見込み額を負債計上しております。当第2四半期連結会計期間末にて負債計上しているものを除き、これらの保証について保証差入先への保証履行を要求されている、あるいは被保証先の経営状況の悪化に伴う追加保証差入が見込まれる重要なものはありません。

 なお、当社子会社であるJAPÃO BRASIL MINÉRIO DE FERRO PARTICIPAÇÕES LTDA.の投資先であるCSN Mineração S.A.に対するタックス・アセスメントにつきましては、第96期有価証券報告書「連結財務諸表注記 36 偶発負債」に記載した内容から重要な変更はありません。

 上記を除き、当社グループの財政状態や業績に重大な影響を及ぼすおそれのある訴訟、仲裁その他の法的手続は現在ありません。但し、当社グループの国内及び海外での営業活動等が今後重要な訴訟等の対象となり、将来の当社グループの財政状態や業績に悪影響を及ぼす可能性が無いことを保証するものではありません。

 

16 重要な後発事象

 当社の要約四半期連結財務諸表が発行できる状態となった2020年11月9日までの期間に後発事象の評価を

行った結果、該当事項はありません。

 

17 要約四半期連結財務諸表の承認

 要約四半期連結財務諸表は、2020年11月9日に当社最高財務責任者 鉢村 剛により承認されております。

 

2【その他】

 2020年11月4日開催の取締役会にて、利益剰余金の配当を決議しております。

 配当金の総額及び1株当たりの金額は、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務

諸表注記 12 配当」に記載のとおりです。