第4【経理の状況】

1 要約四半期連結財務諸表の作成方法について

 当社の要約四半期連結財務諸表は、「四半期連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(平成19年内閣府令第64号。以下、「四半期連結財務諸表規則」という。)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件をすべて満たすことから、同第93条の規定により、国際会計基準(IAS)第34号「期中財務報告」(以下、「IAS第34号」という。)に基づいて作成しております。

 要約四半期連結財務諸表の記載金額は、百万円未満の端数を四捨五入して表示しております。

 

2 監査証明について

 当社は、金融商品取引法第193条の2第1項の規定に基づき、第2四半期連結会計期間(2021年7月1日から2021年9月30日まで)及び第2四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年9月30日まで)に係る要約四半期連結財務諸表について、有限責任監査法人トーマツによる四半期レビューを受けております。

 

1【要約四半期連結財務諸表】

(1)【要約四半期連結財政状態計算書】

 

 

前連結会計年度末

(2021年3月31日)

当第2四半期連結会計期間末

(2021年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

(資産の部)

 

 

 

流動資産

 

 

 

現金及び現金同等物

 

544,009

507,001

定期預金

 

9,945

10,146

営業債権

 

2,122,815

2,141,755

営業債権以外の短期債権

 

166,282

208,488

その他の短期金融資産

 

44,930

77,370

棚卸資産

 

898,692

1,019,451

前渡金

 

80,521

83,498

その他の流動資産

 

161,256

187,729

売却目的保有資産

248,861

流動資産合計

 

4,277,311

4,235,438

非流動資産

 

 

 

持分法で会計処理されている投資

1,867,777

2,052,077

その他の投資

 

952,374

987,521

長期債権

 

658,658

659,395

投資・債権以外の長期金融資産

 

166,611

164,323

有形固定資産

1,939,791

1,896,506

投資不動産

 

50,665

45,174

のれん及び無形資産

1,125,836

1,069,215

繰延税金資産

 

60,446

53,483

その他の非流動資産

 

78,963

80,227

非流動資産合計

 

6,901,121

7,007,921

資産合計

11,178,432

11,243,359

 

 

 

 

前連結会計年度末

(2021年3月31日)

当第2四半期連結会計期間末

(2021年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

(負債及び資本の部)

 

 

 

流動負債

 

 

 

社債及び借入金(短期)

710,213

553,286

リース負債(短期)

 

238,446

230,524

営業債務

 

1,628,766

1,733,050

営業債務以外の短期債務

 

199,757

191,086

その他の短期金融負債

 

40,172

89,518

未払法人所得税

 

57,370

59,194

前受金

 

84,699

98,909

その他の流動負債

 

374,489

386,540

売却目的保有資産に直接関連する負債

220,722

流動負債合計

 

3,554,634

3,342,107

非流動負債

 

 

 

社債及び借入金(長期)

2,445,099

2,269,670

リース負債(長期)

 

825,170

774,379

その他の長期金融負債

 

53,483

55,659

退職給付に係る負債

 

116,631

111,486

繰延税金負債

 

150,275

212,754

その他の非流動負債

 

162,900

170,737

非流動負債合計

 

3,753,558

3,594,685

負債合計

 

7,308,192

6,936,792

資本

 

 

 

資本金

 

253,448

253,448

資本剰余金

 

155,210

157,700

利益剰余金

12

3,238,948

3,555,184

その他の資本の構成要素

11

 

 

為替換算調整額

 

131,612

136,456

FVTOCI金融資産

 

38,740

170,918

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

9,897

14,497

その他の資本の構成要素合計

 

160,455

292,877

自己株式

 

181,360

181,224

株主資本合計

 

3,316,281

3,762,585

非支配持分

 

553,959

543,982

資本合計

 

3,870,240

4,306,567

負債及び資本合計

 

11,178,432

11,243,359

 

(2)【要約四半期連結包括利益計算書】

【第2四半期連結累計期間】

 

 

 前第2四半期

 連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年9月30日)

 当第2四半期

 連結累計期間

(自 2021年4月1日

 至 2021年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

収益

 

 

商品販売等に係る収益

 

4,332,990

5,237,513

役務提供及びロイヤルティ取引に係る収益

 

584,726

637,257

収益合計

 

4,917,716

5,874,770

原価

 

 

 

商品販売等に係る原価

 

3,781,976

4,588,895

役務提供及びロイヤルティ取引に係る原価

 

282,767

317,922

原価合計

 

4,064,743

4,906,817

売上総利益

852,973

967,953

その他の収益及び費用

 

 

 

販売費及び一般管理費

 

656,687

661,297

貸倒損失

 

5,350

2,528

有価証券損益

7,14

26,175

190,654

固定資産に係る損益

15

41,044

1,005

その他の損益

 

9,972

6,960

その他の収益及び費用合計

 

666,934

467,216

金融収益及び金融費用

 

 

 

受取利息

 

12,533

9,797

受取配当金

 

17,229

35,720

支払利息

 

18,604

14,899

金融収益及び金融費用合計

 

11,158

30,618

持分法による投資損益

93,364

168,532

税引前四半期利益

 

290,561

699,887

法人所得税費用

 

20,450

165,605

四半期純利益

 

270,111

534,282

当社株主に帰属する四半期純利益

252,508

500,612

非支配持分に帰属する四半期純利益

 

17,603

33,670

 

 

 

 

 前第2四半期

 連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年9月30日)

 当第2四半期

 連結累計期間

(自 2021年4月1日

 至 2021年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

その他の包括利益(税効果控除後)

 

 

 

純損益に振替えられることのない項目

 

 

 

FVTOCI金融資産

 

75,157

16,563

確定給付再測定額

 

225

726

持分法で会計処理されている投資における

その他の包括利益

 

2,268

6,284

純損益に振替えられる可能性のある項目

 

 

 

為替換算調整額

 

28,921

22,033

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

1,065

4,316

持分法で会計処理されている投資における

その他の包括利益

 

27,324

29,293

その他の包括利益(税効果控除後)合計

 

78,182

12,497

四半期包括利益

 

348,293

546,779

当社株主に帰属する四半期包括利益

 

315,754

515,729

非支配持分に帰属する四半期包括利益

 

32,539

31,050

 

 

 

(円)

(円)

基本的1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

169.55

337.05

希薄化後1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

169.55

337.05

 

【第2四半期連結会計期間】

 

 

 前第2四半期

 連結会計期間

(自 2020年7月1日

 至 2020年9月30日)

 当第2四半期

 連結会計期間

(自 2021年7月1日

 至 2021年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

収益

 

 

 

商品販売等に係る収益

 

2,228,394

2,641,614

役務提供及びロイヤルティ取引に係る収益

 

301,097

316,338

収益合計

 

2,529,491

2,957,952

原価

 

 

 

商品販売等に係る原価

 

1,939,461

2,320,328

役務提供及びロイヤルティ取引に係る原価

 

138,535

160,601

原価合計

 

2,077,996

2,480,929

売上総利益

 

451,495

477,023

その他の収益及び費用

 

 

 

販売費及び一般管理費

 

330,487

324,736

貸倒損失

 

2,153

1,469

有価証券損益

 

6,300

57,077

固定資産に係る損益

37,097

2,565

その他の損益

 

7,576

3,943

その他の収益及び費用合計

 

355,861

267,750

金融収益及び金融費用

 

 

 

受取利息

 

6,031

4,925

受取配当金

 

8,400

19,792

支払利息

 

8,483

7,222

金融収益及び金融費用合計

 

5,948

17,495

持分法による投資損益

 

50,080

91,110

税引前四半期利益

 

151,662

317,878

法人所得税費用

 

3,130

68,311

四半期純利益

 

154,792

249,567

当社株主に帰属する四半期純利益

 

147,749

233,136

非支配持分に帰属する四半期純利益

 

7,043

16,431

 

 

 

 

 前第2四半期

 連結会計期間

(自 2020年7月1日

 至 2020年9月30日)

 当第2四半期

 連結会計期間

(自 2021年7月1日

 至 2021年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

その他の包括利益(税効果控除後)

 

 

 

純損益に振替えられることのない項目

 

 

 

FVTOCI金融資産

 

33,965

15,540

確定給付再測定額

 

283

41

持分法で会計処理されている投資における

その他の包括利益

 

979

2,297

純損益に振替えられる可能性のある項目

 

 

 

為替換算調整額

 

2,375

12,435

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

2,602

1,169

持分法で会計処理されている投資における

その他の包括利益

 

11,943

19,994

その他の包括利益(税効果控除後)合計

 

16,349

11,406

四半期包括利益

 

171,141

238,161

当社株主に帰属する四半期包括利益

 

157,756

225,562

非支配持分に帰属する四半期包括利益

 

13,385

12,599

 

 

 

(円)

(円)

基本的1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

99.27

156.96

希薄化後1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

99.27

156.96

 

(3)【要約四半期連結持分変動計算書】

前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)

 

注記

番号

株主資本

非支配持分

資本合計

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

その他の

資本の

構成要素

自己株式

株主資本

合計

 

 

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

2020年4月1日残高

 

253,448

50,677

2,948,135

88,971

167,338

2,995,951

844,658

3,840,609

四半期純利益

 

 

 

252,508

 

 

252,508

17,603

270,111

その他の包括利益

 

 

 

 

63,246

 

63,246

14,936

78,182

四半期包括利益

 

 

 

252,508

63,246

 

315,754

32,539

348,293

当社株主への支払配当金

12

 

 

63,438

 

 

63,438

 

63,438

非支配持分への支払配当金

 

 

 

 

 

 

19,182

19,182

自己株式の取得及び処分

 

 

 

 

 

6,184

6,184

 

6,184

子会社持分の取得及び売却による増減等

10

 

70,993

 

4,929

 

66,064

116,410

182,474

利益剰余金への振替

 

 

 

919

919

 

 

2020年9月30日残高

 

253,448

20,316

3,136,286

19,877

173,522

3,176,019

741,605

3,917,624

 

当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)

 

注記

番号

株主資本

非支配持分

資本合計

 

資本金

資本剰余金

利益剰余金

その他の

資本の

構成要素

自己株式

株主資本

合計

 

 

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

(百万円)

2021年4月1日残高

 

253,448

155,210

3,238,948

160,455

181,360

3,316,281

553,959

3,870,240

四半期純利益

 

 

 

500,612

 

 

500,612

33,670

534,282

その他の包括利益

 

 

 

 

15,117

 

15,117

2,620

12,497

四半期包括利益

 

 

 

500,612

15,117

 

515,729

31,050

546,779

当社株主への支払配当金

12

 

 

65,447

 

 

65,447

 

65,447

非支配持分への支払配当金

 

 

 

 

 

 

12,856

12,856

自己株式の取得及び処分

 

 

 

 

 

136

136

 

136

子会社持分の取得及び売却による増減等

 

 

2,490

 

1,624

 

4,114

28,171

32,285

利益剰余金への振替

11

 

 

118,929

118,929

 

 

2021年9月30日残高

 

253,448

157,700

3,555,184

292,877

181,224

3,762,585

543,982

4,306,567

 

(4)【要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書】

 

 

 前第2四半期

 連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年9月30日)

 当第2四半期

 連結累計期間

(自 2021年4月1日

 至 2021年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

四半期純利益

 

270,111

534,282

営業活動によるキャッシュ・フローへの調整

 

 

 

減価償却費等

 

210,124

203,184

有価証券損益

 

26,175

190,654

固定資産に係る損益

 

41,044

1,005

金融収益及び金融費用

 

11,158

30,618

持分法による投資損益

 

93,364

168,532

法人所得税費用

 

20,450

165,605

貸倒損失・引当金等

 

4,329

431

営業債権の増減

 

172,565

19,018

棚卸資産の増減

 

20,548

120,389

営業債務の増減

 

115,678

104,188

その他-純額

 

16,258

80,050

利息の受取額

 

12,071

9,871

配当金の受取額

 

72,530

104,130

利息の支払額

 

21,087

15,543

法人所得税の支払額

 

80,915

83,040

営業活動によるキャッシュ・フロー

 

459,137

413,990

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

持分法で会計処理されている投資の取得による支出

 

48,797

20,733

持分法で会計処理されている投資の売却による収入

 

18,555

98,066

その他の投資の取得による支出

 

41,305

25,452

その他の投資の売却による収入

 

7,317

106,640

子会社の売却による収入

(売却時の現金保有額控除後)

5,7

30,433

貸付による支出

 

16,935

34,565

貸付金の回収による収入

 

26,635

40,872

有形固定資産等の取得による支出

 

87,889

83,613

有形固定資産等の売却による収入

 

7,411

9,434

定期預金の増減-純額

 

2,967

354

投資活動によるキャッシュ・フロー

 

137,975

60,570

 

 

 

 

 前第2四半期

 連結累計期間

(自 2020年4月1日

 至 2020年9月30日)

 当第2四半期

 連結累計期間

(自 2021年4月1日

 至 2021年9月30日)

区分

注記

番号

金額(百万円)

金額(百万円)

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

 

 

社債及び借入金による調達額

 

420,654

176,469

社債及び借入金の返済額

 

309,292

434,256

リース負債の返済額

 

139,846

135,989

純額表示される短期借入金の増減額

 

32,309

77,805

非支配持分との資本取引

 

182,719

5,728

当社株主への配当金の支払額

12

63,438

65,447

非支配持分への配当金の支払額

 

15,900

12,831

自己株式の増減-純額

 

6,319

20

財務活動によるキャッシュ・フロー

 

264,551

555,607

現金及び現金同等物の増減額

 

56,611

81,047

現金及び現金同等物の期首残高

(連結財政状態計算書計上額)

 

611,223

544,009

売却目的保有資産に含まれる現金及び現金同等物の

振戻額

44,331

現金及び現金同等物の期首残高

 

611,223

588,340

為替相場の変動による現金及び現金同等物への影響額

 

5,550

292

売却目的保有資産に含まれる現金及び現金同等物

47,785

現金及び現金同等物の四半期末残高

 

625,599

507,001

 

要約四半期連結財務諸表注記

 

1 報告企業

 伊藤忠商事株式会社(以下、「当社」という。)は、日本に所在し、総合商社として、多種多様な商品のトレーディング、ファイナンス、物流及びプロジェクト案件の企画・調整等を行う他、資源開発投資・事業投資等の実行を通して各種機能・ノウハウ等を培い、かつ保有しております。これらの総合力を活かし、幅広い業界及びグローバルなネットワークを通じて、8つのディビジョンカンパニーが、繊維や食料、住生活、情報・金融等の生活消費分野、機械や化学品、石油製品、鉄鋼製品等の基礎産業分野、そして金属資源、エネルギー資源等の資源分野において、多角的な事業活動を展開しております。

 

2 要約四半期連結財務諸表作成の基礎

(1)要約四半期連結財務諸表がIFRSに準拠している旨の記載

 当社の要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件をすべて満たすことから、同第93条の規定により、IAS第34号に基づいて作成しております。また、当要約四半期連結財務諸表には、年次連結財務諸表で要求されているすべての情報が含まれていないため、2021年3月31日に終了した連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものであります。

 なお、当要約四半期連結財務諸表は、当社グループ各社がそれぞれの所在国の会計基準に基づき作成した財務諸表に、IFRSに準拠すべく一定の修正を加えた財務諸表を基礎として作成しております。

 

(2)重要な会計方針

 要約四半期連結財務諸表にて適用する重要な会計方針は、前連結会計年度に係る連結財務諸表にて適用した会計方針と同一であります。

 

(3)見積り及び判断の利用

 要約四半期連結財務諸表の作成に際し、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行うことが義務付けられております。実際の業績はこれらの見積りとは異なる場合があります。

 見積り及びその基礎となる過程は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを見直した会計期間と将来の会計期間にて認識されます。

 当要約四半期連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断は、前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様であります。

 

 なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、ワクチン接種が世界的に進展する一方で、国内外での感染再拡大による行動制限の再強化及びサプライチェーンへの影響等については、引続き不透明感が残ります。移動制限・外出自粛や消費マインドの低下が業績に大きく影響する分野では、前第2四半期連結累計期間に比べ軽減されているものの、当第2四半期連結累計期間までに依然大きな影響を受けました。第3四半期連結会計期間以降は、当第2四半期連結累計期間までに比べて影響が軽減するものの、一定程度の影響が残ると想定しております。一方、その他の分野の多くでは、当第2四半期連結累計期間までに大きく影響が緩和し、第3四半期連結会計期間以降はほぼ影響がなくなると見込んでおります。全体としては、第97期有価証券報告書に記載した内容から重要な変更はありません。

 

3 セグメント情報

(事業セグメント)

 当社グループは、多種多様な商品のトレーディング、ファイナンス、物流及びプロジェクト案件の企画・調整等を行う他、資源開発投資・事業投資等の実行を通して各種機能・ノウハウ等を培い、かつ保有しております。これらの総合力を活かし、幅広い業界及びグローバルなネットワークを通じて、8つのディビジョンカンパニーが、繊維や食料、住生活、情報・金融等の生活消費分野、機械や化学品、石油製品、鉄鋼製品等の基礎産業分野、そして金属資源、エネルギー資源等の資源分野において、多角的な事業活動を展開しております。

 また、これらの多角的に展開する事業活動を推進するため、当社は担当する業界、並びに主として取扱う商品及びサービスに応じて、繊維、機械、金属、エネルギー・化学品、食料、住生活、情報・金融、第8の8つのディビジョンカンパニーを設け、当該8つのディビジョンカンパニーがそれぞれ、分掌する事業領域を統括する責任を負う体制としております。当社の経営者は、当該ディビジョンカンパニーをセグメント単位として経営戦略、経営資源の配分を決定し、業績管理についても、「当社株主に帰属する当期純利益」をはじめとするいくつかの指標に基づき、当該ディビジョンカンパニーを単位として実施しております。

 以上に鑑み、当社は、当該8つのディビジョンカンパニーを報告セグメントとして、セグメント情報を表示しております。

 

 各報告セグメントが収益を得る源泉となる商品及びサービスの類型は次のとおりです。

 

繊維:        繊維原料、糸、織物から衣料品、服飾雑貨、その他生活消費分野の全般においてグローバルに事業展開を行っております。また、ブランドビジネスの海外展開や、リーテイル分野でのインターネット販売等の販路展開も行っております。

 

機械:        プラント、橋梁、鉄道等のインフラ関連事業、発電・送変電・売電関連事業、水・環境・廃棄物関連事業、船舶、航空機、自動車、建設機械、産業機械、工作機械、環境機器・電子機器等の単体機械及び関連機材、再生可能・代替エネルギー関連ビジネス・廃棄物リサイクル事業等の環境に配慮した事業を行っております。更に、医療関連分野において、医療機器の取扱等を行っております。

 

金属:        金属鉱物資源開発事業、鉄鋼製品加工事業、鉄鉱石、石炭、その他製鉄・製鋼原料、非鉄・軽金属、鉄鋼製品、原子燃料関連の国内・貿易取引、温室効果ガス排出権取引、リサイクル・廃棄物処理を行っております。

 

エネルギー・化学品: エネルギー関連、化学品関連及び再生可能エネルギーを含む電力関連の各分野において、トレード並びに事業を行っております。

 

食料:        原料からリーテイルまでの食料全般にわたる事業領域において、国内外で効率的な商品の生産・流通・販売を行っております。

 

住生活:       紙パルプ事業、天然ゴム事業、タイヤ事業や物流事業等の生活資材・物流分野、不動産開発・分譲・賃貸・管理業や住宅資材事業等の建設・不動産分野において事業を行っております。

 

情報・金融:     ITソリューション・インターネット関連サービス事業、携帯流通及びアフターサービス事業等の情報・通信分野、各種金融サービス事業や保険事業等の金融・保険分野において事業を行っております。

 

第8:        上記の7カンパニーと協働し、特に生活消費分野に強みを持つ当社グループの様々なビジネス基盤を最大限活用し、異業種融合・カンパニー横断の取組を加速させ、市場や消費者ニーズに対応した「マーケットインの発想」による新たなビジネスの創出・客先開拓を行っております。

 

 当社のセグメント情報は次のとおりです。なお、セグメント間の内部取引価額は、外部顧客との取引価額に準じております。前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間にて、単一顧客に対する重要な収益はありません。

 

前第2四半期連結累計期間(百万円)

 

繊 維

機 械

金 属

エネルギー・

化学品

食 料

外部顧客からの収益

214,518

473,845

285,041

961,703

1,993,086

セグメント間内部収益

32

17

18,932

2,981

収益合計

214,550

473,862

285,041

980,635

1,996,067

売上総利益

46,137

75,132

50,561

107,947

164,042

持分法による投資損益

519

12,651

9,318

4,216

2,776

当社株主に帰属する

四半期純利益

8,365

16,669

47,775

23,481

23,802

セグメント別資産

440,454

1,154,465

870,955

1,199,270

1,811,188

 

 

住生活

情報・金融

第 8

その他及び

修正消去

連結合計

外部顧客からの収益

380,424

336,134

239,721

33,244

4,917,716

セグメント間内部収益

9,543

6,093

32

37,630

収益合計

389,967

342,227

239,753

4,386

4,917,716

売上総利益

73,665

126,232

209,914

657

852,973

持分法による投資損益

3,590

20,997

145

40,480

93,364

当社株主に帰属する

四半期純利益

18,060

37,076

30,043

47,237

252,508

セグメント別資産

974,608

1,191,081

2,361,399

901,932

10,905,352

 

 

前連結会計年度末(百万円)

 

繊 維

機 械

金 属

エネルギー・

化学品

食 料

セグメント別資産

418,720

1,124,873

913,582

1,279,210

1,799,320

 

 

住生活

情報・金融

第 8

その他及び

修正消去

連結合計

セグメント別資産

1,036,682

1,236,777

2,280,472

1,088,796

11,178,432

 

 

当第2四半期連結累計期間(百万円)

 

繊 維

機 械

金 属

エネルギー・

化学品

食 料

外部顧客からの収益

209,565

598,184

503,477

1,252,669

2,137,830

セグメント間内部収益

2

40

19,646

5,936

収益合計

209,567

598,224

503,477

1,272,315

2,143,766

売上総利益

44,396

100,741

103,992

111,558

161,533

持分法による投資損益

2,016

24,272

24,578

7,003

7,753

当社株主に帰属する

四半期純利益

10,023

45,540

135,249

29,900

31,563

セグメント別資産

414,948

1,184,689

1,079,818

1,343,699

1,889,036

 

 

住生活

情報・金融

第 8

その他及び

修正消去

連結合計

外部顧客からの収益

489,834

393,805

244,303

45,103

5,874,770

セグメント間内部収益

9,823

6,161

991

42,599

収益合計

499,657

399,966

245,294

2,504

5,874,770

売上総利益

94,749

139,680

208,366

2,938

967,953

持分法による投資損益

16,294

22,645

496

63,475

168,532

当社株主に帰属する

四半期純利益

72,467

66,668

50,514

58,688

500,612

セグメント別資産

1,021,020

1,295,538

1,881,017

1,133,594

11,243,359

(注)1 「その他及び修正消去」には、各事業セグメントに帰属しない損益及びセグメント間の内部取引消去が含まれ

     ております。CITIC Limited及びC.P. Pokphand Co. Ltd.に対する投資及び損益は当該セグメントに含まれて

     おります。

   2 「外部顧客からの収益」は、顧客との契約から生じた収益及びその他の源泉から生じた収益が含まれておりま

     す。その他の源泉から生じた収益には、主に原油、天然ガス等のエネルギートレードによる収益、リースに関

     する収益がありますが、金額に重要性はありません。

 

4 企業結合

 前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間に、重要な企業結合はありません。

 

5 売却目的保有資産及び直接関連する負債

 当社の子会社である(株)ファミリーマート(以下、「ファミリーマート」という。)は2020年7月8日開催の取締役会において、ファミリーマートの子会社である全家便利商店股份有限公司(以下、「台湾FM」という。)の保有株式の一部譲渡を決議しており、前連結会計年度末において、台湾FM及び同社の子会社に係る資産及び負債を「売却目的保有資産」及び「売却目的保有資産に直接関連する負債」に分類しております。2021年6月9日に当該株式譲渡が完了しており、ファミリーマートは台湾FMに対する支配を喪失し、台湾FMはファミリーマートの関連会社となりました。当該取引に伴い、「売却目的保有資産」及び「売却目的保有資産に直接関連する負債」への分類を中止し、新たに関連会社に対する投資を認識しております。また、当第2四半期連結会計期間末におけるのれん及び無形資産の前連結会計年度末からの主な減少は、当該取引によるものです。

 

6 有形固定資産

 前第2四半期連結会計期間末の有形固定資産残高は、前々連結会計年度末比169,479百万円減少の1,967,995百万円となりました。その主な理由は、前第2四半期連結累計期間に、ファミリーマートにて台湾FM及び同社の子会社に係る資産を売却目的保有資産に振替えたことによるものです。

 

 当第2四半期連結累計期間に、重要な有形固定資産の取得・処分等はありません。

 

7 子会社に対する持分

(子会社に対する支配喪失)

 前第2四半期連結累計期間に、重要な子会社に対する支配喪失はありません。

 

 当第2四半期連結累計期間では、売却取引等により子会社に対する支配を喪失したことに伴い認識した損益を要約四半期連結包括利益計算書の「有価証券損益」に96,640百万円計上しております。主なものは、第8セグメントの台湾FM及び金属セグメントのITOCHU Coal Americas Inc.に係るものです。

 

8 社債

 前第2四半期連結累計期間の社債の発行に重要なものはありません。

 

 前第2四半期連結累計期間に償還された主な社債の内訳は、次のとおりです。

 

発行体

償還期限

利率

種類

発行総額

提出会社

円貨建2020年満期

1.530%

利付普通社債

10,000百万円

提出会社

円貨建2020年満期

1.135%

利付普通社債

10,000百万円

提出会社

円貨建2020年満期

1.412%

利付普通社債

10,000百万円

 

 当第2四半期連結累計期間の社債の発行に重要なものはありません。

 

 当第2四半期連結累計期間に償還された主な社債の内訳は、次のとおりです。

 

発行体

償還期限

利率

種類

発行総額

提出会社

円貨建2021年満期

0.487%

利付普通社債

10,000百万円

提出会社

円貨建2021年満期

1.378%

利付普通社債

20,000百万円

提出会社

円貨建2021年満期

1.221%

利付普通社債

20,000百万円

 

9 1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益

(1)前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間の「基本的1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」及び「希薄化後1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」は次のとおりです。

 

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

基本的1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

169.55円

337.05円

希薄化後1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

169.55円

337.05円

 

前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間の「基本的1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」及び「希薄化後1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」の算定上の基礎は次のとおりです。

(分子項目)

 

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

当社株主に帰属する四半期純利益

252,508百万円

500,612百万円

希薄化後1株当たり当社株主に帰属する四半期

純利益の算定に用いられた四半期純利益調整額

希薄化後当社株主に帰属する四半期純利益

252,508百万円

500,612百万円

 

(分母項目)

 

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

発行済普通株式の加重平均株式数

(自己株式控除後)

1,489,308,596株

1,485,276,645株

 

(2)前第2四半期連結会計期間及び当第2四半期連結会計期間の「基本的1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」及び「希薄化後1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」は次のとおりです。

 

前第2四半期連結会計期間

当第2四半期連結会計期間

基本的1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

99.27円

156.96円

希薄化後1株当たり当社株主に帰属する

四半期純利益

99.27円

156.96円

 

前第2四半期連結会計期間及び当第2四半期連結会計期間の「基本的1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」及び「希薄化後1株当たり当社株主に帰属する四半期純利益」の算定上の基礎は次のとおりです。

(分子項目)

 

前第2四半期連結会計期間

当第2四半期連結会計期間

当社株主に帰属する四半期純利益

147,749百万円

233,136百万円

希薄化後1株当たり当社株主に帰属する四半期

純利益の算定に用いられた四半期純利益調整額

希薄化後当社株主に帰属する四半期純利益

147,749百万円

233,136百万円

 

(分母項目)

 

前第2四半期連結会計期間

当第2四半期連結会計期間

発行済普通株式の加重平均株式数

(自己株式控除後)

1,488,339,041株

1,485,310,845株

 

10 資本

 前第2四半期連結会計期間末の資本剰余金残高は、前々連結会計年度末比70,993百万円減少の20,316百万円(借方残高)となり、また非支配持分残高は、前々連結会計年度末比103,053百万円減少の741,605百万円となりました。その主な理由は、ファミリーマートの追加取得の影響によるものです。

 

11 その他の資本の構成要素

 その他の資本の構成要素の各項目の増減は次のとおりです。

区分

前第2四半期連結累計期間

(百万円)

当第2四半期連結累計期間

(百万円)

為替換算調整額

 

 

期首残高

△37,836

131,612

期中増減

6,719

4,844

期末残高

△31,117

136,456

FVTOCI金融資産

 

 

期首残高

△31,972

38,740

期中増減

65,330

13,504

利益剰余金への振替

1,052

118,674

期末残高

34,410

170,918

キャッシュ・フロー・ヘッジ

 

 

期首残高

△19,163

△9,897

期中増減

△4,007

△4,600

期末残高

△23,170

△14,497

確定給付再測定額

 

 

期首残高

期中増減

133

△255

利益剰余金への振替

△133

255

期末残高

その他の資本の構成要素合計

 

 

期首残高

△88,971

160,455

期中増減

68,175

13,493

利益剰余金への振替

919

118,929

期末残高

△19,877

292,877


 当第2四半期連結累計期間の「FVTOCI金融資産」の「利益剰余金への振替」は、主としてITOCHU Coal Americas Inc.が保有するコロンビア炭鉱と輸送インフラの操業主体であるDrummond International, LLCの売却によるもの

です。

 

12 配当

(1)前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間の配当金支払額は次のとおりです。

 

<前第2四半期連結累計期間の配当金支払額>

決議

株式の種類

配当金の総額

配当の原資

1株当たり
配当額

基準日

効力発生日

2020年6月19日
定時株主総会

普通株式

63,438百万円

利益剰余金

42.5円

2020年3月31日

2020年6月22日

 

<当第2四半期連結累計期間の配当金支払額>

決議

株式の種類

配当金の総額

配当の原資

1株当たり
配当額

基準日

効力発生日

2021年6月18日
定時株主総会

普通株式

65,447百万円

利益剰余金

44円

2021年3月31日

2021年6月21日

 

(2)基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間末日後と

   なる配当金の総額は次のとおりです。

 

決議

株式の種類

配当金の総額

配当の原資

1株当たり
配当額

基準日

効力発生日

2021年11月5日
取締役会

普通株式

69,909百万円

利益剰余金

47円

2021年9月30日

2021年12月2日

 

13 公正価値

(1)金融商品の公正価値

 当社及び子会社は、多種の金融商品を有しており、契約相手による契約不履行の際に生ずる信用リスクにさらされておりますが、特定の相手またはグループに対する信用リスクの過度な集中を避けるため、多数の相手と取引を行っております。

 前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末の「長期債権」及び「投資・債権以外の長期金融資産」(デリバティブ資産を除く)並びに「社債及び借入金(長期)」及び「その他の長期金融負債」(デリバティブ負債を除く)の帳簿価額とIFRS第13号「公正価値測定」に従い見積った公正価値及びそれらの評価手法は次のとおりです。(なお、有価証券及びその他の投資の公正価値、デリバティブ資産及びデリバティブ負債の公正価値及びそれらの評価手法は、「(2)公正価値の測定」をご参照ください。)

 

前連結会計年度末

(百万円)

帳簿価額

公正価値

金融資産

 

 

長期債権及び投資・債権以外の長期金融資産

(デリバティブ資産を除く)

315,194

314,703

金融負債

 

 

社債及び借入金(長期)及びその他の長期金融負債

(デリバティブ負債を除く)

2,497,377

2,496,837

 

 

当第2四半期連結会計期間末

(百万円)

帳簿価額

公正価値

金融資産

 

 

長期債権及び投資・債権以外の長期金融資産

(デリバティブ資産を除く)

319,761

320,045

金融負債

 

 

社債及び借入金(長期)及びその他の長期金融負債

(デリバティブ負債を除く)

2,322,182

2,321,721

(注)連結財政状態計算書の「長期債権」のうち、CITIC Limited株式取得に係るChia Tai Bright Investment Company Limited(以下、「CTB」という。)への株主融資については上記には含めず、後述②に当該金融商品に関する情報を記載しております。

 

① 金融商品の公正価値の評価手法

 「長期債権」及び「投資・債権以外の長期金融資産」(デリバティブ資産を除く)の公正価値の評価手法は次のとおりです。

 「長期債権」及び「投資・債権以外の長期金融資産」(デリバティブ資産を除く)の公正価値は、同程度の信用格付けを有する貸付金または顧客に同一の残存期間で同条件の貸付または信用供与を行う場合に現在適用される市場での金利に基づいて、将来のキャッシュ・フローを割引くことにより見積っており、レベル2に分類しております。また、貸倒引当金を設定している「長期債権」及び「投資・債権以外の長期金融資産」についてはレベル3に分類しております。

 

 「社債及び借入金(長期)」及び「その他の長期金融負債」(デリバティブ負債を除く)の公正価値の評価手法は次のとおりです。

 「社債及び借入金(長期)」及び「その他の長期金融負債」(デリバティブ負債を除く)の公正価値は、同一の残存期間を有する債務を当社が調達する場合に現在適用される市場での金利に基づいて、将来のキャッシュ・フローを割引くことにより見積っており、レベル2に分類しております。

 

 なお、上記以外の流動金融資産及び負債については、主として満期または決済までの期間が短期で構成されており、帳簿価額と公正価値は、ほぼ同額となっております。

 また、有価証券及びその他の投資のうち償却原価で測定される金融資産は主に公社債であり、帳簿価額と公正価値は、ほぼ同額となっております。

 

② CITIC Limited株式取得に係るCTBへの株主融資

 当社とCharoen Pokphand Group Company Limitedがそれぞれ50%ずつ出資しているCTBは、CITIC Limitedが発行する同社の普通株式の20%に相当する5,818百万株を保有しており、同社を持分法適用会社としております。当社は、CTBのCITIC Limited株式取得に係る必要資金の調達のため、投資及び株主融資を行っております。

 前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末のCITIC Limited株式取得に係るCTBへの投資残高は、それぞれ514百万米ドル(56,870百万円)、514百万米ドル(57,492百万円)となります。また、前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末のCITIC Limited株式取得に係るCTBへの株主融資残高は、それぞれ4,559百万米ドル(504,759百万円)、4,446百万米ドル(497,629百万円)となります。当該株主融資残高は、連結財政状態計算書の「長期債権」に含めて表示しております。

 なお、香港証券取引所のCITIC Limited株式の2021年3月31日及び2021年9月30日の終値は、それぞれ1株当たり7.36香港ドル、8.30香港ドルであり、当該株価にCTBが保有するCITIC Limitedの株式数を乗じた金額は、それぞれ42,821百万香港ドル(609,736百万円)、48,290百万香港ドル(694,411百万円)となります。また、当該金額に当社のCTBに対する出資比率である50%を乗じた金額は、それぞれ21,410百万香港ドル(304,868百万円)、24,145百万香港ドル(347,205百万円)となります。

(2)公正価値の測定

 IFRS第13号「公正価値測定」では、公正価値の定義を「測定日時点で市場参加者間で秩序ある取引が行われた場合に、資産の売却によって受取るであろう価格または負債の移転のために支払うであろう価格」としたうえで、公正価値を、その測定のために使われるインプット情報の外部からの観察可能性に応じて、次の3つのレベルに区分することを規定しております。

・レベル1:活発な市場における同一資産または同一負債に係る相場価格を無調整で採用しているもの

・レベル2:レベル1に含まれる相場価格以外の、直接的または間接的に外部から観察可能なインプット情報を用いて算定される公正価値

・レベル3:外部から観察不能なインプット情報を用いて算定される公正価値

 

当社及び子会社の経常的な公正価値の評価手法は次のとおりです。

現金同等物は、主として当初決済期日が3か月以内のコマーシャル・ペーパー等により構成されております。これらは、流通市場での相場価格を使用し公正価値を測定したうえで、レベル2に分類しております。

公正価値評価の対象となる棚卸資産は、短期間の市場価格の変動による利益を獲得することを目的に取得されたもの等により構成されております。これらは、対象となるコモディティ取引価格等に基づく価格フォーミュラ等により公正価値を測定していることから、レベル2に分類しております。

FVTPL金融資産、またはFVTOCI金融資産に分類される金融商品は、株式及び債券と、オルタナティブ投資等により構成されております。取引所に上場されている銘柄は、当該取引相場価格を公正価値として使用しております。このうち、取引が頻繁に行われている活発な市場での相場価格が入手できるものはレベル1に分類し、取引頻度が少ない市場での相場価格相当を使用しているものはレベル2に分類しております。取引所に上場されていない銘柄は、当該投資先の将来の収益性の見通し及び対象銘柄の純資産価額、当該投資先が保有する主要資産の定量的情報等のインプット情報を総合的に考慮し、割引キャッシュ・フロー法、修正純資産法等を用いて公正価値を測定しております。なお、公正価値の測定に際し、観察不能なインプット情報による影響額が重要な割合を占めるものについてはレベル3に分類し、観察不能なインプット情報による影響額が重要な割合を占めないものについてはレベル2に分類しております。

 デリバティブ資産及びデリバティブ負債は、主として為替デリバティブ、金利デリバティブ、商品デリバティブにより構成されております。このうち、取引所にて取引が行われているものは当該取引相場価格を公正価値として使用し、レベル1に分類しております。上記以外のデリバティブについては、外部より観察可能なインプット情報のみに基づき、ブラック・ショールズ・モデル等の一般的な公正価値算定モデルを用いて公正価値を測定し、レベル2に分類しております。

 当社及び子会社は、当社が定めた公正価値の測定方針及び手続に基づき、公正価値測定の対象となる資産及び負債の性質及び特徴並びにリスクを最も適切に反映できる評価技法及びインプット情報を用いて公正価値を測定しております。レベル3に分類された金融資産は割引キャッシュ・フロー法、修正純資産法等により評価しております。なお、公正価値測定の結果については、各ディビジョンカンパニーごとに適切な権限者により承認されております。

 割引キャッシュ・フロー法により評価されレベル3に分類された主なものの公正価値は、割引率等の上昇/低下により減少/増加します。割引率は金融資産ごとに決定され、リスクフリーレートにカントリーリスクプレミアム等を加味した率(7~15%程度)で算定しております。

 観察不能なインプット情報を合理的に考えうる代替的な仮定に変更した場合に公正価値の著しい変動は見込まれておりません。

 なお、当社及び子会社は、資産・負債のレベル間の振替は、振替のあった各四半期連結会計期間末時点で認識しております。

 公正価値で測定される資産及び負債に係る前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末の公正価値のレベル別内訳は次のとおりです。なお、前連結会計年度及び当第2四半期連結累計期間にて、レベル1とレベル2の間の重要な振替はありません。

 

 

前連結会計年度末

(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産

 

 

 

 

棚卸資産

3,221

3,221

有価証券及びその他の投資

 

 

 

 

FVTPL金融資産

21,868

59,077

80,945

FVTOCI金融資産

592,879

279,548

872,427

デリバティブ資産

3,754

29,736

33,490

 負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

3,941

21,885

25,826

 

 

 

当第2四半期連結会計期間末

(百万円)

レベル1

レベル2

レベル3

合計

資産

 

 

 

 

棚卸資産

5,404

5,404

有価証券及びその他の投資

 

 

 

 

FVTPL金融資産

6,145

25,351

64,575

96,071

FVTOCI金融資産

515,643

376,284

891,927

デリバティブ資産

6,814

61,435

68,249

負債

 

 

 

 

デリバティブ負債

18,385

67,688

86,073

 

 レベル3に分類されたものに係る前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間の増減の内訳は次のとおりです。

 

 

前第2四半期連結累計期間

(百万円)

 

FVTPL金融資産

FVTOCI金融資産

期首

54,597

414,003

包括利益合計

1,681

28,987

四半期純利益(有価証券損益)に含まれるもの

1,681

その他の包括利益(FVTOCI金融資産)に含まれるもの

22,105

その他の包括利益(為替換算調整額)に含まれるもの

6,882

 購入

3,932

2,617

売却

△3

△2,376

レベル3からの振替

△99

その他

84

3,453

 期末

60,291

446,585

前第2四半期連結会計期間末において保有する資産に係る「有価証券損益」

1,681

 

 

当第2四半期連結累計期間

(百万円)

 

FVTPL金融資産

FVTOCI金融資産

期首

59,077

279,548

包括利益合計

9,114

33,153

四半期純利益(有価証券損益)に含まれるもの

9,114

その他の包括利益(FVTOCI金融資産)に含まれるもの

38,761

その他の包括利益(為替換算調整額)に含まれるもの

△5,608

 購入

5,200

14,332

売却

△8,546

△3,318

レベル3からの振替

△260

△296

その他

△10

52,865

 期末

64,575

376,284

当第2四半期連結会計期間末において保有する資産に係る「有価証券損益」

4,194

 

 前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間に認識された「レベル3からの振替」は、保有銘柄の上場等に伴い、その取引相場価格により公正価値を測定することが可能となったことによるものです。

 当第2四半期連結累計期間の「その他」の増加は、主として(株)Paidyが、「持分法で会計処理されている投資」から「その他の投資」(FVTOCI金融資産)へ区分変更されたことによるものです。

 

14 有価証券損益

 当第2四半期連結累計期間の「有価証券損益」は、主として第8セグメントの台湾FM株式の一部譲渡による売却益及び支配喪失に伴う残余持分の公正価値測定による評価益62,822百万円に加え、情報・金融セグメントの(株)Paidyに対する重要な影響力の喪失に伴う残余持分の公正価値測定による評価益43,809百万円、金属セグメントのITOCHU Coal Americas Inc.の支配喪失に伴う為替換算調整額の純損益への振替等による利益32,057百万円及び住生活セグメントの日伯紙パルプ資源開発(株)の全株式譲渡による売却益31,025百万円です。このうち、子会社に対する支配喪失後も継続して保有する残余持分を支配喪失日現在の公正価値で測定することに起因した金額は、60,290百万円です。

 

15 固定資産に係る損益

 前第2四半期連結累計期間の「固定資産に係る損益」は、主としてファミリーマートでの一部店舗の収益性低下に伴う減損損失です。

 

16 偶発負債

 当社及び子会社は、関連会社及びジョイント・ベンチャー、並びに一般取引先に対し、種々の形態の保証を行っております。被保証先が債務不履行に陥った場合、当社及び子会社に支払義務が発生します。当社及び子会社の前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末の関連会社及びジョイント・ベンチャー、並びに一般取引先に対する保証のそれぞれの保証総額及び実保証額は次のとおりです。

 

 

前連結会計年度末(百万円)

金融保証

取引履行保証

合計

関連会社及び

ジョイント・ベンチャーに対する保証

 

 

 

保証総額

111,106

2,480

113,586

実保証額

94,403

2,480

96,883

一般取引先に対する保証

 

 

 

保証総額

25,015

35,085

60,100

実保証額

10,407

7,210

17,617

合計

 

 

 

保証総額

136,121

37,565

173,686

実保証額

104,810

9,690

114,500

 

 

当第2四半期連結会計期間末(百万円)

金融保証

取引履行保証

合計

関連会社及び

ジョイント・ベンチャーに対する保証

 

 

 

保証総額

78,320

2,641

80,961

実保証額

63,239

2,641

65,880

一般取引先に対する保証

 

 

 

保証総額

15,913

35,753

51,666

実保証額

8,740

7,550

16,290

合計

 

 

 

保証総額

94,233

38,394

132,627

実保証額

71,979

10,191

82,170

 

 

 保証総額とは、保証契約に係る最高支払限度枠の金額であり、当社及び子会社に支払義務が生じる可能性がある最大金額です。また、実保証額とは、当該最高支払限度枠の範囲内で被保証先が認識した債務額に基づく金額であり、第三者が当社及び子会社に対して差入れた再保証等がある場合に、これらを控除した実質的リスク負担額と考えられる金額です。

 保証総額のうち、第三者が当社及び子会社に差入れた再保証等の前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末の金額は、それぞれ31,553百万円及び30,983百万円です。

 また、上記の保証につき、損失が見込まれるものについては損失見込み額を負債計上しております。当第2四半期連結会計期間末にて負債計上しているものを除き、これらの保証について保証差入先への保証履行を要求されている、あるいは被保証先の経営状況の悪化に伴う追加保証差入が見込まれる重要なものはありません。

 なお、当社子会社であるJAPÃO BRASIL MINÉRIO DE FERRO PARTICIPAÇÕES LTDA.の投資先であるCSN Mineração S.A.に対するタックス・アセスメントにつきましては、第97期有価証券報告書「連結財務諸表注記 37 偶発負債」に記載した内容から重要な変更はありません。

 上記を除き、当社及び子会社の財政状態や業績に重大な影響を及ぼすおそれのある訴訟、仲裁その他の法的手続は現在ありません。但し、当社及び子会社の国内及び海外での営業活動等が今後重要な訴訟等の対象となり、将来の当社及び子会社の財政状態や業績に悪影響を及ぼす可能性が無いことを保証するものではありません。

 

17 重要な後発事象

 当社の要約四半期連結財務諸表が発行できる状態となった2021年11月10日までの期間に後発事象の評価を

行った結果、該当事項はありません。

 

18 要約四半期連結財務諸表の承認

 要約四半期連結財務諸表は、2021年11月10日に当社最高財務責任者 鉢村 剛により承認されております。

 

2【その他】

 2021年11月5日開催の取締役会にて、利益剰余金の配当を決議しております。

 配当金の総額及び1株当たりの金額は、「第4 経理の状況 1 要約四半期連結財務諸表 要約四半期連結財務諸表注記 12 配当」に記載のとおりです。