第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

  (1) 業績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、雇用環境の改善によって個人消費が緩やかに増加、また輸出の改善や設備投資の増加などにより、全体として回復基調が継続しています。世界経済におきましては、雇用の改善による個人消費に支えられている米国や、輸出がけん引する欧州での経済が堅調に推移するとともに、中国では個人消費の寄与による経済成長が継続、また、アジア諸国においても先進国向けの輸出が好調なことから、全体的に安定した経済成長が続いています。

紙パルプ業界におきましては、紙は電子媒体へのシフトなどの要因から需要の減少が続いたものの、板紙は、加工食品・飲料用など生活必需品や、伸長著しいネット通販向けの梱包用段ボール原紙の出荷が堅調であり、当第3四半期連結累計期間における紙・板紙の内需はほぼ前年並みとなりました。

このような状況下、当社グループの当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高388,216百万円(前年同期比9.7%増)、営業利益7,059百万円(同16.0%増)、経常利益7,105百万円(同9.1%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、当期においては固定資産売却益の増加、負ののれん発生益の計上等があったものの、投資有価証券売却益が減少したことにより、前年同期比2.2%減の4,655百万円となりました。
 

当第3四半期連結累計期間の業績をセグメント別にみると次のとおりです。

「国内卸売」
 紙・板紙の出荷数量はわずかに減少したものの、売上高は価格修正もあり前年同期比0.9%増の220,300百万円となりました。経常利益は、機能材の販売が好調であったことなどから、3.0%増の3,949百万円となりました。

「海外卸売」
 第2四半期連結会計期間に連結子会社化したBall & Doggettグループの業績が当第3四半期連結会計期間より反映されていること、及び本邦からの輸出の増加や円安による為替換算の影響等により、売上高は前年同期比19.4%増の116,820百万円となりました。一方、経常利益はBall & Doggett Group Pty Ltdの株式取得関連費用を計上したことなどから1.5%増の883百万円となりました。

「製紙及び加工」
 売上高は再生家庭紙事業及び海外段ボール加工事業の販売数量増加等により、前年同期比9.4%増の17,633百万円となりました。一方、経常利益は板紙製造事業における原料古紙価格の上昇等により5.9%減の2,111百万円となりました。

「資源及び環境」
 古紙価格の上昇等により、第1四半期連結会計期間に連結子会社化した福田三商株式会社をはじめとした古紙事業の業績が好調に推移しました。また、平成28年7月から営業運転を開始した岩手県におけるバイオマス発電事業の業績が期初より反映されていることにより、売上高は前年同期比61.2%増の31,345百万円、経常利益は262.6%増の1,780百万円となりました。

「不動産賃貸」
 テナントビルの高稼働が継続していますが、一部賃貸物件の売却もあり売上高は前年同期比0.7%減の2,118百万円となりました。一方、経常利益は減価償却費の減少及び管理費用の削減により16.9%増の463百万円となりました。

 

  (2) 財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、福田三商株式会社及びBall & Doggettグループを連結子会社化したことに伴う売上債権、棚卸資産及び有形固定資産の増加等により前連結会計年度末に比べて58,045百万円増加し、345,908百万円となりました。
 総負債も同様の理由により前連結会計年度末に比べて45,482百万円増加し、252,560百万円となりました。
 純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上及び有価証券評価差額金の計上等により前連結会計年度末に比べて12,564百万円増加し、93,348百万円となりました。

 

  (3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。

 

  (4) 研究開発活動

特記事項はありません。

 

  (5) 従業員数

当第3四半期連結累計期間において、福田三商株式会社の連結子会社化に伴い、「資源及び環境」セグメントの従業員数は前連結会計年度に比べ、219名増の475名となりました。また、Ball & Doggettグループの連結子会社化に伴い、「海外卸売」セグメントの従業員数は前連結会計年度に比べ、476名増の1,165名となりました。

これらの結果、連結会社の従業員数は、前連結会計年度に比べ686名増の3,785名となりました。
 なお、従業員数は就業人員数であります。
 

  (6) 生産、受注及び販売の実績

当第3四半期連結累計期間において、福田三商株式会社の連結子会社化及び古紙価格の上昇等により、「資源及び環境」セグメントの商品仕入実績及び販売実績が著しく増加しております。

また、前連結会計年度中に設備が稼働開始した株式会社野田バイオパワーJPの業績が期初より反映されているため、「資源及び環境」セグメントの生産実績が増加しております。

当第3四半期連結累計期間のこれらの実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

①生産実績

セグメントの名称

金額(百万円)

前年同四半期比(%)

製紙及び加工    

26,994

107.2

資源及び環境

2,805

131.8

 

(注) 1 金額は製造原価によっております。

2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

 

②商品仕入実績

セグメントの名称

金額(百万円)

前年同四半期比(%)

国内卸売   

189,419

100.0

海外卸売

102,427

119.8

資源及び環境

27,148

143.1

 

(注) 1 金額は仕入価格によっております。

2 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。

3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

 

 

③販売実績

セグメントの名称

金額(百万円)

前年同四半期比(%)

国内卸売

220,300

100.9

海外卸売

116,820

119.4

製紙及び加工

17,633

109.4

資源及び環境

31,345

161.2

不動産賃貸

2,118

99.3

合計

388,216

109.7

 

(注) 1 上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。

2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

 

 

(7) 主要な設備の状況

①設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等による著しい変動

該当事項はありません。
 なお、当第3四半期連結累計期間において、福田三商株式会社の連結子会社化により、古紙ヤード等の有形固定資産8,642百万円が主要な設備に加わっております。また、Ball & Doggettグループの連結子会社化により、機械装置等の有形固定資産1,142百万円が主要な設備に加わっております。

 

②前連結会計年度において計画中であった新設、休止、大規模改修、除却、売却等の著しい変動

該当事項はありません。