当第3四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、当第3四半期連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前年同四半期連結累計期間との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いています。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高401,077百万円(前年同期比1.1%減)、営業利益9,123百万円(同2.7%増)、経常利益8,452百万円(同6.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益5,491百万円(同10.1%増)となりました。
当第3四半期連結累計期間の業績をセグメント別にみると次のとおりです。
「国内卸売」
売上高は、消費税増税後の反動による梱包用段ボールの荷動きの低迷や電子化による紙の構造的な需要減少により紙・板紙の販売数量が減少したものの、販売価格の維持により前年同期比0.8%増の221,014百万円となりました。また経常利益についても、紙・板紙の販売価格の維持により7.0%増の3,955百万円となりました。
「海外卸売」
売上高は前第3四半期連結会計期間末に連結の範囲に加わったSpicers Paper (Malaysia) Sdn. Bhd. (現OVOL Malaysia Sdn. Bhd.)、Spicers Paper (Singapore) Pte Ltd (現OVOL Singapore Pte. Ltd.)および第2四半期連結会計期間末に連結の範囲に加わった英国RADMS Paper Limitedの業績が反映されているものの、米中貿易摩擦の影響等による世界的な紙・板紙の需要減少の影響があったことにより、前年同期比1.9%減の134,194百万円となりました。また経常利益は、市況品種の価格下落の影響により粗利が大幅に落ち込んだことに加え、為替差損やM&Aによるのれん償却費および株式取得関連費用の発生などにより96.7%減の72百万円となりました。
「製紙及び加工」
売上高は家庭紙製品や段ボール原紙の販売価格の維持により、前年同期比4.6%増の19,521百万円となりました。経常利益は、原料古紙価格が当第3四半期連結累計期間において低位安定したことにより、62.1%増の5,372百万円となりました。
「資源及び環境」
中国における廃棄物輸入規制の継続実施により古紙の需給が緩んだことから国際市況が大幅に下落し、売上高は前年同期比21.1%減の22,428百万円、経常利益は93.0%減の88百万円となりました。
「不動産賃貸」
2018年7月から稼働したOVOL日本橋ビルと2019年4月に稼働したOVOL京都駅前ビルからの賃貸料収入が増加したことにより、売上高は前年同期比56.4%増の3,920百万円となりました。経常利益は、OVOL日本橋ビル、OVOL京都駅前ビルの減価償却費や不動産管理費用などが増加したものの、売上高の大幅な増加により357.9%増の1,224百万円となりました。
なお、当第3四半期連結累計期間の業績及び今後の動向を踏まえ、2020年3月期通期の連結業績予想を下方修正し、売上高は545,000百万円(前回発表予想560,000百万円)、営業利益は10,500百万円(同13,300百万円)、経常利益は10,000百万円(同13,000百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,500百万円(同7,500百万円)に変更いたしました。詳細につきましては2020年2月5日公表の「通期業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
②財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、英国RADMS Paper Limited及びその子会社6社(Premier Paper Group Limited他)を連結子会社化したことに伴う売上債権、たな卸資産及びのれん等の増加並びに一部の在外子会社においてIFRS第16号「リース」を適用したことに伴う有形固定資産の増加等により、前連結会計年度末に比べて12,911百万円増加し、362,567百万円となりました。
総負債は、固定資産の取得に係る未払金の減少やコマーシャル・ペーパーの償還があった一方、社債の発行や長期借入金の新規調達及び一部の在外子会社においてIFRS第16号「リース」を適用したことに伴う固定負債の増加等により、前連結会計年度末に比べて18,214百万円増加し、273,124百万円となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が増加した一方、自己株式の買付による取得及び非支配株主からの子会社株式追加取得による資本剰余金の減少等により、前連結会計年度末に比べて5,303百万円減少し、89,442百万円となりました。
(2) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、RADMSグループの連結子会社化に伴い、「海外卸売」セグメントの従業員数は前連結会計年度末に比べ、361名増の1,667名となりました。
また、当社グループの従業員数は前連結会計年度末に比べ、425名増の4,318名となりました。
なお、従業員数は就業人員数であります。
(3) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間において、2018年7月から稼働したOVOL日本橋ビル及び2019年4月から稼働したOVOL京都駅前ビルの賃貸料収入が増加したため、「不動産賃貸」セグメントの販売実績が著しく増加しております。
当第3四半期連結累計期間のこれらの実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(4) 主要な設備
新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第3四半期連結累計期間に著しい変動があった設備は、次の通りであります。
新設
該当事項はありません。