当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、当社グループの取引先の親会社である Samson Paper Holdings Limitedが、2020年7月20日付で、バミューダ最高裁判所に対して会社の再建に向けた暫定清算(provisional liquidation)の申請を行った旨を開示したことに伴い、同社連結子会社に対する債権について、取立不能又は取立遅延のおそれが生じました。詳しくは、「第4 経理の状況(追加情報)」をご参照ください。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の収束が見えず、厳しい状況が継続しています。わが国経済におきましても、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、依然として先行きが不透明な状況となっております。
このような状況下、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高2,962億7百万円(前年同期比103.4%)となりました。営業損益においては、売上総利益は本年7月に取得したAntalis S.A.(以下、Antalis)が、当第3四半期より業績に寄与し、前年比で増益となりましたが、香港・中国の取引先において売上債権の取立不能又は取立遅延の恐れが発生したことから貸倒引当金繰入額108億90百万円を計上した結果、営業損失は101億68百万円(前年同期は13億64百万円の営業利益)、持分法投資損失を24億31百万円計上したことにより経常損失は126億46百万円(前年同期は15億85百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は104億85百万円(前年同期は14億67百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
当第3四半期連結累計期間の業績をセグメント別にみると次のとおりです。
当第3四半期連結累計期間において、紙では、イベント等の一部再開などにより、チラシ・広告等が一部回復するなど、グラフィック用紙等の需要回復が見え始めました。また、学習ドリルなど学参書の販売が引き続き堅調に推移した他、コミックスの販売が大幅に増加しましたが、デジタル化の進捗等の影響による印刷用紙需要の減退はカバーできず、販売数量及び売上高は前年割れとなりました。板紙では、飲料用包装資材向けの段ボール原紙などが前期に引き続き堅調でしたが、インバウンド需要の消滅により、土産用菓子箱などに使用される白板紙の需要が大きく減少し、販売数量及び売上高は前年割れとなりました。古紙については、12月末の中国古紙輸入全面禁止に際し、日本品に受注が集中した結果、価格が高騰し売上高は堅調に推移しました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同四半期連結累計期間比16.0%減の1,871億75百万円となり、営業利益は12.7%減の26億85百万円となりました。
本年7月に取得したAntalisの業績が加わり、収益に大きく貢献した結果、販売数量・売上高は前年比で大幅に増加しました。
豪州を中心としたオセアニア地域では、新型コロナウィルス感染症拡大が収束し、好調な社会経済に支えられ、業績は堅調に推移しました。
香港・中国では、新型コロナウイルス感染症の影響を脱した中国の経済が好調で、段ボール原紙の販売が堅調に推移しましたが、売上債権の取立不能又は取立遅延の恐れが発生したことから、多額の貸倒引当金繰入額を計上したため、大幅な営業損失となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同四半期連結累計期間比72.5%増の1,080億95百万円となり、営業損失は114億56百万円(前年同期は1億13百万円の営業利益)となりました。
当社グループの主力物件であるKPP八重洲ビルなどにおいて昨年下期の賃料改定やテナントの入れ替えによる賃料単価の上昇などにより増収増益となりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同四半期連結累計期間比3.6%増の9億36百万円となり、営業利益は13.7%増の5億15百万円となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産額は、前連結会計年度末に比べ824億28百万円増加し、2,717億46百万円となりました。これは主に、Antalis S.A.の買収による売掛金の増加及び商品の増加等によるものであります。
負債額は、前連結会計年度末に比べ976億12百万円増加し、2,396億53百万円となりました。これは主に、Antalis S.A.の買収による買掛金の増加及び子会社株式取得に伴う短期借入金等の有利子負債の増加によるものであります。
純資産額は、円高に伴う為替換算調整勘定の減少、親会社株主に帰属する四半期純損失等により、前連結会計年度末に比べ151億83百万円減少し、320億93百万円となりました。以上の結果、自己資本比率は11.8%となり、前連結会計年度末に比べ13.1ポイント減少しております。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は24百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、海外拠点紙パルプ等卸売事業セグメントの従業員数が、前連結会計年度末から4,301名増加しております。これは、Antalis S.A.の株式を取得したことにより、同社及びその子会社73社を連結の範囲に含めたこと等によるものです。なお、従業員数は就業人員数であります。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。