第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、前第3四半期連結累計期間と比較して減少しており、以下の経営成績に関する説明の売上高については、前年同期比(%)を記載せずに説明しております。
 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

a.財政状態

(資産)

当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて31,825百万円増加(対前期末比9.0%増)し、385,053百万円となりました。

流動資産の増加49,065百万円は、主に現金及び預金、受取手形及び売掛金並びに商品及び製品が増加したこと等によるものであります。

固定資産の減少17,240百万円は、主に投資有価証券が保有株式の売却や時価下落に伴い減少したこと等によるものであります。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて27,632百万円増加(同15.6%増)し、205,056百万円となりました。

流動負債の増加34,851百万円は、主に支払手形及び買掛金並びに短期借入金が増加したこと等によるものであります。

固定負債の減少7,219百万円は、主に長期借入金及びその他が減少したこと等によるものであります。その他の内容は主に繰延税金負債であります。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて4,192百万円増加(同2.4%増)し、179,996百万円となりました。これは、主にその他有価証券評価差額金が減少したものの、利益剰余金及び為替換算調整勘定が増加したこと等によるものであります。

この結果、自己資本比率は46.2%(前連結会計年度末より3.0ポイント減)となりました。

 

b.経営成績

当第3四半期連結累計期間における世界経済は、新型コロナウイルス感染症(以下、感染症)による厳しい状況が徐々に緩和されるなか、米国や欧州ユーロ圏では、景気は持ち直しの動きとなりました。中国では、景気の回復テンポが鈍化しました。タイやインドネシアなどアジア新興国では、景気は依然厳しい状況にありますが、持ち直しの動きもみられました。

一方、日本経済は、感染症の影響が残るなか、企業収益の一部に弱さがみられましたが、個人消費には改善がみられ、景気は持ち直しの動きとなりました。

国内外で変異株をはじめ感染症の感染再拡大の影響や供給面での制約などによる景気の下振れリスクが懸念されます。

こうした中、当社グループの連結ベースでの売上高は、前年同期の感染症の影響による大幅な落ち込みから回復し、504,971百万円(前年同四半期は420,368百万円)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は18,763百万円減少しています。利益面では、営業利益16,335百万円(同54.0%増)、経常利益17,829百万円(同48.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益18,281百万円(同92.7%増)となりました。

 

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 

《情報電子事業》

情報電子事業は、主要商材の販売が堅調に推移し、売上が増加しました。

液晶関連では、TV・ノートPC用パネルの生産好調により、関連部材の販売が増加しました。有機EL関連では、新規商材の販売が伸長しました。

LED関連では、関連材料の販売が伸長しました。

インクジェットプリンター関連では、在宅印刷需要の継続によりコンシューマー分野が好調に推移すると共に、産業印刷需要も回復し、全体として関連材料の販売が増加しました。

複写機関連では、感染症の影響によるオフィス用トナーの需要減少から回復し、関連材料の販売が増加しました。

太陽電池関連は、国内外で関連材料の販売が好調でした。二次電池関連は、EV車向けが好調に推移し、関連材料の販売が伸長しました。

フォトマスク関連は、中国での需要回復により関連材料の販売が堅調でした。

半導体・電子部品関連は、データセンター、5G、車載向けが好調に推移し、関連材料の販売が好調でした。半導体装置の販売は好調でした。

これらの結果、売上高は188,016百万円(前年同四半期は165,082百万円)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は10,294百万円減少しています。セグメント利益(営業利益)は5,465百万円(同9.8%増)となりました。

 

《化学品事業》

化学品事業は、前年同期の感染症の影響による大幅な落ち込みから回復し、売上が増加しました。

樹脂原料・添加剤の販売は、総じて好調でした。

自動車部品用の原料販売は、減産による影響はありましたが、順調でした。

塗料分野では、自動車用・建築用の原料販売が堅調でした。インキ分野では、広告用・パッケージ用の原料販売が好調でした。

製紙用の薬剤の販売は、衛生紙・段ボール向けが回復しました。

建築資材関連の販売は、住宅着工件数が回復するなか、堅調でした。

これらの結果、売上高は57,188百万円(前年同四半期は48,245百万円)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は4,239百万円減少しています。セグメント利益(営業利益)は1,637百万円(同88.4%増)となりました。

 

《生活産業事業》

生活産業事業は、全般に好調に推移し、売上が増加しました。

ライフサイエンス関連では、医薬原料や化粧品原料の販売が好調でした。インバウンド需要の消失により、ドラッグストア向け日用品原料の販売が低調でした。

食品関連では、水産加工品の輸入販売が回復しました。回転寿司向け加工品の販売は好調でした。米国では外食業界の急回復により、シーフード商品の販売が伸長しました。

農産品では、量販店・宅配向けの冷凍野菜の販売が好調でした。

これらの結果、売上高は27,762百万円(前年同四半期は26,623百万円)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は2,416百万円減少しています。セグメント利益(営業利益)は2,121百万円(同101.0%増)となりました。

 

《合成樹脂事業》

合成樹脂事業は、前年同期の感染症の影響による大幅な落ち込みからの回復と樹脂価格の上昇により、売上が増加しました。

汎用樹脂関連では、日用品関連、食品関連、ゲーム機関連など、総じて好調でした。

高機能樹脂関連では、自動車関連が、減産の影響があったものの、国内外共に販売が回復しました。OA関連は販売が伸長しました。

コンパウンド事業は、全体的に収益が改善しました。

フィルム関連では、コンビニ向けや行楽向けが回復しました。

シート関連では、感染症の影響が継続し、テイクアウト飲料用の販売が減少しました。

スポーツ資材関連では、海外を中心にグリップテープの販売が回復しました。

これらの結果、売上高は231,873百万円(前年同四半期は180,288百万円)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は1,812百万円減少しています。セグメント利益(営業利益)は7,014百万円(同94.2%増)となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針、経営戦略及び対処すべき課題等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針、経営戦略及び対処すべき課題等について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、32百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。