第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の分析

当第2四半期連結累計期間(2019年4月1日~2019年9月30日)における世界経済は、米国経済が堅調に推移しているものの、米中の貿易摩擦に端を発した中国経済の減速等により先行き不透明感が高まりました。わが国経済は、雇用・所得環境が着実に改善している一方、輸出や設備投資には弱さがみられ、緩やかな回復基調となったものの、伸びは鈍化しております。

このような環境の下、海外では、米国の線材二次加工拠点である「Grand Blanc Processing, L.L.C.」において設備の増強を行い、生産能力の向上をはかってまいりました。中国ではアルミコイルセンター「蘇州神商金属有限公司」での設備増強を実施し、中国での新規の受注活動に注力してまいりました。
 国内では非鉄金属セグメントにおいて、グループシナジーの深化による一層の営業力強化を図ることを目的に、連結子会社である「コベルコ筒中トレーディング株式会社」と「中山金属株式会社」を合併し、「神鋼商事メタルズ株式会社」として2019年7月1日より営業を開始いたしました。
 また、全社的な取組みとして、コーポレート・ガバナンスの強化を目的に、リスク管理協議会を「リスクマネジメント委員会」と改名し、「経営審議会」の諮問機関と位置づけるとともに、ESG活動のさらなる推進のため、「CSR基本方針・行動指針」を策定し、「CSR委員会」を新たに設置するなど社内体制の整備を進めてまいりました。
 このような活動を通じて、メーカー商社の特色を活かしたビジネスを積極的に推進してまいりました。

この結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は484,774百万円前年同四半期比4.9%増)、営業利益は3,584百万円同0.5%増)となりましたが、経常利益は3,388百万円同13.5%減)となり、特別損失として投資有価証券評価損等を596百万円計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,724百万円同41.2%減)となりました。

セグメントごとの業績は次のとおりであります。

なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの利益又は損失の算定方法の変更を行っております。経営成績における前年同期比較については、前年同期間の数値を変更後の報告セグメント利益又は損失の算定方法により組み替えた数値で比較しております。報告セグメントの算定方法の変更の詳細につきましては、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 セグメント情報」の「2.報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。

 

① 鉄鋼

鋼板製品の国内向けは、取扱量・価格ともに上昇しましたが、輸出向けは、取扱量が横ばいとなり価格は下落しました。線材製品は国内外ともに取扱量は概ね横ばいでしたが、価格が上昇しました。

この結果、売上高は164,303百万円前年同四半期比6.7%増)となりましたが、海外子会社等の減益の影響により、セグメント利益は1,610百万円同32.5%減)となりました。

 

② 鉄鋼原料

輸入鉄鋼原料は取扱量が増加し、価格も上昇しました。冷鉄源、チタン原料は取扱量が増加しました。合金鉄は、取扱量は横ばいでしたが、価格が下落しました。

この結果、売上高は159,412百万円前年同四半期比11.3%増)となりましたが、海外子会社における取扱量減少の影響により、セグメント利益は520百万円同0.6%減)となりました。

 

③ 非鉄金属

銅製品は空調用銅管の取扱量が堅調に推移しましたが、端子コネクターや半導体向け銅板条の取扱量は減少しました。アルミ製品は自動車向けアルミ板条の取扱量が増加しましたが、鉄道車両向けならびに空調向けアルミ押出材の取扱量が減少しました。非鉄原料はアルミ地金・アルミ再生塊の取扱量が減少しました。

この結果、売上高は104,801百万円前年同四半期比7.8%減)となり、セグメント利益は656百万円同30.4%減)となりました。

 

④ 機械・情報

機械製品はゴムタイヤ機械、産業用ブレーキ等の取扱いが減少しましたが、大型圧縮機、電池用材料、熱処理炉等の取扱いは増加しました。情報関連商品はハードディスク関連機器やPC部品等の取扱いは増加しましたが、液晶電子材料等の取扱いが減少しました。

この結果、売上高は33,472百万円前年同四半期比10.3%増)となり、セグメント利益は前年同四半期比大幅増加の485百万円となりました。

 

 

⑤ 溶材

溶接材料は造船、建築鉄骨、及び建設機械向けの取扱量は堅調に推移しました。輸出関連は韓国向けエネルギー案件を中心に堅調に推移しました。また、溶接関連機器は汎用溶接機の取扱いが減少し、鉄骨溶接ロボットシステムの取扱いは堅調に推移しました。生産材料は、溶剤原料を中心に前年同期比横ばいで推移しました。

この結果、売上高は22,652百万円前年同四半期比8.2%増)となり、セグメント利益は149百万円同77.1%増)となりました。

 

 (2)財政状態の分析

(総資産)

当第2四半期連結会計期間末における総資産は292,861百万円となり、前連結会計年度末比14,728百万円の減少となりました。これは主に、受取手形及び売掛金と前払金の減少によるものであります。

 

(負債)

当第2四半期連結会計期間末における負債合計は237,549百万円となり、前連結会計年度末比15,119百万円の減少となりました。これは主に、支払手形及び買掛金と電子記録債務の減少によるものであります

 

(純資産)

当第2四半期連結会計期間末における純資産は55,311百万円となり、前連結会計年度末比390百万円の増加となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によるものであります

 

(3)キャッシュ・フローの状況の分析

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ、5,461百万円増加し、11,013百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは5,156百万円前年同四半期に比べ9,185百万円増加)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益2,831百万円、売上債権の減少額19,747百万円、仕入債務の減少額18,978百万円と、その他営業活動によるキャッシュ・フローに含まれる前払金の減少額1,803百万円によるものであります

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは△1,692百万円前年同四半期に比べ934百万円減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出781百万円と、長期貸付けによる支出234百万円によるものであります

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは2,161百万円前年同四半期に比べ1,186百万円増加)となりました。これは主に、短期借入金の純増額2,987百万円によるものであります

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。

 

(5)研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。