第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当中間連結会計期間におけるわが国経済は、所得情勢、個人消費、設備投資、生産活動、雇用情勢に総じて持ち直しの動きがみられ、緩やかに回復しています。

 消費者心理は、消費者物価の上昇に賃金の伸びが追いつかず、生活防衛意識を反映し、節約志向が継続しています。

 水産物流通業界におきましては、需要動向については、外食・宿泊・インバウンド関連需要は回復しているものの、内食関連需要は物価高騰も影響し総じて伸び悩んでいます。

 このような環境にあって、当社グループは、販売力・調達力の強化、顧客起点志向の追求、地域に対応したソリューションの提供、業務の効率化、諸経費の削減などに注力し事業活動を展開しています。

 また、2024年度から2026年度までの3カ年を対象とした『OUGグループ中期経営計画2024』に従い、継続してバリューチェーンの最適化を意識したグループ役職員の個々の行動変容を通じ、1.「鮮魚事業の強化」、2.「商品力の強化」、3.「関東マーケットの深耕・拡大」、4.「海外事業の拡大」、5.「サステナブルな事業活動」の事業テーマにグループ一体となって取り組んでいます。

 この結果、当中間連結会計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

a.財政状態

 当中間連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比べて3,609百万円増加し、93,879百万円となりました。増加の主な要因は、棚卸資産の増加3,075百万円によるものです。

 負債は、前連結会計年度末と比べて1,923百万円増加し、56,638百万円となりました。増加の主な要因は、支払手形及び買掛金の増加2,118百万円によるものです。

 純資産は、前連結会計年度末と比べて1,685百万円増加し、37,241百万円(自己資本比率39.7%)となりました。増加の主な要因は、利益剰余金の増加1,692百万円によるものです。

b.経営成績

 当中間連結会計期間の経営成績は、売上高は171,003百万円(前年同期比103.3%)となりました。損益面では、売上総利益は15,784百万円(前年同期比109.1%)となり、営業利益2,301百万円(前年同期比140.2%)、経常利益2,599百万円(前年同期比137.1%)、親会社株主に帰属する中間純利益2,216百万円(前年同期比119.8%)となりました。

 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

<水産物荷受事業>

 中央卸売市場を核とする集荷販売機能をもつ水産物荷受事業は、世界的な水産物需要の高まりなどを背景に販売単価が上昇し増収となりましたが、販売数量の減少および人件費・物流費を中心に販管費の増加があり、売上高105,738百万円(前年同期比104.3%)、セグメント利益1,238百万円(前年同期比81.3%)となりました。

<市場外水産物卸売事業>

 全国各地を網羅する販売拠点を活かした幅広い流通網をもつ市場外水産物卸売事業は、外食・宿泊・インバウンド関連需要が好調に推移する中、商品調達コストおよび販管費の上昇を販売価格に転嫁することに努め増収となりましたが、物流費を中心とした販管費の増加を補いきれず、売上高66,101百万円(前年同期比102.6%)、セグメント利益592百万円(前年同期比93.6%)となりました。

<養殖事業>

 九州、四国にて、ブリ、マグロの養殖を展開する養殖事業は、主力の養殖ブリにおいて、長引く高海水温による生育遅れなどによる販売数量の減少および生産原価の上昇はありましたが、全国的に在池量が少ないことなどにより販売単価が大きく上昇し、売上高4,436百万円(前年同期比106.8%)、セグメント利益444百万円(前年同期はセグメント損失523百万円)となりました。

<食品加工事業>

 量販店向けの米飯加工、カット野菜加工、冷凍マグロの加工、飲食事業者向けの加工・調理サービスなどを行う食品加工事業は、前期末に冷凍マグロの加工を行う連結子会社1社が加入したことなどにより増収となりましたが、原材料価格の高騰などによる生産原価の上昇があり、売上高2,115百万円(前年同期比112.1%)、セグメント損失64百万円(前年同期はセグメント損失64百万円)となりました。

 

<物流事業>

 物流センターにおいて、搬入された水産物等を量販店等の配送先別に仕分け・配送を行う物流事業は、人件費等の販管費の増加はありましたが、センターフィを中心に売上が全般的に増加し、売上高929百万円(前年同期比104.5%)、セグメント利益8百万円(前年同期はセグメント損失0百万円)となりました。

<その他>

 グループの水産物流通を補完するリース事業等その他は、売上高1,644百万円(前年同期比77.0%)、セグメント損失29百万円(前年同期はセグメント利益18百万円)となりました。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べて422百万円減少し、2,364百万円となりました。

 当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは1,719百万円の収入(前年同期は1,699百万円の支出)となりました。これは主に、棚卸資産の増加3,075百万円(前年同期は5,322百万円の増加)による支出がありましたが、税金等調整前中間純利益3,222百万円(前年同期は2,629百万円)の計上、仕入債務の増加2,068百万円(前年同期は1,055百万円の減少)による収入があったことによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは609百万円の支出(前年同期は346百万円の収入)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出596百万円(前年同期は384百万円の支出)によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは1,533百万円の支出(前年同期は1,516百万円の収入)となりました。これは主に、借入金の減少による純支出1,008百万円(前年同期は1,920百万円の純収入)、配当金の支払520百万円(前年同期は401百万円の支払)によるものです。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等及び経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 該当事項はありません。

3【重要な契約等】

当該事項はありません。