第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。

(1) 経営成績

当第3四半期連結累計期間(平成30年4月1日から平成30年12月31日まで)におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に、緩やかな景気回復基調が続く一方、海外経済の不確実性や為替・株式市場の不安定さへの懸念、また豪雨、台風、地震といった自然災害が発生するなど、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
 当社グループを取り巻く繊維・アパレル業界におきましては、高額商材を中心としたインバウンド需要は増加傾向にあり、個人消費も緩やかに改善しているものの、消費者の衣料品に関する購買行動の多様化と依然として根強い節約志向により、総じて厳しい状況が続いております。
 このような状況の下、当社グループは、主力ブランドである「DAKS」のブランド価値の更なる向上に取り組み収益拡大を図る一方で、徹底した経営の効率化を継続して推し進めてまいりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の当社グループの売上高は前年同期比4.4%減の20,225百万円、営業利益は前年同期比6.4%減の1,845百万円、経常利益は前年同期比1.3%減の2,379百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比6.7%増の1,807百万円となりました。

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

 

なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第3四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。

 

① ファッション関連事業

国内事業は、百貨店などの衣料品販売が引き続き苦戦している中、顧客ファーストを最優先し、経営効率を重視する事業構造改革を進めてまいりました。前期における不採算店からの撤退、秋以降気温が高めに推移したことから重衣料の販売が苦戦、家賃・人件費などの徹底した経費削減の効果もありましたが、減収減益となりました。
 海外事業は、香港・マカオにおいて大型店舗の出退店などにより減収となったものの、店頭での販売効率の見直し、家賃などの経費の圧縮に努め利益面では改善致しました。また、中国市場への販売においては、新規店舗の出店があり増収となりましたが、広告宣伝費などの経費増が影響し減益となりました。

以上の結果、当事業全体の売上高は前年同期比10.8%減の10,165百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比3.4%減の1,379百万円となりました。

 

② 繊維関連事業

アパレル企業向けのOEM事業は、厳しい市況が続く中、新規取引先の開拓、既存取引先との取組を強化し、付加価値の高い商品開発に注力、また、生産面におきましては更なる品質向上を目指し、商品の安定供給に努めております。当四半期においては、重点得意先の新ブランドとの取組による受注増などにより増収となりましたが、物流コスト等の増加や為替の影響などもあり、減益となりました。

以上の結果、当事業全体の売上高は前年同期比4.2%増の9,085百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比21.3%減の258百万円となりました。

 

③ 不動産関連事業

大阪の賃貸ビルをメインとして東京・横浜・神戸などの不動産に係る賃貸事業は、稼働率は向上してまいりましたが、内装工事業等の減少があり、当事業全体の売上高は前年同期比5.8%減の1,732百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比19.2%増の506百万円となりました。

 

(2)  財政状態の分析

① 流動資産

当第3四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べて922百万円(4.7%)減少し、18,510百万円となりました。これは、現金及び預金が1,298百万円減少、商品及び製品が55百万円減少し、受取手形及び売掛金が619百万円増加したことなどによるものであります。

 

② 固定資産

当第3四半期連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末に比べて4,620百万円(13.2%)減少し、30,289百万円となりました。これは、投資有価証券が4,287百万円減少、商標権が243百万円減少したことなどによるものであります。
 

③ 流動負債

当第3四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べて2,553百万円(25.4%)減少し、7,502百万円となりました。これは、短期借入金が1,480百万円減少、未払法人税等が472百万円減少、未払費用が247百万円減少、1年内返済予定の長期借入金が240百万円減少したことなどによるものであります。

 

④ 固定負債

当第3四半期連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末に比べて977百万円(15.1%)減少し、5,488百万円となりました。これは、繰延税金負債が1,029百万円減少したことなどによるものであります。
 

⑤ 純資産

当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて2,012百万円(5.3%)減少し、35,809百万円となりました。これは、その他有価証券評価差額金が2,420百万円減少し、純資産から控除している為替換算調整勘定が272百万円増加、利益剰余金が1,129百万円増加したことなどによるものであります。

 

(3)  事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)  研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。