第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 経営成績

当第1四半期連結累計期間(2019年4月1日から2019年6月30日まで)におけるわが国経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に、緩やかな景気回復基調が続く中、高額商材を中心としたインバウンド需要は増加傾向にあり、個人消費や消費マインドも緩やかに改善しているものの、米中貿易摩擦や中国経済の成長鈍化など、先行き不透明な状況が続いております。

当社グループを取り巻く繊維・アパレル業界におきましては、消費者の衣料品に関する購買行動の多様化と依然として根強い節約志向により、総じて厳しい状況が続いております。

このような状況の下、当社グループは、主力ブランドである「DAKS」のブランド価値を極大化すべく様々な戦略を実施し、収益拡大を図っております。しかしながら、当第1四半期連結累計期間は、国内外とも繊維・アパレル業界の競争激化、特に国内百貨店での衣料品販売の落ち込みが大きく影響し、前年同期比では減収減益となりました。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の当社グループの売上高は前年同期比13.1%減の5,027百万円、営業利益は前年同期比55.5%減の136百万円、経常利益は前年同期比32.0%減の389百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比40.1%減の250百万円となりました。

 

セグメントの経営成績を示すと、次のとおりであります。

 

① ファッション関連事業

国内事業は、「DAKS」「LEONARD」のブランド価値向上のため、顧客ファースト、商品クオリティの追求を最優先し、経営効率を重視する事業構造改革を進めてまいりました。当第1四半期におきましては、百貨店での売上が低迷する中、地方から都心への経営資源の集中を進めており、さらに不採算店からの撤退や店頭不振、旧在庫の処分を進めたことなども影響し、大幅な減収減益となりました。

海外事業は、香港・マカオ・台北において、店舗ごとの収益を精査し不採算店から撤退する一方、中国市場においては上海の旗艦店をリニューアルオープンするほか積極的に新規出店を進めてまいりました。また、英国DAKS社において経費の削減を図ることにより、減収ながら増益となりました。

以上の結果、当事業全体の売上高は前年同期比14.1%減の2,462百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比80.1%減の37百万円となりました。

 

② 繊維関連事業

アパレル企業向けのOEM事業は、厳しい市況が続く中、新規取引先の開拓、既存取引先との取組を強化し、付加価値の高い商品開発に注力、また、生産面におきましてはさらなる品質向上を目指し、商品の安定供給に努めております。当第1四半期におきましては、新規取引先からの受注、既存取引先との商品アイテムの拡大などもありましたが、主力取引先であるアパレルメーカーのブランド戦略の見直しや生産抑制などの影響により大幅な減収となる中、業務の効率化など経費減に努めてまいりました。

以上の結果、当事業全体の売上高は前年同期比15.6%減の2,101百万円、セグメント損失(営業損失)は28百万円(前期は28百万円のセグメント利益)となりました。

 

 

③ 不動産関連事業

大阪の賃貸ビルをメインとして東京・横浜・神戸などの不動産に係る賃貸事業は、稼働率の向上、内装工事業等の増加があり、当事業全体の売上高は前年同期比7.4%増の623百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比3.1%増の173百万円となりました。

 

(2) 財政状態

① 流動資産

当第1四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べて1,751百万円(9.5%)減少し、16,685百万円となりました。これは、受取手形及び売掛金が1,001百万円減少、現金及び預金が844百万円減少したことなどによるものであります。

 

② 固定資産

当第1四半期連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末に比べて1,794百万円(5.9%)増加し、32,334百万円となりました。これは、IFRS適用在外連結子会社においてIFRS第16号「リース」を適用したことにより使用権資産が2,368百万円増加した一方で、商標権が244百万円減少し、投資有価証券が175百万円減少したことなどによるものであります。

 

③ 流動負債

当第1四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べて287百万円(3.8%)減少し、7,230百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が453百万円減少、未払費用が325百万円減少した一方で、IFRS適用在外連結子会社においてIFRS第16号「リース」を適用したことなどによりリース債務が473百万円増加したことなどによるものであります。

 

④ 固定負債

当第1四半期連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末に比べて1,742百万円(31.9%)増加し、7,200百万円となりました。これは、IFRS適用在外連結子会社においてIFRS第16号「リース」を適用したことなどによりリース債務が1,798百万円増加したことなどによるものであります。

 

⑤ 純資産

当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて1,412百万円(3.9%)減少し、34,587百万円となりました。これは、利益剰余金が634百万円減少し、純資産から控除している為替換算調整勘定が349百万円増加したことなどによるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。