第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 経営成績

当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年12月31日まで)におけるわが国経済は、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大により、経済活動が大きく減速し、景気は急速に悪化いたしました。また、政府が打ち出した各種政策の効果などもあって景気は緩やかに持ち直しの動きが見られたものの、新規感染者数の再拡大により、先行き不透明な状況が続いております。

当社グループを取り巻く繊維・アパレル業界におきましても、商業施設の一部休業や営業時間の短縮、外出自粛による消費低迷や購買志向の変化により、極めて厳しい状況が続いております。

このような経営環境の中で、当社グループは、「DAKS」ブランドを核としたビジネスを、アジアを中心に海外展開を拡大することに注力し、また、今後の先行き不透明な状況に対応するために、強固な財務基盤や安定した収益体質の構築を目指す事業構造改革に取り組んでまいりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の当社グループの売上高は前年同期比30.3%減の12,624百万円となりましたが、前期末より推し進めております事業構造改革の効果もあり、営業利益は前年同期比17.3%増の1,754百万円、経常利益は前年同期比22.4%増の2,428百万円となりました。特別利益として投資有価証券売却益など976百万円計上し、特別損失として使用権資産等の減損損失や早期退職による特別退職金など2,170百万円計上したことなどにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比74.8%減の913百万円となりました。

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

 

① ファッション関連事業

国内事業は、「DAKS」「LEONARD」のブランド価値向上のため、顧客ファースト、商品クオリティを追求し、経営効率を重視する販売戦略を推し進めております。当第3四半期連結累計期間におきましては、当該ブランドを百貨店などに販売する国内子会社では、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う二度にわたる緊急事態宣言下の店舗休業や外出自粛などによる個人消費の落ち込みにより、大幅な減収となりました。

一方、「DAKS」「LEONARD」ブランドを中国・香港・マカオ・台北・韓国などのアジアを中心に展開しております海外事業は、当該感染症の影響は限定的でしたが、地政学的リスクなどの要因により前期末に香港の店舗を一部撤退したこともあり、大幅な減収となりました。

利益面におきましては、前期末より当該感染症の拡大に伴う消費低迷に対応するため、利益重視の収益体質の構築を目指し、店舗ごとの収益性を見直し、人件費など付随する経費を削減できた効果が大きく、増益となりました。

以上の結果、当事業全体の売上高は前年同期比36.4%減の5,707百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比43.1%増の1,384百万円となりました。

 

 

② 繊維関連事業

アパレル企業向けのOEM事業は、依然として厳しい市況が続き受注競争が加速する中、販売面におきましては企画提案力の強化、付加価値の高い商品開発に注力し、また、生産面におきましては、更なる品質向上を目指し、商品の安定供給に努めることで、重点得意先との取組拡大を目指しております。

当第3四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大などにより、取引先であるアパレル各社の仕入計画の見直しによる受注減などにより減収となりましたが、物流の効率化、経費の削減などの収益性の向上に努め、また、回収不安が見込まれた債権額の減少に伴い、引当金を一部取り崩したことにより、減収増益となりました。

以上の結果、当事業全体の売上高は前年同期比25.8%減の5,902百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比19.4%増の277百万円となりました。

 

③ 不動産関連事業

大阪の賃貸ビルをメインとして東京・横浜・神戸などの不動産賃貸事業は、稼働率は安定的に推移しておりますが、新型コロナウイルス感染症の拡大により、イベントホール事業において、一定期間の営業自粛を行ったことが大きく影響し、減収減益となりました。

以上の結果、当事業全体の売上高は前年同期比20.6%減の1,478百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比17.3%減の449百万円となりました。

 

 

(2)  財政状態の分析

① 流動資産

当第3四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べて1,370百万円(6.8%)増加し、21,455百万円となりました。これは、現金及び預金が1,690百万円増加した一方で、受取手形及び売掛金が370百万円減少したことなどによるものであります。

 

② 固定資産

当第3四半期連結会計期間末の固定資産は、前連結会計年度末に比べて1,082百万円(3.9%)減少し、26,842百万円となりました。これは、使用権資産が1,842百万円減少した一方で、投資有価証券が902百万円増加したことなどによるものであります。
 

③ 流動負債

当第3四半期連結会計期間末の流動負債は、前連結会計年度末に比べて879百万円(11.2%)減少し、6,946百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が559百万円減少、未払金が357百万円減少したことなどによるものであります。

 

④ 固定負債

当第3四半期連結会計期間末の固定負債は、前連結会計年度末に比べて48百万円(0.9%)増加し、5,393百万円となりました。これは、繰延税金負債が487百万円増加した一方で、リース債務が264百万円減少、退職給付に係る負債が155百万円減少したことなどによるものであります。
 

⑤ 純資産

当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて1,119百万円(3.2%)増加し、35,958百万円となりました。これは、その他有価証券評価差額金が909百万円増加したことなどによるものであります。

 

(3)  事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)  研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。