【注記事項】
(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)

1.連結の範囲に関する事項

(1) 連結子会社の数  14

主要な連結子会社名

 「第1  企業の概況  4  関係会社の状況」に記載しているため省略しております。

当連結会計年度より、株式会社Twelveの株式を取得したため、連結の範囲に含めております。

(2) 主要な非連結子会社の名称等

LEONARD Inc.

連結の範囲から除いた理由

非連結子会社は小規模であり、合計の総資産、売上高、当期純損益、利益剰余金等は、いずれも連結財務諸表に重要な影響を及ぼしていないため、連結の範囲から除いております。

なお、非連結子会社のLEOLAGO S.Aは、2025年3月17日付で清算結了しております。

2.持分法の適用に関する事項

該当事項はありません。

3.連結子会社の事業年度等に関する事項

連結子会社のうち、SANKYO SEIKO (MACAU) CO., LTD.、LEONARD FASHION SAS、LEONARD PARFUMS SAS、LEONARD ITALIE S.R.L.、LEONARD SHANGHAI LIMITEDの決算日は、12月31日であります。

SANKYO SEIKO(MACAU)CO.,LTD.、LEONARD SHANGHAI LIMITEDについては、連結財務諸表の作成にあたっては連結決算日現在で実施した仮決算に基づく財務諸表を使用しており、その他の決算日が12月31日の連結子会社については、連結財務諸表の作成にあたり、同日現在の財務諸表を使用し、連結決算日との間に生じた重要な取引については、連結上必要な調整を行っております。

なお、その他の連結子会社の事業年度の末日は、連結決算日と一致しております。

4.会計方針に関する事項

(1) 重要な資産の評価基準及び評価方法

① 有価証券

(イ) 満期保有目的の債券

償却原価法(定額法)を採用しております。

(ロ) その他有価証券

・市場価格のない株式等以外のもの

決算期末日の市場価格等に基づく時価法を採用しております。

(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法により算定しております。)

・市場価格のない株式等

移動平均法による原価法を採用しております。

② 棚卸資産

主として総平均法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)によっておりますが、一部連結子会社では先入先出法による原価法(収益性の低下による簿価切下げの方法)を採用しております。

(2) 重要な減価償却資産の減価償却の方法

① 有形固定資産

(イ) 有形固定資産(リース資産、使用権資産を除く)

当社及び国内連結子会社は定率法を採用し、在外連結子会社は定額法を採用しております。

ただし、当社及び国内連結子会社は1998年4月1日以降に取得した建物(建物附属設備を除く)ならびに2016年4月1日以降に取得した建物附属設備及び構築物については、定額法を採用しております。

 

(ロ) リース資産

所有権移転ファイナンス・リース取引に係るリース資産

自己所有の固定資産に適用する減価償却の方法と同一の方法を採用しております。

所有権移転外ファイナンス・リース取引に係るリース資産

リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする定額法を採用しております。

(ハ) 使用権資産

リース期間に基づく定額法を採用しております。

② 少額減価償却資産

当社及び国内連結子会社は取得価額が10万円以上20万円未満の資産については、主として3年間で均等償却する方法を採用しております。

③ 無形固定資産

定額法を採用しております。

ただし、自社利用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間(5年)に基づく定額法を採用しております。

また、商標権(耐用年数を確定できないものを除く)については、効果の及ぶ期間(10年)に基づく定額法によっております。

④ 長期前払費用

効果の及ぶ期間に応じて均等償却する方法を採用しております。

(3) 重要な引当金の計上基準

貸倒引当金

売上債権、貸付金等の貸倒損失に備えるため、主として一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。

(4) 退職給付に係る会計処理の方法

① 退職給付見込額の期間帰属方法

退職給付債務の算定にあたり、退職給付見込額を当連結会計年度末までの期間に帰属させる方法については、給付算定式基準によっております。

② 数理計算上の差異及び過去勤務費用の費用処理方法

数理計算上の差異は、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(5年)による定額法により按分した額をそれぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。

過去勤務費用については、発生時に一括償却しております。

③ 小規模企業等における簡便法の採用

一部の連結子会社は、退職給付に係る負債及び退職給付費用の計算に、退職一時金制度については、退職給付に係る期末自己都合要支給額を退職給付債務とし、企業年金制度については、直近の年金財政計算上の数理債務をもって退職給付債務とする方法を用いた簡便法を適用しております。

(5) 重要なヘッジ会計の方法

① ヘッジ会計の方法

原則として繰延ヘッジ処理によっております。なお、振当処理の要件を満たしている為替予約については振当処理によっております。

② ヘッジ手段とヘッジ対象

ヘッジ手段……為替予約

ヘッジ対象……外貨建金銭債権債務

③ ヘッジ方針

外貨建取引の為替相場の変動リスクを回避する目的で為替予約を行っております。

④ その他リスク管理方針のうちヘッジ会計に係るもの

実需取引の範囲内で行われる為替予約取引について、各関係部門からの報告に基づき、当社本社ホールディングス部門において残高等を一括管理しております。

 

(6) 重要な収益及び費用の計上基準

当社グループは、主に店頭販売等による商品の販売、製品OEMによる製品の販売、ライセンスビジネスによる役務の提供、イベントホール等の不動産関連事業における役務の提供及びオフィスビル等の不動産賃貸を行っております。

商品または製品の販売に係る収益は、顧客との販売契約に基づいて商品または製品を引き渡す履行義務を負っております。当該履行義務は、商品または製品を引き渡す一時点において、顧客が当該商品または製品に対する支配を獲得して充足されると判断し、引渡時点で収益を認識しております。

ライセンスビジネスによる役務の提供に係る収益は、当社グループがブランドの価値を補強または維持する継続的活動を行うことが契約により定められていることから、当該契約は、一定の期間にわたり履行義務を充足する取引であり、履行義務の充足の進捗度に応じて収益を認識しております。

イベントホール等の不動産関連事業における役務の提供に係る収益は、顧客との契約に基づいて役務を提供する履行義務を負っております。当該契約は、一定の期間にわたり履行義務を充足する取引であり、履行義務の充足の進捗度に応じて収益を認識しております。

不動産の賃貸は、「リース取引に関する会計基準」(企業会計基準第13号)に基づき収益を認識しております。

なお、取引の対価は履行義務を充足してから1年以内に受領しており、重要な金融要素は含まれておりません。

(7) 連結キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲

手許現金、要求払預金及び取得日から3か月以内に満期日の到来する流動性の高い、容易に換金可能であり、かつ、価値の変動について僅少なリスクしか負わない短期的な投資であります。

 

 

(重要な会計上の見積り)

1. 商品及び製品の評価

(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

 

 

(百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

商品及び製品

2,236

2,870

 

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

商品及び製品の貸借対照表価額は収益性の低下による簿価切下げの方法により算定しており、期末における正味売却価額が取得原価を下回っている場合には、当該正味売却価額をもって貸借対照表価額としております。

正味売却価額の見積りには、商品及び製品の将来の販売単価及び将来の販売見込数量という重要な仮定が含まれますが、これらは将来需要や市場状況、販売戦略の変化などの影響を受ける可能性があり、実際の販売単価及び販売数量が見積りと異なった場合、翌期の連結財務諸表において、商品及び製品の金額に重要な影響を与える可能性があります。

 

2.商標権の評価

(1) 当連結会計年度の連結財務諸表に計上した金額

 

 

(百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

商標権

4,849

4,849

減損損失

635

 

 

(2) 識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する情報

連結子会社であるDAKS SIMPSON LIMITEDはDAKSブランドにかかる商標権を保有しており、LEONARD FASHION SASはLEONARDブランドにかかる商標権を保有しております。

DAKSブランドにかかる商標権の減損テストにおいては、公正価値と帳簿価額を比較しますが、商標権の公正価値は使用価値により測定しており、使用価値はDAKS SIMPSON LIMITEDの将来計画に基づく割引後将来キャッシュ・フローにより算定しております。当該見積りには、DAKS SIMPSON LIMITEDの収益見込及び営業費用見込並びに割引率という仮定が含まれるため、実際の収益及び営業費用並びに割引率が見積りと異なった場合、翌期の連結財務諸表において、商標権の金額に重要な影響を与える可能性があります。

LEONARDブランドにかかる商標権については、減損の兆候があると認められた場合、減損テストを行うこととなりますが、商標権を含む資産グループの業績等を勘案した結果、減損の兆候はないと判断しております。

今後の経営環境等の変化により将来キャッシュ・フロー見込と実績が大きく異なる結果となった場合、翌期の連結財務諸表において、商標権の金額に重要な影響を与える可能性があります。

 

(会計方針の変更)

「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」(企業会計基準第27号 2022年10月28日。以下、「2022年改正会計基準という。)等を当連結会計年度の期首から適用しております。

法人税等の計上区分(その他の包括利益に対する課税)に関する改正については、2022年改正会計基準第20-3項ただし書きに定める経過的な取扱い及び「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第28号 2022年10月28日。以下、「2022年改正適用指針」という。)第65-2(2)ただし書きに定める経過的な取扱いに従っております。なお、当該会計方針の変更による連結財務諸表に与える影響はありません。

また、連結会社間における子会社株式等の売却に伴い生じた売却損益を税務上繰り延べる場合の連結財務諸表における取扱いの見直しに関連する改正については、2022年改正適用指針を当連結会計年度の期首から適用しております。なお、当該会計方針の変更による前連結会計年度の連結財務諸表に与える影響はありません。

 

 

(未適用の会計基準等)

・「リースに関する会計基準」(企業会計基準第34号 2024年9月13日 企業会計基準委員会)

・「リースに関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第33号 2024年9月13日 企業会計基準委員会) 等

 

(1)概要

企業会計基準委員会において、日本基準を国際的に整合性のあるものとする取組みの一環として、借手の全てのリースについて資産及び負債を認識するリースに関する会計基準の開発に向けて、国際的な会計基準を踏まえた検討が行われ、基本的な方針として、IFRS第16号の単一の会計処理モデルを基礎とするものの、IFRS第16号の全ての定めを採り入れるのではなく、主要な定めのみを採り入れることにより、簡素で利便性が高く、かつ、IFRS第16号の定めを個別財務諸表に用いても、基本的に修正が不要となることを目指したリース会計基準等が公表されました。

借手の会計処理として、借手のリースの費用配分の方法については、IFRS第16号と同様に、リースがファイナンス・リースであるかオペレーティング・リースであるかにかかわらず、全てのリースについて使用権資産に係る減価償却費及びリース負債に係る利息相当額を計上する単一の会計処理モデルが適用されます。

 

(2)適用予定日

2028年3月期の期首から適用します。

 

(3)当該会計基準等の適用による影響

「リースに関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であります。
 

 

(連結貸借対照表関係)

※1 連結会計期間末日満期手形の会計処理については、手形交換日をもって決済処理しております。

なお、前連結会計期間末日が金融機関の休日であったため、次の連結会計期間末日満期手形が、連結会計期間末残高に含まれております。

 

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

受取手形

28百万円

―百万円

支払手形

130 〃

― 〃

 

 

※2   流動負債「その他」のうち、契約負債の金額は以下のとおりであります。

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

当連結会計年度
(2025年3月31日)

契約負債

164

百万円

178

百万円

 

 

(連結損益計算書関係)

※1 顧客との契約から生じる収益

   売上高については、顧客との契約から生じる収益及びそれ以外の収益を区分して記載しておりません。顧客との契約から生じる収益の金額は、連結財務諸表「注記事項 (収益認識関係)1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報」に記載しております。

 

※2  通常の販売目的で保有する棚卸資産の収益性の低下による簿価切下額(△は戻入額)は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

売上原価

16

百万円

11

百万円

 

 

 

※3  減損損失

当社グループは、以下の資産グループについて減損損失を計上しました。

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日)

用途

種類

場所

減損損失
(百万円)

 

販売店舗

建物及び構築物

台湾

9

 営業権

パリ

26

事業用資産

建物及び構築物

福井県勝山市

11

機械装置及び運搬具

福井県勝山市

20

工具、器具及び備品

福井県勝山市

0

ソフトウエア

福井県勝山市

1

商標権

ロンドン

635

 

 

705

 

当社グループは、事業別を基本とし、賃貸用資産及び遊休資産等については、それぞれの物件ごとにグルーピングを行っております。

販売店舗の資産グループについては、閉鎖が決定または市場価格の下落が認められたため帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当期減少額を減損損失として計上しております。なお、回収可能価額は、閉鎖が決定した店舗においては使用価値により測定しておりますが、将来キャッシュ・フローに基づく使用価値がマイナスであるため、回収可能価額を零として評価しております。市場価格の下落が認められた資産については、正味売却価額により測定しており、適切に市場価格を反映していると考えられる評価額を基に算出しております。

商標権については、英国の連結子会社であるDAKS SIMPSON LIMITEDにおいて、英国国債金利の上昇に伴う割引率の上昇を反映し、今後の事業計画に基づき将来の回収可能価額を測定した結果、回収可能価額が帳簿価額を下回ったため、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。なお、回収可能価額は事業用資産においては、使用価値により測定しており、将来キャッシュ・フローを12.2%~18.3%の割引率で割り引いて算定しております。

その他の事業用資産については、使用価値により測定しておりますが、将来キャッシュ・フローが見込めないため、使用価値は備忘価額をもって評価しております。

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日)

用途

種類

場所

減損損失
(百万円)

 

販売店舗

その他(無形固定資産)

パリ

39

 

 

39

 

当社グループは、事業別を基本とし、賃貸用資産及び遊休資産等については、それぞれの物件ごとにグルーピングを行っております。

販売店舗の資産グループについては、市場価格の下落が認められたため帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当期減少額を減損損失として計上しております。なお、回収可能価額は、正味売却価額により測定しており、適切に市場価格を反映していると考えられる評価額を基に算出しております。

 

(連結包括利益計算書関係)

※  その他の包括利益に係る組替調整額並びに法人税等及び税効果額

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

その他有価証券評価差額金

 

 

当期発生額

9,704百万円

5,163百万円

組替調整額

△797 〃

△281 〃

法人税等及び税効果調整前

8,906百万円

4,882百万円

法人税等及び税効果額

△2,711 〃

△1,719 〃

その他有価証券評価差額金

6,194百万円

3,162百万円

繰延ヘッジ損益

 

 

当期発生額

29百万円

△18百万円

組替調整額

26 〃

△29 〃

法人税等及び税効果調整前

55百万円

△47百万円

法人税等及び税効果額

△19 〃

16 〃

繰延ヘッジ損益

36百万円

△31百万円

為替換算調整勘定

 

 

当期発生額

1,188百万円

202百万円

組替調整額

― 〃

― 〃

法人税等及び税効果調整前

1,188百万円

202百万円

法人税等及び税効果額

― 〃

― 〃

為替換算調整勘定

1,188百万円

202百万円

退職給付に係る調整額

 

 

当期発生額

4百万円

△0百万円

組替調整額

△6 〃

△4 〃

法人税等及び税効果調整前

△2百万円

△5百万円

法人税等及び税効果額

1 〃

1 〃

退職給付に係る調整額

△1百万円

△3百万円

その他の包括利益合計

7,418百万円

3,330百万円

 

 

 

(連結株主資本等変動計算書関係)

前連結会計年度(自  2023年4月1日  至  2024年3月31日

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

58,000,000

2,000,000

56,000,000

 

(変動事由の概要)

減少の内訳は、次のとおりであります。

自己株式の消却による減少    2,000,000株

 

2.自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

16,411,718

1,749,233

2,044,036

16,116,915

 

(変動事由の概要)

増加数の内訳は次のとおりであります。

取締役会決議に基づく買受けによる増加                 1,749,200株

譲渡制限付株式の取得による増加                              33株

減少数の内訳は次のとおりであります。

自己株式の消却による減少                        2,000,000株

譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分による減少      44,036株

 

3.新株予約権等に関する事項

該当事項はありません。

 

4.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2023年6月29日
定時株主総会

普通株式

1,039

25.00

2023年3月31日

2023年6月30日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2024年6月21日
定時株主総会

普通株式

利益剰余金

1,076

27.00

2024年3月31日

2024年6月24日

 

 

 

当連結会計年度(自  2024年4月1日  至  2025年3月31日

1.発行済株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

56,000,000

10,000,000

46,000,000

 

(変動事由の概要)

減少の内訳は、次のとおりであります。

自己株式の消却による減少       10,000,000株

 

2.自己株式に関する事項

株式の種類

当連結会計年度期首

増加

減少

当連結会計年度末

普通株式(株)

16,116,915

1,700,099

10,038,805

7,778,209

 

(変動事由の概要)

増加数の内訳は次のとおりであります。

取締役会決議に基づく買受けによる増加                  1,700,000株

単元未満株式の買取による増加                                 81株

譲渡制限付株式の無償取得による増加                           18株

減少数の内訳は次のとおりであります。

自己株式の消却による減少                             10,000,000株

譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分による減少       38,805株

 

3.新株予約権等に関する事項

該当事項はありません。

 

4.配当に関する事項

(1) 配当金支払額

決議

株式の種類

配当金の総額
(百万円)

1株当たり配当額
(円)

基準日

効力発生日

2024年6月21日
定時株主総会

普通株式

1,076

27.00

2024年3月31日

2024年6月24日

 

 

(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの

決議

株式の種類

配当の原資

配当金の総額
(百万円)

1株当たり
配当額(円)

基準日

効力発生日

2025年6月20日
定時株主総会

普通株式

利益剰余金

1,031

27.00

2025年3月31日

2025年6月23日

 

 

(連結キャッシュ・フロー計算書関係)

※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係は、次のとおりであります。

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

現金及び預金

11,907百万円

9,013百万円

預入期間が3か月を超える定期預金

△314百万円

△164百万円

現金及び現金同等物

11,592百万円

8,848百万円

 

 

 2 重要な非資金取引の内容

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

使用権資産

512

百万円

351

百万円

リース債務

486

百万円

318

百万円

 

 

(リース取引関係)

(借主側)

1.使用権資産

① 使用権資産の内容

有形固定資産

主として在外子会社における店舗及び事務所設備等の不動産リースについて認識される資産です。

 

② 使用権資産の減価償却の方法

連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項「4.会計方針に関する事項(2)重要な減価償却資産の減価償却の方法」に記載のとおりです。

 

 

(金融商品関係)

1.金融商品の状況に関する事項

(1) 金融商品に対する取組方針

当社グループは、必要資金につきましては銀行借入によっております。

また、一時的な余資につきましては、安全性の高い金融資産で運用しております。

デリバティブ取引については、実需取引の範囲内で、為替変動のリスクを回避するために利用し、投機的な取引は行っておりません。

 

(2) 金融商品の内容及びそのリスク並びにリスク管理体制

営業債権である受取手形及び売掛金は、顧客の信用リスクに晒されています。当該リスクに関しては、当社グループの「国内(海外)取引に関する信用管理規程」に従い、取引先ごとの与信管理を行い、信用状況を定期的に把握する体制をとっております。また、外貨建ての営業債権は為替変動リスクに晒されておりますが、当社グループの「為替予約規程」に従い、実需取引の範囲内で為替予約により、為替変動のリスクをヘッジしております。

投資有価証券は株式及び満期保有目的の債券であり、市場価格の変動リスク及び信用リスク等に晒されていますが、上場株式については定期的に時価及び財務状況を把握し、また、非上場株式については定期的に財務内容を確認し、リスクに備えております。満期保有目的の債券は、格付の高い債券を対象としているため、信用リスクは僅少であります。

営業債務である支払手形及び買掛金は1年以内の支払期日であり、その決済時の流動性リスクについては、資金繰計画を立て対応しております。また、外貨建ての営業債務は為替変動リスクに晒されておりますが、当社グループの「為替予約規程」に従い、実需取引の範囲内で為替予約により、為替変動のリスクをヘッジしております。

短期借入金は金利変動のリスクに晒されておりますが、主として営業取引に係るものであり、金利動向を随時把握し、適切に管理しております。

長期借入金は、固定金利での調達により、金利変動リスクを回避しております。

為替の変動リスクに備えるためのデリバティブ取引の執行、管理については、取引権限を定めた社内規程に従っており、また、デリバティブの利用に当たっては、信用リスクを軽減するために、格付けの高い金融機関と取引を行っております。

 

(3) 金融商品の時価等に関する事項についての補足説明

「デリバティブ取引関係」注記におけるデリバティブ取引に関する契約額等については、その金額自体がデリバティブ取引に係る市場リスクを示すものではありません。

 

 

2.金融商品の時価等に関する事項

連結貸借対照表計上額、時価及びこれらの差額については、次のとおりであります。

 

前連結会計年度(2024年3月31日)

(単位:百万円)

 

連結貸借対照表
計上額

時価

差額

投資有価証券(※2)

 

 

 

  ①満期保有目的の債券

993

986

△6

  ②その他有価証券

25,351

 25,351

資産計

 26,344

 26,338

 △6

デリバティブ取引(※3)

 

 

 

  ① ヘッジ会計が適用されていないもの

 (0)

(0)

 ―

  ② ヘッジ会計が適用されているもの

29

29

デリバティブ取引計

28

28

 ―

 

  (※1)「現金及び預金」「受取手形」「売掛金」「支払手形及び買掛金」「短期借入金」については、短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、記載を省略しております。また、「長期預金」「長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)」「リース債務」については、重要性が乏しいことから、記載を省略しております。

  (※2) 市場価格のない株式等は、「投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は、以下のとおりであります。

区分

前連結会計年度(百万円)

非上場株式

153

 

   前連結会計年度において、非上場株式について2百万円の減損処理を行っております。

(※3) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で示しております。

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

連結貸借対照表
計上額

時価

差額

有価証券及び投資有価証券(※2)

 

 

 

  ①満期保有目的の債券

756

750

△5

  ②その他有価証券

30,357

30,357

資産計

31,114

31,108

△5

デリバティブ取引(※3)

 

 

 

  ① ヘッジ会計が適用されていないもの

  ② ヘッジ会計が適用されているもの

(18)

(18)

デリバティブ取引計

(18)

(18)

 

  (※1)「現金及び預金」「受取手形」「売掛金」「支払手形及び買掛金」「短期借入金」については、短期間で決済されるため時価が帳簿価額に近似することから、記載を省略しております。また、「長期預金」「長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)」「リース債務」については、重要性が乏しいことから、記載を省略しております。

  (※2) 市場価格のない株式等は、「投資有価証券」には含まれておりません。当該金融商品の連結貸借対照表計上額は、以下のとおりであります。

区分

当連結会計年度(百万円)

非上場株式

152

 

   当連結会計年度において、非上場株式について1百万円の減損処理を行っております。

(※3) デリバティブ取引によって生じた正味の債権・債務は純額で表示しており、合計で正味の債務となる項目については、( )で示しております。

 

 

(注1) 金銭債権及び満期がある有価証券の連結決算日後の償還予定額

前連結会計年度(2024年3月31日)

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超5年以内

5年超10年以内

10年超

預金

11,900

受取手形

559

売掛金

3,007

投資有価証券

 満期保有目的の債券

993

長期預金

92

合計

15,467

1,086

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

(単位:百万円)

 

1年以内

1年超5年以内

5年超10年以内

10年超

預金

9,009

受取手形

606

売掛金

3,247

有価証券及び投資有価証券

 満期保有目的の債券

100

391

264

長期預金

97

合計

12,963

488

264

 

 

(注2) 借入金及びリース債務の連結決算日後の返済予定額

前連結会計年度(2024年3月31日)

(単位:百万円)

区分

1年以内

1年超2年以内

2年超3年以内

3年超4年以内

4年超5年以内

5年超

短期借入金

2,820

長期借入金

518

519

479

440

440

リース債務

343

364

147

82

84

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

(単位:百万円)

区分

1年以内

1年超2年以内

2年超3年以内

3年超4年以内

4年超5年以内

5年超

短期借入金

2,820

長期借入金

523

481

440

440

リース債務

447

249

94

96

 

 

 

3.金融商品の時価のレベルごとの内訳等に関する事項

金融商品の時価を、時価の算定に係るインプットの観察可能性及び重要性に応じて、以下の3つのレベルに分類しております。

レベル1の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、活発な市場において形成される当該時価の対象となる資産又は負債に関する相場価格により算定した時価

レベル2の時価:観察可能な時価の算定に係るインプットのうち、レベル1のインプット以外の時価の算定に係るインプットを用いて算定した時価

レベル3の時価:観察できない時価の算定に係るインプットを使用して算定した時価

 

時価の算定に重要な影響を与えるインプットを複数使用している場合には、それらのインプットがそれぞれ属するレベルのうち、時価の算定における優先順位が最も低いレベルに時価を分類しております。

 

(1) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品

  前連結会計年度(2024年3月31日

区分

時価(百万円)

合計

レベル1

レベル2

レベル3

投資有価証券

 

 

 

 

 その他有価証券

 

 

 

 

  株式

25,351

25,351

デリバティブ取引

 

 

 

 

 通貨関連

 ―

 28

 ―

 28

資産計

 25,351

 28

 25,380

 

 

  当連結会計年度(2025年3月31日

区分

時価(百万円)

合計

レベル1

レベル2

レベル3

有価証券及び投資有価証券

 

 

 

 

 その他有価証券

 

 

 

 

  株式

30,357

30,357

資産計

30,357

30,357

デリバティブ取引

 

 

 

 

 通貨関連

18

18

負債計

18

18

 

 

 

(2) 時価で連結貸借対照表に計上している金融商品以外の金融商品

   前連結会計年度(2024年3月31日

区分

時価(百万円)

合計

レベル1

レベル2

レベル3

投資有価証券

 

 

 

 

 満期保有目的の債券

 

 

 

 

  地方債・公債等

198

198

  社債

788

788

資産計

 ―

 986

 986

 

 

   当連結会計年度(2025年3月31日

区分

時価(百万円)

合計

レベル1

レベル2

レベル3

有価証券及び投資有価証券

 

 

 

 

 満期保有目的の債券

 

 

 

 

  地方債・公債等

196

196

  社債

553

553

資産計

750

750

 

 

(注)時価の算定に用いた評価技法及び時価の算定に係るインプットの説明

有価証券及び投資有価証券

     上場株式、地方債・公債等及び社債は相場価格を用いて評価しております。上場株式は活発な市場で取引されているため、その時価をレベル1の時価に分類しております。一方で、当社が保有している地方債・公債等及び社債は、市場での取引頻度が低く、活発な市場における相場価格とは認められないため、その時価をレベル2の時価に分類しております。

 

デリバティブ取引

 為替予約の時価は、為替レート等の観察可能なインプットを用いて算定しており、レベル2の時価に分類しております。

 

 

(有価証券関係)

1.満期保有目的の債券

前連結会計年度(2024年3月31日)

区分

連結貸借対照表計上額
(百万円)

時価
(百万円)

差額
(百万円)

時価が連結貸借対照表計上額を
超えるもの

500

500

0

時価が連結貸借対照表計上額を
超えないもの

493

486

△6

合計

993

986

△6

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

区分

連結貸借対照表計上額
(百万円)

時価
(百万円)

差額
(百万円)

時価が連結貸借対照表計上額を
超えるもの

時価が連結貸借対照表計上額を
超えないもの

756

750

△5

合計

756

750

△5

 

 

2.その他有価証券

前連結会計年度(2024年3月31日)

区分

連結貸借対照表計上額
(百万円)

取得原価
(百万円)

差額
(百万円)

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの

 

 

 

  株式

25,351

 4,375

20,975

25,351

4,375

20,975

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの

 

 

 

  株式

 ―

 ―

 ―

 ―

 ―

合計

 25,351

 4,375

20,975

 

(注)「非上場株式」(連結貸借対照表計上額153百万円)については、市場価格のない株式であることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

区分

連結貸借対照表計上額
(百万円)

取得原価
(百万円)

差額
(百万円)

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えるもの

 

 

 

  株式

30,000

4,097

25,903

30,000

4,097

25,903

連結貸借対照表計上額が
取得原価を超えないもの

 

 

 

  株式

356

402

△45

356

402

△45

合計

30,357

4,500

25,857

 

(注)「非上場株式」(連結貸借対照表計上額152百万円)については、市場価格のない株式であることから、上表の「その他有価証券」には含めておりません。

 

 

3.連結会計年度中に売却したその他有価証券

  前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

区分

売却額

(百万円)

売却益の合計額
(百万円)

売却損の合計額

(百万円)

株式

871

797

合計

871

797

 

 

    当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日

区分

売却額

(百万円)

売却益の合計額
(百万円)

売却損の合計額

(百万円)

株式

382

281

合計

382

281

 

 

4.減損処理を行った有価証券

前連結会計年度において、有価証券について2百万円(その他有価証券の株式2百万円)の減損処理を行っております。

当連結会計年度において、有価証券について1百万円(その他有価証券の株式1百万円)の減損処理を行っております。

なお、減損処理にあたっては、期末における時価が取得原価に比べ50%以上下落した場合には全て減損処理を行い、30~50%程度下落した場合には、回復可能性等を考慮して必要と認められた額について減損処理を行っております。

また、市場価格のない株式等の減損処理にあたっては、財政状態の悪化により実質価額が著しく低下した場合に、個別に回復可能性を判断し、減損処理の要否を決定しております。

 

(デリバティブ取引関係)

1.ヘッジ会計が適用されていないデリバティブ取引

通貨関連

前連結会計年度(2024年3月31日)

(単位:百万円)

 

種類

契約額等

 

時価

評価損益

 

うち1年超

市場取引以外の取引

為替予約取引

 

 

 

 

買建

 

 

 

 

円受取・
台湾ドル支払

118

△0

△0

合計

118

△0

△0

 

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

該当事項はありません。

 

2.ヘッジ会計が適用されているデリバティブ取引

通貨関連

前連結会計年度(2024年3月31日)

(単位:百万円)

ヘッジ会計
の方法

デリバティブ
取引の種類等

主なヘッジ対象

契約額等

 

時価

当該時価算定
の方法

 

うち1年超

原則的処理
方法

為替予約取引

 

 

 

 

取引先金融機関から提示された価格等によっております。

円受取・
米ドル支払

売掛金

21

△0

米ドル受取・
円支払

買掛金

813

30

為替予約等の
振当処理

為替予約取引

 

 

 

(※)

 

円受取・
米ドル支払

売掛金

89

米ドル受取・

円支払

買掛金

276

ユーロ受取・

円支払

買掛金

21

合計

 1,222

29

 

 

(※)  為替予約等の振当処理によるものは、ヘッジ対象とされている売掛金及び買掛金と一体として処理されているため、その時価は当該売掛金、支払手形及び買掛金の時価に含めて記載しております。

 

当連結会計年度(2025年3月31日)

(単位:百万円)

ヘッジ会計
の方法

デリバティブ
取引の種類等

主なヘッジ対象

契約額等

 

時価

当該時価算定
の方法

 

うち1年超

原則的処理
方法

為替予約取引

 

 

 

 

取引先金融機関から提示された価格等によっております。

米ドル受取・
円支払

買掛金

1,425

△20

ユーロ受取・
円支払

買掛金

110

2

為替予約等の
振当処理

為替予約取引

 

 

 

(※)

 

米ドル受取・
円支払

買掛金

333

合計

1,869

△18

 

 

(※)  為替予約等の振当処理によるものは、ヘッジ対象とされている売掛金及び買掛金と一体として処理されているため、その時価は当該売掛金、支払手形及び買掛金の時価に含めて記載しております。

 

 

(退職給付関係)

1.採用している退職給付制度の概要

当社及び一部の連結子会社は、確定給付型の制度として退職一時金制度を採用しており、国内連結子会社1社は、確定給付企業年金制度に加入しております。

また、当社及び一部の連結子会社は、確定拠出年金制度を採用しており、国内連結子会社1社は中小企業退職金共済制度に加入しております。

なお、一部の連結子会社が有する確定給付企業年金制度及び退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債、退職給付に係る資産及び退職給付費用を計算しております。

過去勤務費用については、当連結会計年度において発生額を一括処理しております。

 

2.確定給付制度(簡便法を適用した制度を除く。)

(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

退職給付債務の期首残高

244百万円

223百万円

勤務費用

17 〃

24 〃

利息費用

1 〃

1 〃

数理計算上の差異の発生額

△4 〃

0 〃

退職給付の支払額

△39 〃

△25 〃

過去勤務費用の発生額

― 〃

10 〃

その他

4 〃

△2 〃

退職給付債務の期末残高

223百万円

232百万円

 

 

(2) 退職給付債務の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債の調整表

 

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

非積立型制度の退職給付債務

223百万円

232百万円

連結貸借対照表に計上された負債

223百万円

232百万円

 

 

(3) 退職給付費用及びその内訳項目の金額

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

勤務費用

17百万円

24百万円

利息費用

1 〃

1 〃

数理計算上の差異の費用処理額

△6 〃

△4 〃

過去勤務費用の費用処理額

― 〃

10 〃

確定給付制度に係る退職給付費用

11百万円

31百万円

 

 

 

(4) 退職給付に係る調整額

退職給付に係る調整額に計上した項目(法人税等及び税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

数理計算上の差異

△2百万円

△5百万円

合計

△2百万円

△5百万円

 

 

(5) 退職給付に係る調整累計額

退職給付に係る調整累計額に計上した項目(法人税等及び税効果控除前)の内訳は次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

未認識数理計算上の差異

△15百万円

△10百万円

合計

△15百万円

△10百万円

 

 

(6) 数理計算上の計算基礎に関する事項

主要な数理計算上の計算基礎

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

割引率

0.7%~1.0%

1.5%~1.7%

予想昇給率

3.5%

3.5%

 

 

3.簡便法を適用した確定給付制度

(1) 簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の期首残高と期末残高の調整表

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

退職給付に係る負債の期首残高

65百万円

75百万円

退職給付に係る資産の期首残高

△8 〃

△9 〃

退職給付費用

20百万円

14百万円

退職給付の支払額

△3 〃

△9 〃

制度への拠出額

△7 〃

△10 〃

退職給付に係る負債の期末残高

75百万円

72百万円

退職給付に係る資産の期末残高

△9 〃

△12 〃

 

 

 

(2) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表

 

 

前連結会計年度

(2024年3月31日)

当連結会計年度

(2025年3月31日)

積立型制度の退職給付債務

100百万円

103百万円

年金資産

△95 〃

△102 〃

 

4百万円

1百万円

非積立型制度の退職給付債務

61 〃

58 〃

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

66百万円

60百万円

 

 

 

 

退職給付に係る負債

75百万円

72百万円

退職給付に係る資産

△9 〃

△12 〃

連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額

66百万円

60百万円

 

 

(3) 退職給付費用

簡便法で計算した退職給付費用 前連結会計年度20百万円  当連結会計年度14百万円

 

4.確定拠出制度

当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度37百万円、当連結会計年度45百万円であります。

 

 

(税効果会計関係)

1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

 

当連結会計年度
(2025年3月31日)

 

繰延税金資産

 

 

 

 

 

 

税務上の繰越欠損金(注2)

 

1,173百万円

 

 

1,202百万円

 

未払賞与

 

89 〃

 

 

97 〃

 

退職給付に係る負債

 

82 〃

 

 

92 〃

 

棚卸資産の未実現利益

 

17 〃

 

 

83 〃

 

投資有価証券評価損

 

45 〃

 

 

46 〃

 

棚卸資産評価損

 

35 〃

 

 

28 〃

 

貸倒引当金

 

3 〃

 

 

3 〃

 

その他

 

166 〃

 

 

163 〃

 

繰延税金資産小計

 

1,613百万円

 

 

1,718百万円

 

税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額(注2)

 

△1,143 〃

 

 

△1,124 〃

 

将来減算一時差異等の合計に係る評価性引当額

 

△158 〃

 

 

△100 〃

 

評価性引当額小計(注1)

 

△1,301百万円

 

 

△1,225百万円

 

繰延税金資産合計

 

312百万円

 

 

493百万円

 

 

 

 

 

 

 

 

繰延税金負債

 

 

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

 

△6,390百万円

 

 

△8,110百万円

 

圧縮記帳積立金認容

 

△293 〃

 

 

△302 〃

 

土地評価差額金

 

△170 〃

 

 

△175 〃

 

その他

 

△257 〃

 

 

△232 〃

 

繰延税金負債合計

 

△7,113百万円

 

 

△8,820百万円

 

繰延税金負債の純額

 

△6,801百万円

 

 

△8,327百万円

 

 

 

(注) 1.評価性引当額が76百万円減少しております。この減少の主な内容は、連結子会社において、未払賞与に係る評価性引当額が29百万円、税務上の繰越欠損金に係る評価性引当額が19百万円減少したことに伴うものであります。

2.税務上の繰越欠損金及びその繰延税金資産の繰越期限別の金額

前連結会計年度(2024年3月31日

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金(a)

7

6

8

1,150

1,173百万円

評価性引当額

△7

△6

△8

△1,121

△1,143 〃 

繰延税金資産

29

 (b)29 〃 

 

(a)税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

(b)税務上の繰越欠損金1,173百万円(法定実効税率を乗じた額)について、繰延税金資産29百万円を計上しております。当該繰延税金資産29百万円は、連結子会社における税務上の繰越欠損金の残高 1,173百万円(法定実効税率を乗じた額)の一部について認識したものであり、将来の課税所得の見込みにより、回収可能と判断し評価性引当額を認識しておりません。

 

当連結会計年度(2025年3月31日

 

1年以内

1年超

2年以内

2年超

3年以内

3年超

4年以内

4年超

5年以内

5年超

合計

税務上の繰越欠損金(a)

8

6

8

1

1,178

1,202百万円

評価性引当額

△8

△6

△8

△1

△1,100

△1,124 〃 

繰延税金資産

77

 (b)77 〃 

 

(a)税務上の繰越欠損金は、法定実効税率を乗じた額であります。

(b)税務上の繰越欠損金1,202百万円(法定実効税率を乗じた額)について、繰延税金資産77百万円を計上しております。当該繰延税金資産77百万円は、連結子会社における税務上の繰越欠損金の残高1,202百万円(法定実効税率を乗じた額)の一部について認識したものであり、将来の課税所得の見込みにより、回収可能と判断し評価性引当額を認識しておりません。

 

2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担率との間に重要な差異があるときの、当該差異の原因となった主要な項目別の内訳

 

前連結会計年度
(2024年3月31日)

 

当連結会計年度

(2025年3月31日)

 

国内の法定実効税率

 

30.6%

 

 

30.6%

 

(調整)

 

 

 

 

 

 

海外子会社の税額によるもの

 

3.4〃

 

 

△1.9〃

 

交際費等永久に損金に算入されない項目

 

0.7〃

 

 

0.9〃

 

評価性引当額によるもの

 

0.1〃

 

 

△2.0〃

 

受取配当金等永久に益金に算入されない項目

 

△0.9〃

 

 

△1.2〃

 

税率変更による期末繰延税金資産の増額修正

 

―〃

 

 

0.4〃

 

税務上の繰越欠損金によるもの

 

△1.6〃

 

 

△0.7〃

 

その他

 

2.0〃

 

 

0.0〃

 

税効果会計適用後の法人税等の負担率

 

34.3%

 

 

26.1%

 

 

 

3.法人税等の税率の変更による繰延税金資産及び繰延税金負債の金額の修正

「所得税法等の一部を改正する法律」(令和7年法律第13号)が2025年3月31日に国会で成立し、2026年4月1日以後開始する連結会計年度より「防衛特別法人税」の課税が行われることになりました。

これに伴い、2026年4月1日以後開始する連結会計年度以降に解消が見込まれる一時差異等に係る繰延税金資産及び繰延税金負債については、法定実効税率を30.6%から31.5%に変更し計算しております。

この変更により、当連結会計年度の繰延税金負債の金額(繰延税金資産の金額を控除した金額)は240百万円増加し、法人税等調整額が11百万円増加、その他有価証券評価差額金が229百万円減少、退職給付に係る調整累計額が0百万円減少しております。

 

(資産除去債務関係)

資産除去債務のうち連結貸借対照表に計上しているもの

 

(1) 当該資産除去債務の概要

店舗建物の不動産賃貸借契約に伴う原状回復義務等であります。

 

(2) 当該資産除去債務の金額の算定方法

使用見込期間を取得から主に20年と見積り、割引率は主に2.0%を使用して資産除去債務の金額を計算しております。

 

(3) 当該資産除去債務の総額の増減

 

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

期首残高

76百万円

105百万円

有形固定資産の取得に伴う増加額

35 〃

57 〃

時の経過による調整額

6 〃

3 〃

履行による減少額

△20 〃

△4 〃

その他

6 〃

△5 〃

期末残高

105百万円

156百万円

 

 

 

(賃貸等不動産関係)

当社及び一部の連結子会社では、東京都や大阪市などの主要都市を中心に、賃貸オフィスビルや賃貸商業施設、賃貸住宅を所有しております。

当該賃貸等不動産の連結貸借対照表計上額、期中増減額及び時価は以下のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

連結貸借対照表計上額

期首残高

7,444

11,641

期中増減額

 4,197

△42

期末残高

11,641

11,598

期末時価

 26,232

26,944

 

(注) 1.連結貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額を控除した金額であります。

2.期中増減額のうち、前連結会計年度の主な増加額は、賃貸等不動産取得(4,222百万円)及び建物改装費用(240百万円)であり、主な減少額は減価償却費(250百万円)及び賃貸等不動産から事業用不動産への振替額(14百万円)であります。

当連結会計年度の主な増加額は、建物附属設備の更新(294百万円)であり、主な減少額は減価償却費(317百万円)及び賃貸等不動産から事業用不動産への振替額(20百万円)であります。

3.期末の時価は、主要な物件については社外の不動産鑑定士による不動産鑑定評価書に基づく金額、その他の物件については、「不動産鑑定評価基準」に基づいて自社で算定した金額(指標等を用いて調整を行ったものを含む。)であります。

 

また、賃貸等不動産に関する損益は、次のとおりであります。

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自  2023年4月1日

至  2024年3月31日)

当連結会計年度

(自  2024年4月1日

至  2025年3月31日)

賃貸収益

 1,486

1,681

賃貸費用

 850

969

差額

 636

711

その他損益

 16

0

 

(注) 賃貸費用には、減価償却費、修繕費、租税公課、不動産管理料等が含まれております。

 

 

(収益認識関係)

1.顧客との契約から生じる収益を分解した情報

 

   前連結会計年度(自 2023年4月1日 至 2024年3月31日

                                            (単位:百万円)

 

報告セグメント

合計

ファッション

関連事業

 繊維
関連事業

 不動産
関連事業

 店頭販売等

 7,164

 ―

 ―

 7,164

 製品OEM

8,097

 ―

 8,097

 イベントホール等

 ―

920

 920

 その他

 3,251

586

 ―

 3,838

顧客との契約から生じる収益

10,415

 8,684

920

 20,019

その他の収益

 ―

 1,251

 1,251

外部顧客への売上高

 10,415

8,684

 2,171

21,271

 

 

   当連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日

                                            (単位:百万円)

 

報告セグメント

合計

ファッション

関連事業

 繊維
関連事業

 不動産
関連事業

 店頭販売等

7,322

7,322

 製品OEM

9,126

9,126

 イベントホール等

1,046

1,046

 その他

2,949

731

3,681

顧客との契約から生じる収益

10,271

9,858

1,046

21,176

その他の収益

1,418

1,418

外部顧客への売上高

10,271

9,858

2,464

22,594

 

 

   2. 顧客との契約から生じる収益を理解するための基礎となる情報

収益を理解するための基礎となる情報は、「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項 (6)重要な収益及び費用の計上基準」に記載のとおりです。

 

 

3. 顧客との契約に基づく履行義務の充足と当該契約から生じるキャッシュ・フローとの関係並びに当連結会計年度末において存在する顧客との契約から翌連結会計年度以降に認識すると見込まれる収益の金額及び時期に関する情報

 

(1) 契約負債の残高等

                                       (単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

顧客との契約から生じた債権(期首残高)

 3,724

3,567

顧客との契約から生じた債権(期末残高)

3,567

3,853

契約負債(期首残高)

 274

164

契約負債(期末残高)

 164

178

 

 契約負債は、主にライセンスビジネス及び商品の販売に係る顧客からの前受金に関連するものであり、流動負債の「その他」に含まれております。

 契約負債は、収益の認識に伴い取り崩されます。

 前連結会計年度に認識された収益の額のうち、期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、274百万円です。

 当連結会計年度に認識された収益の額のうち、期首現在の契約負債残高に含まれていた額は、164百万円です。

 

(2) 残存履行義務に配分した取引価格

 残存履行義務に配分した取引価格の総額及び収益の認識が見込まれる期間は以下のとおりです。

 なお、個別の予約契約期間が1年以内の取引は含みません。

                              (単位:百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

1年以内

 1,389

1,409

1年超2年以内

1,350

1,387

2年超3年以内

 1,340

560

3年超4年以内

 518

75

4年超5年以内

 75

10

5年超

 10

合計

 4,685

3,444