第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

  当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
  なお、今後、新型コロナウィルス感染症拡大が長期化した場合は、需要の落ち込みや主要顧客の稼働停止により、当社の事業活動および収益確保へのさらなる影響を及ぼす可能性があります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

1.経営成績

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、当初は緩やかな回復基調にあったものの、新型コロナウィルス感染症の世界的拡大により景気が大幅に下押しされ、非常に厳しい状況下にあります。先行きについては、5月25日の緊急事態宣言解除を受けて社会経済活動のレベルを段階的に引き上げていくなかで持ち直していくことが期待されますが、感染第2波への懸念もくすぶっており、極めて不透明な状況にあります。
 このような環境下、当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は57,372百万円(前年同四半期比10.5%減)、営業利益は3,821百万円(前年同四半期比22.0%減)、経常利益は4,205百万円(前年同四半期比17.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,741百万円(前年同四半期比20.3%減)となりました。

 

セグメントの業績は次のとおりです。

なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの業績をより適切に反映させるために、のれん償却額の配賦基準を見直し、各事業セグメントへ配賦を行っています。

また、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報については、変更後の算定方法により作成したものを記載しています。

 

①化成品

ゴム関連商品は、主力の自動車向け合成ゴムや副資材の出荷が低調に推移したことに加え収益面でも厳しい状況となりました。また、輸出品も好調であった昨年の反動減がありました。化学品関連商品では、主力の塗料・インキ関連の高付加価値商材が堅調に推移したほか、新たに連結子会社化したワイピーテックが収益寄与しましたが、半導体関連商材・接着剤等の伸び悩みやアジア向け輸出の落ち込み、買収費用の一括計上等により、全体としては前年同期を下回りました。

この結果、売上高は24,006百万円(前年同四半期比1.6%増)、セグメント利益(営業利益)は1,090百万円(前年同四半期比14.5%減)となりました。

 

②機械資材

産業資材関連商品では、シート用部品等の自動車内装用部品において、国内自動車メーカーの生産活動が急激に落ち込んだ影響を受けています。機械・環境関連商品は、木質バイオマス関連事業において新規の大型案件計上が無く、前年同期を大きく下回りました。科学機器関連商品は、主力の摩擦摩耗試験機及びバイオ関連機器が堅調に推移しました。資源開発関連商品は前期に海洋開発分野で計上した大型案件の反動減があった一方で、地熱開発機器が好調に推移しました。

この結果、売上高は20,368百万円(前年同四半期比20.3%減)、セグメント利益(営業利益)は2,554百万円(前年同四半期比23.9%減)となりました。

 

 

③海外現地法人

Sanyo Corporation of Americaは、ゴム関連が低調でしたが、販管費が減少したことにより営業利益は前年同期を上回りました。三洋物産貿易(上海)有限公司は、新型コロナウィルスの影響により自動車関連を始め主要顧客が一時的に稼働停止となったことの影響を受けました。Sanyo Trading Asia Co., Ltd.(タイ)は、タイ国内の自動車市場の不振・バーツ高による輸出の減少に歯止めがかからず、売上・利益ともに大きく落ち込みました。Sanyo Trading (Viet Nam)Co., Ltd.は、化学品・自動車関連が振るわず業績は平調でした。Sun Phoenix Mexico, S.A. de C.V.も、自動車関連が低迷しましたが、販管費の減少によって営業利益は微増となりました。

この結果、売上高は12,882百万円(前年同四半期比12.8%減)、セグメント利益(営業利益)は675百万円(前年同四半期比12.2%減)となりました。

 

2.財政状態

(資産)

流動資産は、売上減に伴って売上債権が大きく減少した一方で、連結子会社の増加等によって現金及び預金や商品及び製品が増加したことにより前連結会計年度末比661百万円増加し37,038百万円となりました。

固定資産は、主に工場建設用地取得やワイピーテック社買収に伴うのれんの計上により前連結会計年度末比562百万円増加し7,917百万円となりました。

この結果、当第3四半期連結会計期間末における総資産は44,955百万円(前連結会計年度末比1,224百万円の増加)となりました。

 

(負債)

流動負債は、金融機関からの借入金や賞与引当金等の引当金の増加の一方、仕入債務や法人税等の中間納付による未払法人税等の減少により前連結会計年度末比220百万円減少し13,007百万円となりました。

固定負債は、繰延税金負債の減少の一方で、退職給付に係る負債や連結子会社の役員退職慰労引当金の計上により前連結会計年度末比10百万円増加し1,169百万円となりました。

この結果、当第3四半期連結会計期間末における負債は14,177百万円(前連結会計年度末比210百万円の減少)となりました。

 

(純資産)

その他有価証券評価差額金や為替換算調整勘定の減少によってその他の包括利益累計額が減少した一方、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上によって利益剰余金が増加しました。

この結果、当第3四半期連結会計期間末における純資産は30,777百万円(前連結会計年度末比1,434百万円の増加)となりました。

 

(2)  事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3)  研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は15百万円です。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

  当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。