また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等の特記すべき事項はありません。
文中における将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
当第2四半期連結累計期間の世界経済に関しては、米国では発表される経済指標の善し悪しで景況感がぶれるなど力強さには欠けるものの緩やかな回復基調を維持し、総じて底堅く推移しました。一方、欧州では、実体経済面は回復基調を維持しましたが、ギリシャ財政危機や難民問題など不安定要素もあり、不透明な状況にありました。また中国では、不動産・金融バブルへの反動などにより経済成長が鈍化する中にあっても、安定成長への移行を目指す新常態政策の下で、大規模な景気刺激策は打ち出されず、他の新興諸国でも金融環境の変化や資源価格の下落、政治的・地政学的問題などにより経済が影響を受けるなど全体的に停滞感のある状態が続きました。
国内経済につきましては、各方面での人手不足などによる建設投資の着工・進捗の遅れは依然として解消せず、海外景気の低迷による輸出の伸び悩みにより製造業の生産活動にも停滞感が出て、いわゆるアベノミクスや日本銀行による金融緩和の景気浮揚効果もやや薄れてきましたが、一方で消費税率の引上げに端を発して停滞していた個人消費や住宅投資が若干上向いた他、円安や株高を背景に好業績の企業が設備投資を積極化するなど、全体としては底堅く推移しました。
このような環境において、当第2四半期連結累計期間の売上高は、原油価格の下落に起因する石油製品価格の低下や鉄鋼原料価格の下落に伴う鋼材価格の低迷などにより、前第2四半期連結累計期間比8.5%減の788,216百万円となりました。一方、利益面では、営業利益は食品事業の減益の影響などにより、前第2四半期連結累計期間比9.4%減の8,170百万円、経常利益は持分法による投資損失が発生したものの、為替差損の減少や貸倒引当金の戻入益などにより前第2四半期連結累計期間比1.3%増の6,953百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は特別利益の発生などにより、前第2四半期連結累計期間比52.0%増の6,053百万円となりました。
セグメント別の業績(売上高にはセグメント間の内部売上高又は振替高を含む。)は、次のとおりであります。
① 鉄鋼事業
製造業分野は消費税率の引上げによる消費停滞の長期化や輸出の不振などを反映して、前第2四半期連結累計期間に比べ低調な荷動きとなり、建設分野でも依然として人手不足等の影響により工事進捗の遅れや着工の延期が見られるなど鋼材需要には停滞感がありました。鋼材市況も低調なスポット市場や鉄鋼原料の価格下落の影響を受けて下落基調が続き、利幅が縮小した他、持分法適用関連会社であるCOSMOSTEEL HOLDINGS LIMITEDの株価下落に伴う持分法による投資損失も利益を押し下げました。これらの結果、当事業の売上高は前第2四半期連結累計期間比4.1%減の406,318百万円、セグメント利益は前第2四半期連結累計期間比6.8%減の6,348百万円となりました。
② 金属原料事業
ステンレス需要が停滞する中、ステンレスメーカー向けのスクラップ販売は低調だったものの、インドネシアの鉱石禁輸措置等の影響を受けてニッケル地金販売が拡大したことやニッケル化合物の拡販が売上高の増加に寄与しました。一方、利益面ではニッケル価格が下落基調で推移したことからスクラップ販売等の利幅は縮小しましたが、為替差損が減少したことが利益に寄与しました。これらの結果、当事業の売上高は前第2四半期連結累計期間比13.0%増の73,966百万円、セグメント損益は1,303百万円の利益(前第2四半期連結累計期間は27百万円の損失)となりました。
③ 非鉄金属事業
国際商品価格は商品価格全般の下落により下げ基調で推移したものの、前第2四半期連結累計期間に比べ為替が円安であったことから、円価では前第2四半期連結累計期間並みの水準を維持しました。また、当第1四半期連結会計期間より連結子会社に加えたアルミニウムスクラップ加工及び脱酸材製造の正起金属加工㈱も売上高の増加に寄与した他、精錬メーカーへの銅や鉛スクラップの販売増や為替差損の減少も収益を押し上げました。これらの結果、当事業の売上高は前第2四半期連結累計期間比8.8%増の45,264百万円、セグメント利益は前第2四半期連結累計期間比194.3%増(約2.9倍)の515百万円となりました。
④ 食品事業
国内消費は低調な状態が続いており、サケなど主力魚種の価格も下げ基調にあったことから収益は低調な推移となりました。当第1四半期連結会計期間より北米地域販売子会社のSEATTLE SHRIMP & SEAFOOD COMPANY, INC.を連結子会社に加えたことが売上高の増加には寄与しましたが、米国のエビ価格の下落等により利益面では貢献できませんでした。これらの結果、当事業の売上高は前第2四半期連結累計期間比8.6%増の47,705百万円、セグメント損益は164百万円の損失(前第2四半期連結累計期間は593百万円の利益)となりました。
⑤ 石油・化成品事業
前連結会計年度に急落した原油価格が当第2四半期連結会計期間に入って更に値を下げ、石油製品価格も前第2四半期連結累計期間に比べ大きく値を下げました。需要面でも海運市場の停滞による舶用石油需要の減少を始め、産業用燃料需要も依然として低迷しており、需要家向けの販売競争は激しく、利益の確保に苦労する環境となりました。これらの結果、当事業の売上高は前第2四半期連結累計期間比35.1%減の150,042百万円、セグメント利益は前第2四半期連結累計期間比16.4%減の1,006百万円となりました。
⑥ その他の事業
前第2四半期連結累計期間に比べ為替が円安に進み、海外販売子会社の円貨換算した売上高が増加したことなどにより、売上高は前第2四半期連結累計期間比11.5%増の129,230百万円となりました。また、セグメント利益は前第2四半期連結累計期間に低迷した木材事業や海外販売子会社の業績が改善したことなどにより、前第2四半期連結累計期間比45.9%増の518百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ、119百万円(0.5%)増加し、24,634百万円となりました。
これは主に売上高が減少したことに伴い運転資金需要が低下し、資金回収が進んだことなどによるものであります。
当第2四半期連結累計期間における営業活動による収入は、29,313百万円となりました(前第2四半期連結累計期間は24,679百万円の支出)。これは主に前第2四半期連結累計期間に比べ売上高が減少したことに伴う売上債権やたな卸資産の減少により、運転資金の回収が進んだことによるものであります。
当第2四半期連結累計期間における投資活動による支出は12,395百万円となり、前第2四半期連結累計期間比10,359百万円の増加となりました。これは主に長期貸付の実行や有形固定資産の取得に係る支出が増加したことによるものであります。
この結果、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合計したフリー・キャッシュ・フローは、16,918百万円の収入となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動による支出は17,754百万円となりました(前第2四半期連結累計期間は31,946百万円の収入)。これは主に短期借入金やコマーシャル・ペーパーの返済が進んだことによるものであります。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題について、重要な変更又は新たに生じた課題はありません。
なお、当社は株式会社の支配に関する基本方針を以下のように定めております。
① 基本方針の内容
当社は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者は、当社の企業価値及び株主共同の利益の確保・向上を図るという観点から決定されるべきものと考えております。従いまして、結果的に支配権の異動を伴うような株式の大規模な買付提案(以下、「大規模買付提案」といいます。)に応じるか否かは、当社株式を保有する株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えます。この考えに基づき、当社株式の大規模買付提案が提起された場合には、株主の皆様が提案に応じるか否かを判断するに足る十分な情報と時間が提供されることが不可欠であると考えます。
しかし、株式の大規模買付行為の中には、大規模買付の対象企業(以下、「対象企業」といいます。)の経営者や株主の皆様に対する買付目的や買付後の経営戦略等について明確な説明がないまま行われるものや、大規模買付者の一方的な考えに基づき買付行為が行われるものなど、対象企業の経営陣との十分な協議や合意のプロセスを経ることなく進められることがあります。
当社は当社の企業価値及び株主共同の利益の確保・向上の観点から、株主の皆様に大規模買付提案に応諾するか否かを検討するための十分な情報と時間が提供されない場合や、当社の支配権が異動するに足る当社株式を取得した特定の株主により、当社の企業価値及び株主の皆様の共同の利益が損なわれるおそれがあると判断される場合には、こうした株主を当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であると判断し、必要かつ相当な範囲において、対抗措置をとることができる旨を当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針(以下、「基本方針」といいます。)といたします。
② 基本方針の実現に資する特別な取組み
当社は、平成25年5月に平成25年度を初年度とする3ヵ年の中期経営計画を策定しました。本中期経営計画のテーマとして、「中長期的な国内外市場の変化を見据えた事業構築と経営基盤の強化を目指す。」を掲げ、達成すべき具体的な事業戦略を設けております。当社は、具体的な事業戦略を着実に実行していくことで、当社の企業価値及び株主共同の利益の最大化が図れるものと考えております。
③ 不適切な支配の防止のための取組み
当社は、平成27年6月26日開催の当社第68回定時株主総会において、当社の企業価値・株主共同の利益を向上させるため、基本方針に照らして不適切な支配の防止のための取組みとして、「当社株式に対する大規模買付行為への対応方針(買収防衛策)の一部改定及び継続の件」を上程し、株主の皆様のご承認をいただきました(以下、承認後の対応方針を「現対応方針」といいます。)。
現対応方針におきまして、当社は大規模買付者からの事前の情報提供に関する一定のルールを定めるとともに、ルールを遵守しない場合や当社の企業価値や株主共同の利益を毀損することが明らかであると当社取締役会が判断する場合には、一定の対抗措置を講じることがある旨を公表しております。また、大規模買付行為を評価・検討する際や、対抗措置を発動する際等には、当社取締役会は独立した第三者により構成される特別委員会に諮問し、特別委員会の助言・勧告を最大限尊重することとしております。特別委員会は社外有識者、社外取締役、社外監査役の中から選任された3名以上の委員から構成され、これにより当社取締役会の行う判断の公正性、透明性が確保できるものと考えます。
④ 上記取組みについての取締役会の判断
当社取締役会は、上記③の取組みが上記①の当社の基本方針に沿って策定され、当社の企業価値、株主共同の利益を確保するための取組みであり、株主の皆様の共同の利益を損なうものではないと考えます。また、取締役会による恣意的な判断がなされることを防止するため、独立した第三者により構成される特別委員会を設置し、取締役会が対抗措置を発動する際等には特別委員会の助言・勧告を最大限尊重することにより、現対応方針に係る取締役会の恣意的な判断を排除する仕組みを確保しております。
また、当社は、現対応方針の有効期限を当社第68回定時株主総会終結のときから3年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会終結のときまでとしておりますので、平成30年開催の当社第71回定時株主総会において現対応方針の継続等を付議し、改めまして現対応方針に関する株主の皆様の総体的なご意思を確認することとしております。当該株主総会において出席株主の議決権の過半数のご賛同が得られなかった場合には、現対応方針はその時点で廃止されるものといたします。
特記すべき事項はありません。
米国の経済は緩やかな足取りながらも回復軌道にありますが、金融政策正常化の時期も近付いており、その影響に注意が必要です。一方、欧州では、ギリシャの債務危機問題の行方や激増する難民の受入などが与える経済・社会への影響に不透明な要素が残ります。また、中国では不動産や株式等金融バブルの急激な縮小による景況感の悪化に対し、新常態政策を進める政府当局は有効な景気浮揚策を打ち出せず、停滞した状況が続くと見込まれる他、その他の新興諸国でも世界的な金融環境の変化等に影響され、先行きの不透明な状況が続くと予想されます。
国内経済では、個人消費や住宅投資に徐々に持ち直しの機運が出ていることや円安や好決算を反映した企業の設備投資の増加も見込まれますが、海外景気の停滞による輸出不振などから一部製造業の稼働が停滞している他、労務を始めとする人手不足の影響を受けた建設分野での着工・進捗の遅れなども短期間での改善は期待しにくく、需要の大幅な増加は見込みにくい状況です。
当社グループとしましては、このような事業環境の中にあっても、各事業分野における需要動向を的確に把握し、取引先のニーズを反映した適切な販売・在庫政策を進めるとともに、新規取引先を積極的に開拓することにより、業績の維持・向上に注力していく所存です。
① 財政状態
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、売上高の減少に伴う売上債権の減少やたな卸資産の圧縮などにより、前連結会計年度末比2.9%減の632,783百万円となりました。
負債は、仕入債務やコマーシャル・ペーパーの減少などにより、前連結会計年度末比3.7%減の490,133百万円となりました。そのうち、有利子負債は、前連結会計年度末比4.0%減の261,739百万円となり、当第2四半期連結会計期間末のネット負債倍率は、1.7倍となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する四半期純利益からの利益剰余金の積み上げはあったものの、その他有価証券評価差額金や繰延ヘッジ損益の減少などにより、前連結会計年度末比0.1%減の142,649百万円となりました。この結果、当第2四半期連結会計期間末の自己資本比率は、前連結会計年度末の21.7%から22.3%に上昇しました。
② 財務政策
当社グループは、運転資金及び投融資資金につきましては、銀行借入による調達を主としておりますが、安定的かつ機動的な流動性確保のため、資金調達ソースの多様化を図り、資本市場における社債並びにコマーシャル・ペーパー発行による調達も随時行っております。
銀行借入につきましては、運転資金の調達には、主に変動金利の長期借入金を利用することで安定的な資金を確保するとともに、日常の資金需要の変動については短期借入金により対応しております。なお、海外の連結子会社は、それぞれ現地において銀行借入を利用しております。また、設備投資などの長期資金については、海外分も含めて主に日本において長期借入金により調達しております。当第2四半期連結会計期間末現在の短期借入金残高は67,697百万円であり、主な通貨は日本円であります。長期借入金残高は1年以内の返済予定額6,280百万円を含めて135,544百万円であります。
社債につきましては、主に運転資金の調達を目的に利用しており、当第2四半期連結会計期間末現在の社債発行残高は、普通社債40,165百万円であります。当社は市場環境や財政状態の変化に対応した機動的な社債発行を可能にするため、発行登録制度を利用しており、当第2四半期連結会計期間末現在の国内公募普通社債発行登録枠の未使用枠は、40,000百万円であります。
当社グループは総合的な企業価値の向上と持続的な企業成長を標榜しており、事業の拡大に必要な資金需要に対応した効率的な資金調達を図り、健全な財務バランスを追求していく方針であります。
① 主要な設備の状況
当第2四半期連結累計期間において、ダイコースチール㈱及び㈱ダイサンを新たに連結子会社に含めたことにより、以下の設備が当社グループの主要な設備となっております。
国内子会社 |
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| (平成27年9月30日現在) | ||
会社名 | 名称 (所在地) | セグメント | 設備の内容 | 帳簿価格(百万円) | 従業員数 (名) | |||
建物及び | 土地 (面積㎡) | その他 | 合計 | |||||
ダイコースチール㈱ (注)3 | 本社 (大阪市住之江区) | 鉄鋼事業 | 保管及び | 194 | 756 (9,173) | 367 | 1,318 | 53 [14] |
㈱ダイサン (注)4 | 南港倉庫 (大阪市住之江区) | 鉄鋼事業 | 保管及び | 155 | 1,793 (21,847) | 16 | 1,965 | - [-] |
㈱ダイサン (注)4 | 浦安第一倉庫等 (千葉県浦安市) | 鉄鋼事業 | 保管及び | 104 | 1,405 (9,343) | 1 | 1,511 | 14 [-] |
(注) 1 帳簿価額のうち「その他」は、「機械及び装置」、「車両運搬具」、「工具、器具及び備品」及び「リース資産」の合計であります。
2 「従業員数」の[外書]は、臨時従業員の年間平均雇用人員数であります。
3 「建物及び構築物」、「土地」及び「その他」の一部を他の連結会社から賃借しております。
4 「建物及び構築物」、「土地」及び「その他」の一部を連結会社以外へ賃貸しております。
② 設備の新設、除却等の計画
前連結会計年度末に計画中であった主要な設備の新設のうち、当第2四半期連結会計期間において完了したものは、次の通りであります。
提出会社 |
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名称 (所在地) | セグメントの名称 | 設備の内容 | 投資総額 (百万円) | 資金調達 方法 | 完了年月 |
大阪本社 (大阪市中央区) | 鉄鋼事業、金属原 | 本社オフィス | 5,304 | 自己資金 | 平成27年 7月 |
(注) 1 上記の金額には、消費税等の金額は含まれておりません。
2 旧大阪本社跡地及び隣接地を平成27年7月に売却し、敷地権付区分所有建物を取得しました。
3 大阪本社は、平成27年8月17日に上記オフィス(大阪市中央区伏見町)に移転しました。