第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、
投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等の
リスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 

第2四半期連結累計期間における世界経済は、米国の景気は好調に推移したものの、ユーロ圏及び英国の景気は減速傾向となりました。また、中国は依然として高い成長率を維持しており、アジア新興国も内需の拡大や輸出の増加により成長が続きました。一方、我が国経済においては、景気は回復基調で推移しました。

このような状況の下、当社グループは2019年度までの3ヶ年中期経営計画「Next Stage 2019」を掲げ、ポートフォリオマネジメントを推し進め事業推進力の強化に取り組んでまいりました。

その結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は、751億7千5百万円前年同期の13.9%にあたる91億9千3百万円の増収となりました。また、営業利益は11億6千万円前年同期の64.7%にあたる4億5千5百万円の増益経常利益については、13億6千7百万円前年同期の19.2%にあたる2億2千万円の増益となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益については、10億6千4百万円前年同期の30.1%にあたる2億4千6百万円の増益となりました。

これらの結果、当第2四半期連結累計期間の1株当たり四半期純利益は25.49円となりました。

なお、主な要因は以下のとおりであります。

・売上高については、全ての報告セグメントが前年を上回ったため、増収になりました。

・営業利益については、販売費及び一般管理費が若干増加したものの、売上高の増加により売上総利益が大幅に増加した結果、増益となりました。

・経常利益については、受取配当金および持分法による投資利益の減少や為替差損の増加等があったものの、営業利益が増加した結果、増益となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 

なお、第1四半期連結会計期間より、当社の組織を再編し、商品カテゴリーを切り口とした本部・グループ制(化学品本部、石油製品本部、機能材料本部、合成樹脂本部、機能建材本部の5本部)から、相互に関わりある事業群を基軸とした事業部門・事業部制(第一事業部門、第二事業部門、第三事業部門の3事業部門及び事業部門から独立した自動車事業部)に変更を行いました。この組織体制に伴い当社グループの業績管理区分も変更し、報告セグメントを、従来の「化学品関連事業」「石油製品関連事業」「機能材料関連事業」「合成樹脂関連事業」「機能建材関連事業」の区分から、「第一事業」「第二事業」「第三事業」「自動車事業」といたしました。

 

 

セグメントの名称

主な事業

事業内容及び主な取扱商品

第一事業

電池材料事業

資源・環境ビジネス事業

樹脂・難燃剤事業

医薬関連開発事業

電池材料

レアアース・レアメタル、環境関連

合成樹脂・難燃剤

原薬・医薬中間体

第二事業

石油製品事業

石油ビジネス開発事業

潤滑油、ベースオイル、添加剤

海外事業開発

第三事業

高機能素材事業

機能建材事業

化学品原料、印刷材料、合成樹脂加工品

機能建材

自動車事業

自動車事業

自動車部品関連事業

 

また、従来当社グループは、営業利益に受取利息及び支払利息を調整した金額をセグメント利益としておりましたが、業績管理指標を経常利益に移行したことに伴い、第1四半期連結会計期間より当社グループのセグメント利益を「経常利益」に変更いたしました。

 

なお、前第2四半期連結累計期間のセグメント情報については、変更後の区分方法により作成したものを記載しております。

 

①  第一事業

第一事業の売上高は、191億9千6百万円前年同期の22.0%にあたる34億6千1百万円の増収セグメント利益につきましては、3億8千1百万円前年同期の45.1%にあたる1億1千8百万円の増益なりました。

これは主に各取引が以下の通り推移した結果によるものです。

・電池材料事業は、自動車用などの電池材料が好調に推移しました。

・資源・環境ビジネス事業は、環境関連は前年同期並に推移し、資源関連は好調に推移しました。

・樹脂・難燃剤事業は、前年同期並になりました。

・医薬関連開発事業は、新規事業の開拓に注力しました。

 

②  第二事業

第二事業の売上高は、205億8千8百万円前年同期の26.9%にあたる43億6千7百万円の増収セグメント利益につきましては、3億9千6百万円前年同期の16.7%にあたる5千6百万円の増益なりました。

これは主に各取引が以下の通り推移した結果によるものです。

・石油製品事業は、潤滑油及びベースオイルは前年同期並に推移し、添加剤は引き続き好調に推移しました。また、中国潤滑油事業は建機等の主要対面業界の回復及び空調機業界の伸長があったため、好調に推移しました。

・石油ビジネス開発事業は、新規事業の開拓に注力しました。

 

 

③  第三事業

第三事業の売上高は、339億3千8百万円前年同期の3.7%にあたる12億1千4百万円の増収セグメント利益につきましては、3億4千2百万円前年同期の2.3%にあたる8百万円の減益なりました。

これは主に各取引が以下の通り推移した結果によるものです。

・高機能素材事業は、印刷材料は順調に推移し、化学品原料及び合成樹脂加工品が前年同期並になった結果、前年同期並に推移しました。

・機能建材事業は、断熱材は順調に推移したものの、防水資材は低調に推移しました。

・全体として、売上高は増加したものの販売管理費の増加等が影響し、セグメント利益につきましては低調に推移しました。

 
④  自動車事業

自動車事業の売上高は、12億1千9百万円前年同期の24.8%にあたる2億4千2百万円の増収セグメント利益につきましては、2億1千2百万円前年同期の17.8%にあたる4千5百万円の減益なりました。

これは主に以下の通り推移した結果によるものです。

・売上高は増加したものの持分法による投資利益の減少により、セグメント利益につきましては低調に推移しました。

 

当社グループの財政状態は、次のとおりであります。

 

第2四半期連結会計期間末における総資産は、726億5千2百万円前年度末の1.4%にあたる10億5千6百万円の減少となりました。また、負債は393億4千7百万円前年度末の4.6%にあたる19億円の減少純資産については、333億5百万円前年度末の2.6%にあたる8億4千3百万円の増加となりました。

この結果、自己資本比率は45.5%となりました。

なお、主な要因は以下のとおりであります。

流動資産が537億5千5百万円前年度末の2.9%にあたる15億8千3百万円の減少となっておりますが、これは、主に現金及び預金が仕入債務の支払や借入金の返済、法人税の支払、配当金の支払等により減少したことによるものであります。これにより、流動負債では、仕入債務や借入金が前年度末に比べて減少しております。

固定資産が188億9千6百万円前年度末の2.9%にあたる5億2千6百万円の増加となっておりますが、これは、有形固定資産を一部処分した一方、主に保有する株式の市場価格が上昇したことに伴うその他有価証券の評価額の増加と、持分法による投資利益により、投資有価証券が増加したためであります。

 

 

(2) キャッシュ・フローの状況

 

第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、48億6千万円前年同期末の30.9%にあたる11億4千8百万円の増加となりました。

第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは2億1千1百万円と資金が増加し、前年同期の1,991.3%にあたる2億円の増加となりました。また、投資活動によるキャッシュ・フローは2億8千2百万円と資金が減少して前年同期の12.5%にあたる4千万円の増加財務活動によるキャッシュ・フローは13億7千4百万円と資金が減少して前年同期の90.5%にあたる6億5千3百万円の減少となりました。

その主要な原因は、以下のとおりであります。

・営業活動によるキャッシュ・フローは、仕入債務や法人税の支払がありましたが、業績が堅調に推移したことにより、資金の増加となりました。内訳は、税金等調整前四半期純利益14億4百万円のうち、非現金収支等を調整した後の資金の増加13億8千9百万円及び営業債権の減少等による4億3千5百万円の資金増に対し、仕入債務や法人税の支払等による16億1千3百万円の資金減であります。

・投資活動によるキャッシュ・フローは、主に新規の貸付けや、事務所の改装、貸与資産の購入等の固定資産の取得、株式の取得等により、資金は減少となりました。内訳は、有形固定資産の売却等による2億2千1百万円の資金増と、貸付け及び固定資産の取得、投資有価証券の取得等による5億4百万円の資金減であります。

・財務活動によるキャッシュ・フローが資金の減少となった要因は、主に運転資金のための短期借入金を返済したほか、配当金の支払によるものであります。

 

当社グループにおける資金の使途は、主に商品の仕入れや人件費の支払いのための運転資金のほか、税金及び配当金の支払いであり、これらの資金需要に対して、営業活動によるキャッシュ・フローから獲得した自己資金と金融機関からの借入金を充てております。

当社グループは、資金効率の向上と利息費用の低減のため、必要資金の一部をグループ・ファイナンスにより賄っており、当第2四半期連結会計期間末の有利子負債が圧縮されております。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。