第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生または前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当社は、平成28年9月8日開催の取締役会において、株式会社ニックフーズの全株式を取得し、連結子会社化することを決議し、同日付で株式譲渡契約を締結いたしました。
 本件に関する詳細につきましては、「第4 経理の状況 1.四半期連結財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりであります。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 経営成績の分析

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策等を背景に企業収益の改善がみられましたが、海外経済の不安定な状況から円高・株安が進行し、個人消費は力強さを欠く状況で推移しました。
  食肉業界では、国産牛肉は、出荷量が前年より減少し市況は高値で推移しました。国産豚肉、国産鶏肉は出荷量が前年より増加し市況は安値で推移しました。輸入牛肉、輸入豚肉、輸入鶏肉は、輸入量が前年より増加し市況は前年を下回り推移しました。
 このような状況の中、当社グループは営業力の更なる強化、食肉および加工食品の新規・深耕拡売に努めた結果、輸入食肉相場の安値により売上高は前年を下回りましたが、営業利益は増加となりました。
 以上の結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は1,491億36百万円(前年同四半期比1.6%減)、営業利益は24億22百万円(前年同四半期比107.4%増)、経常利益は30億41百万円(前年同四半期比39.1%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては21億6百万円(前年同四半期比56.6%増)となりました。

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

 

<食肉関連事業>

食肉関連事業は、国産牛肉は出荷頭数減少により相場高となりましたが、国産豚肉、国産鶏肉は生産量が増加 し、輸入牛肉、輸入豚肉、輸入鶏肉は輸入量が増加したことから、食肉相場は国産牛肉を除いて安値で推移しました。このような環境の中、当社グループは、安定した供給体制の下で販売拡大に努めた結果、売上高は1,476億72百万円(前年同四半期比1.6%減)となりました。
 また、部門別の業績は次のとおりであります。
 (食肉)
 国産牛肉は、出荷頭数の減少により相場が高値で推移しましたが、量販店や外食への積極的な販売を行った結 果、売上高は前年を上回りました。 
 国産豚肉は、生産量が回復したことから相場は安値で推移しましたが、安定的な集荷・生産体制の下で販売拡大を進めた結果、売上高は前年を上回りました。  
 国産鶏肉は、価格優位性や小売りからの引き合いが強く、取扱量は伸びましたが、相場の安値により売上高はほぼ前年並みとなりました。
 輸入牛肉は、輸入量が前年を上回り、総じて相場が安値で推移した結果、売上高は前年を下回りました。
  輸入豚肉は、輸入量が前年を上回り、相場が前年を下回ったことから、売上高は前年を下回りました。 
 輸入鶏肉は、割安感から加工原料としての需要が見られましたが、相場が前年を下回ったことから売上高は前年を下回りました。
 これらの結果、食肉部門の売上高は 1,195億49百万円(前年同四半期比3.4%減)となりました。

(加工食品)
 加工食品は、ローストビーフ、ローストポーク、ハンバーグを中心に量販店、外食、コンビニエンスストアへの販売拡大を進めた結果、売上高は前年を上回り204億32百万円(前年同四半期比7.3%増)となりました。
 (ハム・ソーセージ)
 ハム・ソーセージは、OEM先の活用による生産量、販売量の拡大を進めた結果、売上高はほぼ前年並みの64億40百万円(前年同四半期比0.5%減)となりました。
 (その他)
 その他の取扱品につきましては、売上高は12億49百万円(前年同四半期比46.3%増)となりました。
<その他の事業>
 その他の事業につきましては、売上高は14億63百万円(前年同四半期比4.3%減)となりました。
 

(2) 財政状態の分析

資産、負債及び純資産の状況

(資産)

流動資産は、前連結会計年度末と比べて、90億87百万円増加し739億3百万円となりました。これは、主として商品及び製品、現金及び預金や受取手形及び売掛金が増加したことによります。
 固定資産は、前連結会計年度末と比べて、9億97百万円増加し405億83百万円となりました。これは、主として機械装置及び運搬具が減少したものの、のれんや土地が増加したことによります。
 この結果、総資産では、前連結会計年度末に比べて、100億75百万円増加し1,145億22百万円となりました。

(負債)

流動負債は、前連結会計年度末と比べて、73億46百万円増加し479億83百万円となりました。これは、主として一年内返済予定の長期借入金が減少したものの、短期借入金や買掛金が増加したことによります。
 固定負債は、前連結会計年度末と比べて、27億42百万円減少し261億52百万円となりました。これは、主として長期借入金が減少したことによります。
 この結果、負債合計では、前連結会計年度末に比べて、46億4百万円増加し741億36百万円となりました。

(純資産)

純資産合計は、前連結会計年度末と比べて54億71百万円増加し403億86百万円となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、158億51百万円となり、前連結会計年度末に比べ33億88百万円増加いたしました。

当第2四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において営業活動の結果、得た資金は88百万円(前年同四半期は54億59百万円の収入)となりました。
 これは主に、仕入債務の増加額32億32百万円や税金等調整前四半期純利益30億40百万円があったものの、たな卸資産の増加額41億83百万円や売上債権の増加額15億49百万円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において投資活動の結果、使用した資金は12億20百万円(前年同四半期は6億94百万円の支出)となりました。
 これは主に、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出10億90百万円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間において財務活動の結果、得た資金は46億52百万円(前年同四半期は34億44百万円の支出)となりました。
 これは主に、借入金の純増加額12億82百万円、株式の発行による収入22億46百万円や自己株式の売却による収入20億64百万円によるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりです。

①  基本方針の内容の概要
  当社は、当社株式の大規模な買付行為等の是非については、最終的に株主の皆様の判断に委ねられるべきものと考えており、そのために株主の皆様が適切な状況判断を行えるよう、十分な情報提供と考慮期間を設ける必要があると認識しております。

また、当社は、一概に当社株式に対しての大規模な買付行為等に対して否定的な見解を有するものではありません。しかしながら、実際に資本市場で発生する大規模な買付行為の中には、
1)当社株式の大量買付の目的が真摯に合理的な経営を目指すものではないことが明白であるもの、
2)買収者が一般株主に対し、不利益な条件で株式売却を事実上強要する恐れがあるもの、
3)買収者が、一般株主が適切に判断するために必要な情報の提供や考慮期間を用意していないもの、
4)買収者が当社取締役会に対し、買収提案及び事業計画等の提示、並びに交渉機会、考慮期間を用意していないも
  の等、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保し、向上させることにならないものも想定されます。

そのような買付行為を行う者は、当社の会社支配に関する基本方針に照らして適当でないと判断し、企業価値ひいては株主共同の利益を確保する為に、不適切な者からの大規模な買付行為等を防止するために何らかの対抗処置を講ずる必要があると考えます。
 ② 会社支配に関する基本方針の実現に資する取り組み
 当社グループは、事業環境の変化への対応強化、顧客価値の創造及び企業価値向上を目指し、平成28年度を初年度とする3年間を対象とした中期経営計画を策定し、株主共同の利益の一層の向上を追求し、さらには財務体質の強化と内部留保の充実を考慮しつつ、株主利益を重視した配当政策を実施してまいります。

③ 基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取り組みの概要

当社は、会社支配に関する基本方針に照らして不適切な者によって当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保し、向上させるための取り組みとして、平成28年5月12日開催の当社取締役会において、「当社株式の大規模買付行為に関する対応策(以下「本プラン」といいます。)」の継続を決議し、平成28年6月29日開催の第77回定時株主総会において、本プランの継続についてご承認を得ております。

本プランの対象となる当社株式の買付とは、特定株主グループの議決権割合を20%以上とすることを目的とする当社株券等の買付行為、または結果として特定株主グループの議決権割合が20%以上となる当社株券等の買付行為をいい、かかる買付行為を行う者を「大規模買付者」といいます。
 本プランにおける大規模買付時の情報提供と検討時間の確保等に関する一定のルール(以下「大規模買付ルール」といいます。)は、1)事前に大規模買付者が当社取締役会に対して必要かつ十分な情報を提供し、2)必要情報の提供完了後、対価を現金(円価)のみとする公開買付による当社全株式の買付けの場合は最長60日間、またはその他の大規模買付行為の場合は最長90日間を当社取締役会による評価・検討等の取締役会評価期間として設定し、取締役会評価期間が経過した後に大規模買付行為を開始するというものです。ただし、対抗措置の内容については株主意思確認手続きをとった場合は、対抗措置の発動、不発動の手続きが完了するまでは、大規模買付行為は開始できません。
 本プランにおいては、大規模買付者が大規模買付ルールを遵守した場合には、原則として当該大規模買付行為に対する対抗措置は講じません。ただし、大規模買付者が大規模買付ルールを遵守しなかった場合、または遵守されていても当該大規模買付行為が当社に回復し難い損害をもたらすなど、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を著しく損なうと判断する場合には、例外的に当社取締役会は、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を守ることを目的として、必要かつ相当な範囲で新株予約権の無償割当等、会社法その他の法律及び当社定款が認める検討可能な対抗措置をとることがあります。

 

このように対抗措置をとる場合、その判断の客観性及び合理性を担保するために、当社取締役会は対抗措置の発動に先立ち、当社の業務執行を行う経営陣から独立している社外監査役又は社外有識者から選任された委員で構成する独立委員会に対して対抗措置の発動の是非について諮問し、独立委員会は対抗措置の発動の是非について、取締役会評価期間内に勧告を行うものとします。当社取締役会は、対抗措置を発動するか否かの判断に際して、独立委員会の勧告を最大限尊重します。

なお、本プランの有効期限は平成31年6月30日までに開催される当社第80回定時株主総会の終結の時までとなっております。ただし、当社株主総会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合、または当社取締役会により本プランを廃止する旨の決議が行われた場合にはその時点で廃止されます。

④ 本プランが基本方針に沿い、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に合致し、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではないことについて

1)買収防衛策に関する指針の要件を充足していること
 本プランは、経済産業省及び法務省が平成17年5月27日に発表した「企業価値・株主共同の利益の確保または向上のための買収防衛策に関する指針」の定める三原則(企業価値・株主共同の利益の確保・向上の原則、事前開示・株主意思の原則、必要性・相当性確保の原則)を充足しています。
 また、経済産業省に設置された企業価値研究会が平成20年6月30日に発表した報告書「近時の諸環境の変化を踏まえた買収防衛策の在り方」の内容も踏まえたものとなっております。

2)株主共同の利益の確保・向上の目的をもって導入されていること
 本プランは、当社株式に対する大規模買付行為がなされた際に、当該大規模買付行為に応じるべきか否かを株主の皆様が判断し、あるいは当社取締役会が代替案を提示するために必要な情報や時間を確保したり、株主の皆様のために買付者等と交渉を行うこと等を可能とすることにより、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を確保し、向上させるという目的をもって導入されたものです。
 3)株主意思を反映するものであること
 本プランは、株主の皆様の株主総会でのご承認により、ご意向が反映されたものとなっております。
 また、有効期間内であっても、株主総会において本プランを廃止する旨の決議が行われた場合には、本プランはその時点で廃止されることになり、株主の皆様のご意向が反映されます。
 4)独立性の高い社外者の判断の重視と情報開示
 本プランにおける対抗措置の発動は、当社の業務執行を行う経営陣から独立している委員で構成される独立委員会へ諮問し、同委員会の勧告を最大限尊重するものとされております。また、その判断の概要については株主の皆様に適宜公表することとされており、当社の企業価値ひいては株主共同の利益に適うように本プランの透明な運用を担保するための手続も確保されております。

5)デッドハンド型やスローハンド型の買収防衛策ではないこと
 本プランは、当社株主総会で選任された取締役で構成される当社取締役会によりいつでも廃止することが可能です。従って、本プランは、デッドハンド型買収防衛策(取締役会の構成員の過半数を交替させてもなお、発動を阻止できない買収防衛策)ではありません。また、当社は、期差任期制を採用していないため、本プランはスローハンド型買収防衛策(取締役会の構成員の交代を一度に行うことができないため、その発動を阻止するのに時間を要する買収防衛策)でもありません。

 

(5) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は17百万円であります。