第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間(平成30年10月1日~令和元年6月30日)におけるわが国の経済は、輸出と製造業に海外経済の減速などの影響を受けながらも、雇用・所得環境の改善や堅調な企業収益を背景に、緩やかな回復基調で推移しました。

 しかし、米中貿易摩擦の長期化に伴う中国経済の不確実性や、英国のEU離脱問題など、企業マインドの冷え込みにつながりかねない状況が続いており、依然として先行きは不透明な環境が続いています。

 また、当社グループが係わる食品関連業界では、人件費や物流コストの上昇があり、引き続き厳しい状況が続いています。

 このような状況のもと当社グループは、平成29年10月にスタートさせました第六次中期経営計画「Growing Value 2020」(3ヵ年)に基づき、冷蔵倉庫事業では「マーケットインに応える革新と進化」を目指し、食品販売事業では「食料資源の開発と食プロデュースによる安定供給構造の構築」を目指して、事業運営方針の各施策に取り組んでいます。

 その結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の連結経営成績は、売上高106,779百万円(前期比17.8%減)、営業利益3,743百万円(前期比8.1%増)、経常利益4,137百万円(前期比10.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、2,550百万円(前期比8.3%増)となりました。

 セグメントごとの業績は次のとおりです。

 

①冷蔵倉庫事業

 当第3四半期連結累計期間は、増収増益となりました。昨年新設した東京羽田物流センター、名港物流センターが共に順調に稼動し、保管料収入・荷役料収入が増加しました。

 また、既存の物流センターは、高い在庫率が続いたことに加え、中計の主要施策である付加価値サービスの拡大に取り組み、増益に貢献しました。タイの連結子会社THAI YOKOREI CO.,LTD.は、同国内での高い在庫水準が続いており、当セグメントの増益に寄与しました。

 以上の結果、冷蔵倉庫事業の業績は、売上高は21,189百万円(前期比8.3%増)、営業利益は4,971百万円(前期比6.3%増)となりました。

 

②食品販売事業

 当第3四半期連結累計期間は、減収増益となりました。

 水産品は減収減益となりました。輸出向けのサバや、利益率の回復したエビは増益となり、収益に寄与しました。イカは収益が回復しましたが、累損を埋めるには至らず減益となりました。また、売却損の発生したホッケは減益となりました。なお、売上減少の主な要因は、ノルウェーから欧米への鮭鱒輸出事業の計上基準を変更したことによるものです。

 畜産品は、減収ながら利益は横這いとなりました。ポークは荷動きの停滞から減益となりました。前年の相場悪化から回復したチキンは利益率が向上し、大幅な増益となりました。

 農産品は、主力商材の馬鈴薯が販売環境の悪化により取扱い量を落としたため、減収減益となりました。

 ノルウェー養殖事業は、国内在庫の消化が進んだため増収増益となりました。

 以上の結果、食品販売事業の業績は、売上高は85,547百万円(前期比22.5%減)、営業利益は746百万円(前期比7.7%増)となりました。

 

(2)財政状態の状況

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ934百万円減少し、185,856百万円となりました。これは主に短期貸付金が6,084百万円増加したこと、商品が3,153百万円、受取手形及び売掛金が2,771百万円、投資有価証券が1,610百万円減少したこと等によるものです。

 負債総額は、前連結会計年度末と比べ621百万円減少し、107,310百万円となりました。これは主に繰延税金負債が653百万円減少したこと等によるものです。

 また、純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ312百万円減少し、78,546百万円となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況
 当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」)は、前連結会計年度末に比べ757百万円増加の3,665百万円となりました。当第3四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況と主な内容は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動によるキャッシュ・フローは、19,187百万円の資金の増加(前年同四半期は5,299百万円の資金の減少)となり、その主な内容は税金等調整前四半期純利益4,137百万円、減価償却費4,230百万円、売上債権の減少額2,716百万円、たな卸資産の減少額3,050百万円、前渡金の減少額4,545百万円等による資金の増加によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動によるキャッシュ・フローは、18,115百万円の資金の減少(前年同四半期は13,932百万円の資金の減少)となり、その主な内容は有形固定資産の取得による支出11,224百万円、貸付による支出7,495百万円等によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動によるキャッシュ・フローは、290百万円の資金の減少(前年同四半期は17,221百万円の資金の増加)となり、その主な内容は金融機関からの借入の純増額1,342百万円による資金の増加と、配当金の支払額1,444百万円等による資金の減少によるものです。

(4)事業上及び財政上の対処すべき課題
 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(5)研究開発活動
 該当事項はありません。

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。