第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 今般の新型コロナウイルス感染症の流行拡大は、世界的な規模で経済活動に影響を及ぼしております。当該影響により、被害の発生地域では消費の低迷による売上等の減少や、当社社員に感染者が発生した場合には一部事業の停止など、円滑な事業推進を行うことが困難となり、当社グループの業績及び事業展開に影響を与える可能性があります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、消費税増税に加え、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛やインバウンド需要の減少などにより大幅に悪化しました。一方、海外においても同感染症の終息の見通しが立っておらず、連鎖的に経済の減速が懸念されるなど、先行き不透明な状況が続いています。

 当社が関わる食品販売業界においては、10月の消費税増税に伴う消費マインドの低迷や人手不足に伴う人件費・物流費の高騰、新型コロナウイルス感染拡大による荷動きの低迷等、引き続き厳しい状況が続いています。

 このような状況のもと当社グループは、最終年度となりました第六次中期経営計画「Growing Value 2020」(3ヵ年)に基づき、冷蔵倉庫事業では「マーケットインに応える革新と進化」を目指し、食品販売事業では「食料資源の開発と食プロデュースによる安定供給構造の構築」を目指して、事業運営方針の各施策に取り組んでいます。

 その結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間の連結経営成績は、売上高58,375百万円(前期比19.0%減)、営業利益1,914百万円(前期比27.2%減)、経常利益2,189百万円(前期比23.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,282百万円(前期比28.7%減)となりました。

 なお、当社の調達力・開発力・販売力をさらに強固なものとし、迅速な戦略・意思決定を図るため、2020年1月1日付で連結子会社である㈱アライアンスシーフーズと㈱クローバートレーディングの吸収合併を実施しました。

 セグメントごとの業績は次のとおりです。

 

①冷蔵倉庫事業

 当第2四半期連結累計期間は増収増益となりました。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う国内外の荷動きの停滞から貨物の入出庫が減少し、荷役料が減少しました。しかし、前期から続く高い在庫水準は継続しており、保管料収入が増加し、増益に寄与しました。タイの連結子会社THAI YOKOREI CO.,LTD.は、畜産品は増加しましたが、果物の不作に伴い在庫水準が落ち着いたため、減益となりました。

 以上の結果、冷蔵倉庫事業の業績は、売上高14,249百万円(前期比1.3%増)、営業利益3,536百万円(前期比1.8%増)となりました。

 

②食品販売事業

 当第2四半期連結累計期間は減収減益となりました。

 水産品は、減収減益となりました。在庫消化の進んだホッケ、イカは増益となりましたが、鮭鱒の国内在庫増加による相場の下落、サバの国内主要産地での不漁と缶詰ブームの落ち着きによる取扱量の減少により、減益となりました。また、シラスウナギの豊漁によるウナギの相場下落、在庫消化が進まなかったカニの売却損が発生し、利益を押し下げました。

 畜産品は、減収ながら利益は横ばいとなりました。チキンは相場下落により、ビーフは外食向け需要の大幅な減少により、減益となりました。ポークは中国で発生した家畜伝染病の影響により相場が上昇傾向、また、在庫の適正化にも努め、増益となりました。

 農産品は、イモ類の取扱量が減り減収減益となりました。

 ノルウェー養殖事業は、水揚げは順調に推移しましたが、生産コスト増加に伴い利益率が低下したため、増収減益となりました。

 以上の結果、食品販売事業の業績につきましては、合併前の子会社関係の在庫整理による損失もあり売上高44,097百万円(前期比24.0%減)、営業損益277百万円の損失計上(前期は414百万円の利益計上)となりました。

 

 

(2)資産、負債及び純資産の状況

 当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ1,968百万円増加し、181,215百万円となりました。これは主に、有形固定資産が5,628百万円増加したこと、受取手形及び売掛金が2,948百万円減少したこと等によるものです。

 負債総額は、前連結会計年度末と比べ1,710百万円増加し、100,377百万円となりました。これは主に、借入金が1,091百万円増加したこと等によるものです。

 また、純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ257百万円増加し、80,837百万円となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」)の残高は、前連結会計年度末に比べ96百万円増加の3,473百万円となりました。当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況と主な内容は次のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、8,263百万円の資金の増加(前年同四半期は11,946百万円の資金の増加)となり、その主な内容は税金等調整前四半期純利益2,189百万円、減価償却費2,873百万円、売上債権の減少額2,917百万円等による資金の増加によるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、8,333百万円の資金の減少(前年同四半期は15,483百万円の資金の減少)となり、その主な内容は有形固定資産の取得による支出5,982百万円と、貸付による支出3,201百万円等によるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、184百万円の資金の増加(前年同四半期は4,331百万円の資金の増加)となり、その主な内容は金融機関からの借入の純増額1,018百万円による資金の増加と、配当金の支払額676百万円等による資金の減少によるものです。

 

(4)事業上及び財政上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。