第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 今般の新型コロナウイルス感染症の流行拡大は、世界的な規模で経済活動に影響を及ぼしております。当該影響により、被害の発生地域では消費の低迷による売上等の減少や、当社社員に感染者が発生した場合には一部事業の停止など、円滑な事業推進を行うことが困難となり、当社グループの業績及び事業展開に影響を与える可能性があります。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による企業への休業要請や、県外への移動を伴う外出自粛等により急激に悪化しました。

 海外においても、各国主要都市でロックダウン(都市封鎖)や外出禁止令が発令され、経済は急激に減速しました。

 当社がかかわる食品販売事業においても同感染症の影響は大きく、4月に発令された緊急事態宣言により、外食業界において飲食店の営業自粛や営業時間の短縮を余儀なくされました。緊急事態宣言が解除された6月以降も回復に向けた動きは鈍く、極めて不透明な状況が続いています。

 このような状況のもと当社グループは、最終年度となりました第六次中期経営計画「Growing Value 2020」(3ヵ年)に基づき、冷蔵倉庫事業では「マーケットインに応える革新と進化」を目指し、食品販売事業では「食料資源の開発と食プロデュースによる安定供給構造の構築」を目指して、事業運営方針の各施策に取り組んでいます。

 その結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の連結経営成績は、売上高86,167百万円(前期比19.3%減)、営業利益2,503百万円(前期比33.1%減)、経常利益2,833百万円(前期比31.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,755百万円(前期比31.2%減)となりました。

 セグメントごとの業績は次のとおりです。

 

①冷蔵倉庫事業

 当第3四半期連結累計期間は増収増益となりました。4月に発令された緊急事態宣言以降、荷動きの停滞はより顕著となり、入出庫量が減少しました。3月末時点で高かった在庫量が更に増加したため、保管料収入は伸長し、荷役料の減収を補って増益に寄与しています。

 タイの連結子会社THAI YOKOREI CO.,LTD.は、前期から続いていた高い在庫水準が一部の品目で落ち着いたため、減益となりました。

 以上の結果、冷蔵倉庫事業の業績は、売上高21,273百万円(前期比0.4%増)、営業利益5,037百万円(前期比1.3%増)となりました。

 

②食品販売事業

 当第3四半期連結累計期間は新型コロナウイルス感染症の影響を強く受け、荷動きの停滞による取扱量の減少、相場の下落による利益の減少が発生し、減収減益となりました。

 水産品は、第2四半期に比べ粗利率は回復したものの、減収減益となりました。利益率の回復したホッケ、イカは増益となりましたが、取扱量を抑えた鮭鱒、シラスウナギ豊漁の影響を受け相場が下落したウナギ、不漁によって取扱量が減少したサバは減益となりました。

 畜産品は減収減益となりました。新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、ポーク、ビーフ、チキンの主要販売先であるホテル・外食向けの荷動きが停滞したため取扱量が下がり、相場も下落したため利益率も悪化しました。

 農産品は主要品目のイモ類で利益を重視した販売を行い、減収ながら利益は横ばいとなりました。

 ノルウェー養殖事業は水揚げ量の減少と生産コストの増加により減収減益となりました。

 以上の結果、食品販売事業の業績は、売上高64,855百万円(前期比24.2%減)、営業損益492百万円の損失計上(前期は746百万円の利益計上)となりました。

 

(2)財政状態の状況

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ673百万円増加し、179,920百万円となりました。これは主に有形固定資産が5,146百万円、短期貸付金が2,840百万円増加したこと、無形固定資産が2,850百万円、商品が2,674百万円、受取手形及び売掛金が2,044百万円減少したこと等によるものです。

 負債総額は、前連結会計年度末と比べ3,089百万円増加し、101,756百万円となりました。これは主に借入金が4,643百万円増加したこと、未払法人税等が1,291百万円減少したこと等によるものです。

 また、純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ2,416百万円減少し、78,164百万円となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況
 当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」)は、前連結会計年度末に比べ130百万円減少の3,246百万円となりました。当第3四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況と主な内容は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動によるキャッシュ・フローは、9,825百万円の資金の増加(前年同四半期は19,187百万円の資金の増加)となり、その主な内容は税金等調整前四半期純利益2,833百万円、減価償却費4,346百万円、たな卸資産の減少額2,260百万円等による資金の増加によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動によるキャッシュ・フローは、13,305百万円の資金の減少(前年同四半期は18,115百万円の資金の減少)となり、その主な内容は貸付金の回収による収入2,030百万円等による資金の増加と、有形固定資産の取得による支出10,653百万円、貸付による支出4,642百万円等による資金の減少によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動によるキャッシュ・フローは、3,600百万円の資金の増加(前年同四半期は290百万円の資金の減少)となり、その主な内容は金融機関からの借入の純増額5,193百万円による資金の増加と、配当金の支払額1,357百万円等による資金の減少によるものです。

(4)事業上及び財政上の対処すべき課題
 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(5)研究開発活動
 該当事項はありません。

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。