今般の新型コロナウイルス感染症の流行拡大は、世界的な規模で経済活動に影響を及ぼしております。当該影響により、被害の発生地域では消費の低迷による売上等の減少や、当社社員に感染者が発生した場合には一部事業の停止など、円滑な事業推進を行うことが困難となり、当社グループの業績及び事業展開に影響を与える可能性があります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2020年10月1日~2021年6月30日)におけるわが国の経済は、依然として新型コロナウイルス感染症による影響を受け、厳しい状況が続いています。海外においても、先進国を中心にワクチン接種が進みましたが、感染力の強い変異株による感染者数の再拡大もあり、景気の先行きは不透明な状況です。当社が関わる食品業界では、緊急事態宣言の延長や再発令によって、極めて厳しい環境が続いております。
このような状況のなか、当社グループは2023年を最終年度とする中期経営計画(第Ⅰ期)「創る力」を策定し、冷蔵倉庫事業は「事業モデルの創造」、食品販売事業は「新たな食の価値の創出」を方針とし、最終年度(2023年9月期)に「連結売上高1,310億円」「連結営業利益60億円」「EBITDA120億円」の定量目標およびサステナビリティ目標達成に向け、各重点施策に取り組んでおります。
その結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の連結経営成績は、売上高83,034百万円(前期比3.6%減)、営業利益2,394百万円(前期比4.3%減)、経常利益3,161百万円(前期比11.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2,079百万円(前期比18.5%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりです。
①冷蔵倉庫事業
当第3四半期連結累計期間は減収減益となりました。4月以降、冷凍食品を中心に入出庫量は回復傾向にあるため、荷役料は増加となりました。在庫量も回復傾向にありますが、コロナ禍による荷動きの停滞から、非常に高い在庫水準で推移した前期との比較では保管料が減少し、減益となりました。タイの連結子会社THAI YOKOREI CO.,LTD.は、主要品目の畜産品の出庫量が回復傾向にあるなか、コロナ禍によるワーカー不足やメーカーの在庫調整によって入庫量の減少は続いており、在庫を押し下げたため減益となりました。
以上の結果、冷蔵倉庫事業の業績は、売上高21,057百万円(前期比1.0%減)、営業利益4,688百万円(前期比6.9%減)となりました。
②食品販売事業
当第3四半期連結累計期間は減収増益となりました。コロナ禍のなか、水産品、畜産品、農産品ともに、在庫を抑えながら利益重視の堅調な販売を継続し、増益となりました。ノルウェー養殖事業は、トラウトの商品単価の低迷およびシーライス(寄生虫)除去に伴う生産コストの大幅な増加により減益となり、利益を圧迫する要因となりました。
以上の結果、食品販売事業の業績は、売上高61,933百万円(前期比4.5%減)、営業損失24百万円(前期は492百万円の損失計上)となりました。
なお、2021年7月28日に開催された取締役会において、食品販売事業の重要な柱であるノルウェーサーモン事業の拡大・強化を図ることを目的として、ノルウェー養殖事業再編の検討を開始することを決議しました。
(2)財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ9,652百万円増加し、189,587百万円となりました。これは主に投資有価証券が9,428百万円増加したこと等によるものです。
負債総額は、前連結会計年度末と比べ5,659百万円増加し、105,619百万円となりました。これは主に借入金が4,150百万円増加したこと等によるものです。
また、純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ3,993百万円増加し、83,968百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」)は、前連結会計年度末に比べ674百万円減少の3,447百万円となりました。当第3四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローの状況と主な内容は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、7,398百万円の資金の増加(前年同四半期は9,825百万円の資金の増加)となり、その主な内容は税金等調整前四半期純利益3,178百万円、減価償却費4,949百万円による資金の増加と、売上債権の増加額928百万円等の資金の減少によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、10,806百万円の資金の減少(前年同四半期は13,305百万円の資金の減少)となり、その主な内容は貸付金の回収による収入3,501百万円による資金の増加と、有形固定資産の取得による支出11,141百万円、貸付による支出3,257百万円等の資金の減少によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、2,547百万円の資金の増加(前年同四半期は3,600百万円の資金の増加)となり、その主な内容は金融機関からの借入の純増額4,141百万円による資金の増加と、配当金の支払額1,358百万円等の資金の減少によるものです。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。