第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

①経営成績

当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染者が減少し経済活動の正常化が進み、景気の持ち直しの兆しが見られましたが、ウクライナ情勢の長期化、資源価格の高騰や急速な円安の進行など、先行き不透明な状況となっております。

住宅業界におきましては、長期化する新型コロナウイルス感染症拡大の影響、建設工事費の高止まり等により、当社の事業と関連のある新設住宅着工戸数は、前年同期比1.3%減の218千戸、持家は8.9%減の65千戸となっております。また、当社の企業ルーツである木材流通業界においては、「ウッドショック」以降、長期間にわたり木材価格が高値で推移しております。

このような状況の中、当社グループは、2021年5月12日に発表した中期経営計画に掲げた諸施策を実行してまいりました。また、当社は株式会社ヤマダホールディングスとの資本業務提携により、住生活産業に係る事業等で包括的に相互の事業発展を進めております。

その結果、当社グループの当第1四半期連結累計期間における売上高は559億24百万円(前年同期比10.5%増加)、営業利益は13億52百万円(前年同期比27.6%増加)、経常利益は13億23百万円(前年同期比37.1%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億75百万円(前年同期比92.4%増加)となりました。

当社は、持続的な成長及び更なる企業価値の向上を目指し、新たにステートメント(宣言)「『彩りある未来』を想創(ソウゾウ)します」を、理念体系の最上位に掲げました。

また、ステートメント実現のための新たな取り組みとして、木質空間コンセプト「WoWooD™(ワウッド) ~人と木と、ときめきをもっと。~」(注)をキーメッセージとした全社横断型プロジェクトを立ち上げ、木への「ときめき」で幸せを感じ、暮らしに彩りを添える空間提案を開始いたしました。

 

(注)「WoWooD™」は「Wow(ときめき)+Wood(木)」の造語。木をもっと身近なものにしていきたいとの想いから生まれた当社グループの新たな木質空間コンセプト。自然由来である木ならではの効能とデザイン性がもたらす、木への「ときめき」で幸せを感じ、暮らしに彩りを添える空間提案をしてまいります。

 

 

②セグメントごとの経営成績

ア 建築資材事業

「ウッドショック」以降高止まりしていた木材価格は、引き続き高値で推移し木材売上高が増加しました。

当社は、中期経営計画に掲げた重点戦略である国産材の利活用促進のため、構造材や内外装材などに国産材を取り入れる「国産材プレミアムパッケージ」を提案したほか、非住宅分野に取り組み、建物の木造化・木質化の促進に努めました。当社のオリジナル商品である、飫肥杉(注)の大径木を利用した高耐久赤身材「ObiRED®(オビレッド)」、独自の表層圧密技術を施した国産杉の無垢材「Gywood®(ギュッド)」が、エクステリアメーカーや家具・建材メーカーに採用されております。

同商品は、当社の新たな木質空間コンセプト「WoWooD™(ワウッド)」に取り入れ、お取引先様へのオフィスビルの木質化の提案や、お客様への居住木質空間の提案等に活用しております。また、ナイス本社ビルの木質化リノベーションにおいて随所に採用いたしました。

また、物流体制の再構築及び強化に向けた取り組みとして、「関東物流センター」の第2期工事を着工いたしました。

これらの結果、売上高は471億3百万円(前年同期比18.5%増加)となり、営業利益は18億58百万円(前年同期比4.8%減少)となりました。

 

(注)飫肥杉(おびすぎ)

宮崎県飫肥地区で約400年の歴史を持つ杉材で、中心の赤身部分は、一般的な杉材と比べて油分が多く含まれており、防腐・防蟻性能に優れ、高い耐久性を有しています。

 

イ 住宅事業

前期に引き続き、中期経営計画の重点戦略である住宅ストックの活用及び既存住宅流通に係る事業等の強化・拡大を図るなど持続的な成長につながる収益基盤の構築を進めてまいりました。その結果、管理その他に含まれる既存住宅流通に係る事業の売上高が増加いたしました。

新築マンションは、2023年1月及び3月に売上計上予定のマンションの契約は順調に推移しましたが、売上計上戸数は前年同期を下回りました。

これらの結果、売上高は66億28百万円(前年同期比23.2%減少)、営業損失は3億79百万円(前年同期は営業損失4億98百万円)となりました。

なお、新たに当社グループが掲げた木質空間コンセプト「WoWooD™(ワウッド)」を具現化する取り組みとして、横浜市の賃貸マンション「NICE LIVE REST 上末吉」では、エントランス及びフェンスなどの共用部に木の温かみで暮らしに彩りを添えるリノベーションを行いました。また、買取再販事業として購入した川崎市の当社分譲マンション「アイランドグレース」の居室では、中古マンションの内装に木の温かみ・デザイン性を随所に取り入れたリノベーションを行い「人に優しい空間」を提案しております。

 

ウ その他の事業

その他の事業には、一般放送事業(有線テレビ放送事業)等の生活関連サービス事業、建築工事事業等が含まれております。一般放送事業を行うYOUテレビ株式会社や、ソフトウェア開発事業及びシステム提供事業を行うナイスコンピュータシステム株式会社が堅調に推移した結果、売上高は21億92百万円(前年同期比1.5%減少)、営業利益は3億24百万円(前年同期比82.7%増加)となりました。

 

 

③セグメントごとの連結売上高及び連結営業利益

売上高

 

 

(単位:百万円)

セグメント

前第1四半期連結会計期間

(自  2021年4月1日

至  2021年6月30日)

当第1四半期連結会計期間

(自  2022年4月1日

至  2022年6月30日)

前年同期比(%)

建築資材

39,749

47,103

18.5

住宅

8,629

6,628

△23.2

その他

2,225

2,192

△1.5

合計

50,603

55,924

10.5

 

 

営業利益

 

 

(単位:百万円)

セグメント

前第1四半期連結会計期間

(自  2021年4月1日

至  2021年6月30日)

当第1四半期連結会計期間

(自  2022年4月1日

至  2022年6月30日)

前年同期比(%)

建築資材

1,952

1,858

△4.8

住宅

△498

△379

その他

177

324

82.7

消去又は全社

△570

△450

合計

1,060

1,352

27.6

 

 

(参考)財務指標

 

(単位:%)

 

前第1四半期連結累計期間

(自  2021年4月1日

至  2021年6月30日)

当第1四半期連結累計期間

(自  2022年4月1日

至  2022年6月30日)

売上高総利益率

16.7

14.2

売上高営業利益率

2.1

2.4

売上高経常利益率

1.9

2.4

自己資本比率

25.4

28.0

 

 

④財政状態

総資産は、前連結会計年度末に比べ47億38百万円増加し、1,626億60百万円となりました。これは、建築資材事業における商品の増加、住宅事業における開発用不動産の仕入により販売用不動産が増加したことなどによるものです。

負債は、前連結会計年度末に比べ46億29百万円増加し、1,140億7百万円となりました。これは、法人税等の納付による未払法人税等の減少、仕入債務及び借入金の増加などによるものです。

純資産は、前連結会計年度末に比べ1億9百万円増加し、486億53百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加、配当金の支払い及び退職給付制度の改定による退職給付に係る調整累計額の減少などによるものです。

 

⑤重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当第1四半期連結累計期間において、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に重要な変更はありません。

 

⑥資本の財源及び資金の流動性についての分析

当第1四半期連結累計期間において、資本の財源及び資金の流動性の重要な変更はありません。

 

 

(2)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当第1四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の重要な変更及び新たに定めた経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

当第1四半期連結累計期間において重要な変更及び新たに定めた基本方針はありません。

 

(5)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(6)従業員数

当第1四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数の著しい増減はありません。

 

(7)仕入及び販売実績

当第1四半期連結累計期間において、仕入実績及び販売実績の著しい増減はありません。

 

(8)主要な設備

当第1四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。