第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当社は、平成29年5月23日付でRIZAPグループ株式会社と資本業務提携契約を締結し、平成29年6月28日にRIZAPグループ株式会社に対する第三者割当により新株式を発行し、19億25百万円の資金調達を行っております。

 資本業務提携に基づく経営戦略は以下のとおりであります。

①海外展開の強化(中国(アジア圏)での利益拡大)

 当社が保有する中国現地法人を拠点として、当社が進める中国アジア向けの販売体制の構築及び生産体制の強化に向けて相互に協力し、RIZAPグループ株式会社のアパレル子会社の商品の生産調達、また、中国アジア向けの販売拠点として活用する。

②EC展開の強化

 当社グループがEC事業に参入することでBtoCビジネスの領域に進出するために、RIZAPグループ株式会社は、新規ECサイト及びweb販売システムの構築に協力するとともに、SEO・SEM(注)等のwebマーケティングやソーシャルメディアと連動させた様々なプロモーション企画を展開し、当社グループが構築するECサイトの認知度を高める。

(注)SEOとは、「Search Engine Optimization」の略であり、検索エンジン最適化の施策を意味します。SEMとは、「Search Engine Marketing」の略であり、ここではリスティング広告の出稿のことを指しています。

③顧客データベース構築

 和装・洋装事業における最終消費者のニーズをくみ取るため、両社協力して顧客情報を他社に先駆けて収集し、共通の顧客データベースを構築するとともに、そうした営業上のツールを活用したマーケティング戦略立案及び企画提案を実施し、企画力及び販売力の向上を図る。

④技術を活かした新商品の開発

 両社は、消費者ニーズを把握するための市場調査を共同して実施する。当社グループは、当該顧客ニーズを踏まえ、製造ラインの柔軟な変更を行うとともに新商品開発に係る品質改良及び製造工程の改善活動に取り組み、RIZAPグループ株式会社は、新製品の認知度向上のための動画コマーシャル、雑誌広告及びweb広告等のプロモーション活動を展開する。両社は、上記取り組みを通じて当社グループの有する意匠撚糸開発に関する高い技術力を活用し、低コストの他社製撚糸と差別化した商品を当社グループ及びRIZAPグループ株式会社におけるアパレル事業に展開することで、売上規模の拡大を図る。

⑤販売管理システムの統合

 両社は、当社における販売管理システムの統合に向けて相互に協力し、生産効率の向上を図る。

⑥催事の企画・開催強化

 両社は、RIZAPグループ株式会社のマーケティング力・企画力を生かし、同社のグループ事業の「馬里邑」 及び「マルコ」等を通じ、共同で企画する催事を積極的に開催し、両グループ間でクロスセルを行うだけではなく、共同して新規顧客を開拓する。両社は、催事を通じて最終消費者と直接交流し、顧客データの収集を図り、相互に催事を含めた販売企画のノウハウを共有し、顧客拡大に努める。

 

 

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移したものの、米国や欧州の政治動向や金融資本市場の変動の影響など、景気の先行きは不透明な状況が続いております。

 このような事業環境のもと、当社は、平成29年5月23日付でRIZAPグループ株式会社と資本業務提携契約を締結し、平成29年6月28日にRIZAPグループ株式会社に対する第三者割当により新株式を発行し、19億25百万円の資金調達を行っております。

 当第1四半期連結累計期間の連結業績は、平成28年8月に事業譲受したイエリデザイン事業部が売上高に寄与しましたが、既存事業では厳しい環境が続いたことから、売上高16億96百万円(前年同四半期比2.2%減)、営業損失は8百万円(前年同四半期は営業利益29百万円)、経常損失は20百万円(前年同四半期は経常利益25百万円)、株式会社西田武生デザイン事務所の株式を売却したことによる関係会社株式売却益を計上しましたが、事業所の統合及びシステムの統合に係る構造改革費用を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は26百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益11百万円)となりました。

 セグメントの状況は次のとおりであります。

 和装事業は、百貨店事業は店舗閉鎖や市況の悪化により低調に推移、専門店事業も企画催事の不振により売上高が減少しました。また、和装小物の量販店取引が大手取引先の不振により大幅な減収となりました。粗利率の改善や販管費の削減を行い改善に努めましたが営業損失となりました。この結果、売上高4億67百万円(前年同四半期比19.7%減)、営業損失は20百万円(前年同四半期は営業利益26百万円)となりました。

 寝装事業は、ギフト販売は大手取引先が好調に推移し順調に売上を伸ばしましたが、量販店・専門店取引は売上を落とし減収となりました。しかし、粗利率の改善と販管費の削減により増益となりました。この結果、売上高1億42百万円(前年同四半期比2.3%減)、営業利益は6百万円(前年同四半期比14.2%増)となりました。

 洋装事業は、量販店取引はベビー子供服の大手取引先が順調に推移し売上を伸ばしました。また専門店取引も堅調に推移しましたが、百貨店取引の店舗閉鎖の影響もあり減収となりました。しかし、不採算部門の閉鎖、粗利率の改善、販管費の削減により営業利益は大幅に改善いたしました。この結果、売上高5億91百万円(前年同四半期比3.5%減)、営業利益は32百万円(前年同四半期比218.9%増)となりました。

 意匠撚糸事業は、平成28年8月に事業譲受したイエリデザイン事業部が寄与し売上高、営業利益ともに伸びました。また、国内既存事業は大手取引先の売上が改善し堅調に推移、中国事業は欧州向けの取引が減少しましたが、中国国内向け、日本市場向けが大幅に伸び増収増益となりました。この結果、売上高4億94百万円(前年同四半期比26.5%増)、営業利益は28百万円(前年同四半期比84.9%増)となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

 該当事項はありません。