第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、輸出を中心に弱さが続いているものの、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあり緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、通商問題を巡る緊張、中国経済の先行き、英国のEU離脱の行方等の海外経済の動向や金融資本市場の変動の影響、消費税引上げ後の消費マインドの動向など、依然不透明な状態が続いております。

このような事業環境のもと、当社グループは、コア事業である意匠撚糸事業へ継続的に経営資源を集中すると同時に、洋装事業の飛躍的な改善をはかるため、粗利管理の徹底を行うと共に、販売員契約の見直し等による販管費の大幅削減に取り組みました。加えて、売上減少傾向に歯止めをかけるために、新規取引先の積極的な開拓、新規催事等への参加促進を行う一方、在庫効率向上のために取引先納品形態の見直しや在庫の適正化など、様々な取り組みを行いました。

この結果、売上高44億8百万円(前年同四半期比13.0%減)、営業利益は0百万円(前年同四半期は営業損失6百万円)、経常利益は0百万円(前年同四半期比99.6%減)、また、当社が出資を行っていた協同組合が6月に清算結了を決議したことに伴い、残余財産の分配が行われ、特別利益を計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は61百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失7百万円)となりました。

 

 セグメントの経営成績は次のとおりであります。

 

(和装事業)

 和装事業は、リサイクル企画催事が新たな販売機会を創出いたしましたが、百貨店の店舗閉鎖や消費税増税後の消費低迷、連結子会社㈱吉利における大手量販店との取引見直しに加え、取引先の倒産による影響で、売上減少となりました。また、営業利益におきましても、主力取引先の倒産による貸倒引当金の計上などがあり大幅な減少となっております。

 この結果、売上高9億19百万円(前年同四半期比18.2%減)、営業損失は19百万円(前年同四半期は営業利益14百万円)となりました。

 

(寝装事業)

 寝装事業は、東北地区におけるギフト事業は順調に推移いたしましたが、量販店・専門店取引において消費税増税後の消費低迷を受け、マットレスや寝装品の売上が減少いたしました。

 この結果、売上高4億19百万円(前年同四半期比5.1%減)、営業利益は24百万円(前年同四半期比14.7%減)となりました。

 

(洋装事業)

 馬里邑事業は、百貨店既存取引先の売上は順調に推移いたしましたが、百貨店の店舗閉鎖、消費税増税後の消費低迷で売上は減少いたしました。営業利益面では、前期における抜本的な構造改革の結果、粗利率が大幅改善し、販売員体制の見直しにより固定費も削減されたことで飛躍的な利益改善となりました。

 アパレル事業は、西日本の百貨店における人材投入型の催事事業が堅調に推移いたしました。

 九州を拠点とする丸福事業は、ホームファッション事業が一層の利益拡大となりましたが、百貨店・専門店卸は店頭状況悪化の影響を受け、また、ベビー・子供事業は大手量販店からの急激な受注減の影響で売上減少となりました。

 この結果、売上高16億95百万円(前年同四半期比12.7%減)、営業利益は79百万円(前年同四半期は営業損失7百万円)となりました。

 

(意匠撚糸事業)

 意匠撚糸事業は、国内事業が中国への輸出拡大により売上が増加いたしましたが、海外事業が中国経済の成長鈍化及び米中貿易摩擦などの影響を受け、中国内販向けが受注減となりました。また、OEM事業は国内アパレル各社からの大幅な受注減により、売上減少となりました。

 この結果、売上高13億73百万円(前年同四半期比11.9%減)、営業利益は86百万円(前年同四半期比23.4%減)となりました。

(2)財務状態の状況

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における流動資産は53億12百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億30百万円減少いたしました。これは主に受取手形及び売掛金が1億33百万円減少したことによるものであります。固定資産は2億64百万円となり、前連結会計年度末に比べ15百万円減少いたしました。これは主に投資その他の資産が13百万円減少したことによるものであります。

 この結果、総資産は55億76百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億45百万円減少いたしました。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における流動負債は12億43百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億87百万円減少いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が90百万円、賞与引当金が21百万円減少したことによるものであります。固定負債は48百万円となり、前連結会計年度末に比べ1百万円減少いたしました。

 この結果、負債合計は12億91百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億89百万円減少いたしました。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は42億84百万円となり、前連結会計年度末に比べ43百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益計上による利益剰余金61百万円の増加によるものであります。

 この結果、自己資本比率は76.8%(前連結会計年度末は74.1%)となりました。

 

 

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。