第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が徐々に緩和されるとともに、輸出の増加等を背景に持ち直しの動きがみられました。しかしながら足元における変異株への感染拡大や、原材料の供給制約・価格変動等による下振れリスクに引続き注意を要する状況が続いております。
 当社グループに関係の深い業界につきましても、原材料の供給不足等により一時的な生産活動の停滞も発生いたしましたが、直近では持ち直しの動きがみられます。
 このような環境のもと、当社グループにおきましては新型コロナウイルス感染症への感染防止に最大限に配慮の上、今後の社会・産業界の環境変化を見据え、業績の早期回復とビジネスモデルの変革に向けた各種取り組みを進めてまいりました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高40,925百万円、営業利益1,025百万円(前年同期比81.3%増)、経常利益1,251百万円(同55.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,047百万円(同100.5%増)となりました。

 

なお、当社グループは、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。そのため、売上高についての前年同四半期比(%)を記載しておりません。収益認識基準等の適用の詳細については、「第4[経理の状況]1[四半期連結財務諸表][注記事項](会計方針の変更等)」をご覧ください

 

セグメント別の概況は次のとおりであります。

 

化学品事業

売上高は26,634百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期に比べ15.5%増の1,870百万円となりました。セグメント利益への影響を基準とした、商品群別の取引推移等は以下のとおりであります。
  ソーダ関連薬品は堅調に推移いたしました。主力のか性ソーダは、期の前半にかけて一部市況変動の影響を受けましたが、化学業界をはじめとする素材産業やエレクトロニクス業界における需要の増加及び稼働の回復により取引増加となりました。また塩酸は一時的な特別需要の発生により、炭酸ソーダは日用品業界における需要の拡大等により取引増加となりました。
 その他の無機薬品は好調に推移いたしました。硫酸は製紙業界の稼働の回復等により、また鉄化合物及びチタン化合物は化粧品業界の需要回復により取引増加となりました。

有機薬品は好調に推移いたしました。エタノールは一時的な消毒需要の収束により、またフロン溶剤は販売競争激化により取引減少となりました。一方で製紙用ラテックスは、石油製品の高騰に由来する単価変動及びシェア拡大により取引増加となりました。
 

 

機能材事業

売上高は9,229百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期に比べ13.9%増の490百万円となりました。セグメント利益への影響を基準とした、商品群別の取引推移等は以下のとおりであります。
 包装関連商品は好調に推移いたしました。ナイロンフィルムは中国における食品用途需要の拡大により輸出取引が増加となりました。また包装関連機器は食品業界向け及び海外向け案件の新規受注により取引増加となりました。
 合成樹脂関連商品は好調に推移いたしました。ガラス長繊維は樹脂業界の稼働回復により、またその他の熱可塑性樹脂も医療用途向けの新規取引開始により取引増加となりました。
 設備・工事・産業材料は、半導体不足により設備機器の生産の一部が不安定になったものの前年並みに推移いたしました。排水処理装置はエレクトロニクス業界向けのメンテナンス案件の受注により取引増加となりましたが、排ガス処理装置は案件の減少により取引減少となりました。
 

その他事業

 売上高は5,061百万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期に比べ22.8%増の96百万円となりました。
 

 

(2)財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べ3,736百万円増加し、65,173百万円となりました。
 増減の主なものは資産の部では、受取手形、売掛金及び契約資産が5,578百万円増加し、現金及び預金が1,620百万円、投資有価証券が518百万円それぞれ減少いたしました。負債の部では、支払手形及び買掛金が5,999百万円増加し、短期借入金が1,838百万円減少いたしました。純資産の部では自己株式が394百万円増加いたしました。
 

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。 

 

(4)研究開発活動

該当事項はありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。