(1) 業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、日銀による金融緩和が続く中で、世界経済の拡大を背景に輸出が好調で企業収益の改善が進み、雇用、所得環境は緩やかな回復基調にあり、日経平均株価は2万円台を回復後、上昇傾向が続いております。しかし、依然として個人消費には停滞感があるなど、景況感は先行き不透明な状況が続いております。
当業界におきましては、天候不順による水産物の不安定な漁獲状況や水産物資源の減少、消費者の安全、節約志向や魚離れ等、引き続き厳しい事業環境が続いております。
このような外部環境のもとで、当社は、変化するマーケットや激化する販売競争に対応した集荷、営業活動を積極的に推し進めるとともに、業績の向上と経営体質の強化のための諸施策に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は、卸売部門が販売単価の上昇により増収となり、不動産賃貸部門が順調な収入となるなど、全体で32,227百万円(前年同四半期比0.7%増)となりました。経常利益は、不採算部門の食品加工場の閉鎖に伴う損失額の減少、管理費の減少等により232百万円(前年同四半期比3.6%増)となり、四半期純利益は、157百万円(前年同四半期比3.3%増)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
なお、「食品加工場部門」は前事業年度で廃止しております。
(卸売部門)
鮮魚は、天然ブリ、ハマチ、サワラが天候不順により入荷減となり、養殖ブリ、ヒラメ、タイが在池量の減少による浜値高で売上減となりましたが、マダコが順調に入荷し、本マグロ、キハダマグロの加工品が取扱増、年末用トロ商材が順調な販売となるなど、全体で増収となりました。
冷凍魚は、冷エビ、冷カラスガレイなどが高値により低調な荷動きで取扱減となりましたが、冷キンメダイ、冷タルイカが加工用中心に取扱増となり、生食用の冷アカエビが順調な販売で売上を伸ばし、全体で増収となりました。
加工食品は、煉製品関係が特売用の低価格商品の搬入減で振わず、アジ、キンメダイなどの開き物が原料不足により取扱減、秋サケ、時サケが不漁でイクラが高騰するなど、取扱減となりましたが、小女子などの取扱増により、全体では増収となりました。
売上高は30,755百万円(前年同四半期比2.2%増)、営業利益は294百万円(前年同四半期比5.9%減)となりました。
(飼料工場部門)
養鰻用飼料は、シラスウナギの順調な池入れにより国内向け飼料、輸出用飼料が販売数量が増加し、売上増となりましたが、水産向け魚粉が需要減により販売数量が減少し、全体で減収となりました。
この結果、売上高は906百万円(前年同四半期比4.1%減)、営業利益は56百万円(前年同四半期比113.1%増)となりました。
(冷蔵工場部門)
給食関係の冷凍食品や冷アカエビの順調な入荷で取扱増となり、同業他社の再保管が増加しましたが、鮭鱒、サンマの取扱いが減少し、売上高は472百万円(前年同四半期比0.3%減)、営業利益は53百万円(前年同四半期比23.8%減)となりました。
(不動産賃貸部門)
売上高は93百万円(前年同四半期比12.3%増)、営業利益は49百万円(前年同四半期比6.3%増)となりました。
(2) 財政状態の状況
当第3四半期会計期間末における総資産は、16,753百万円となり、前事業年度末に比べ1,603百万円(10.6%)増加しました。これは主に、現金及び預金の減少639百万円などがありましたが、受取手形及び売掛金の増加1,694百万円、投資有価証券の増加560百万円などによるものであります。
負債は、3,876百万円となり、前事業年度末に比べ1,390百万円(55.9%)増加しました。これは主に、買掛金の増加1,285百万円、受託販売未払金の増加59百万円などによるものであります。
純資産は、12,876百万円となり、前事業年度末に比べ212百万円(1.7%)増加しました。これは主に、その他有価証券評価差額金の増加199百万円、利益剰余金の増加14百万円などによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。