文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績
当第1四半期累計期間におけるわが国の経済は、雇用、所得環境の改善が進む中、緩やかな景気回復基調を持続しましたが、依然として消費者の節約志向は根強く、また、米国の保護主義的な貿易政策に対する不安など、先行きは不透明な状況が続いております。
当業界におきましては、水産資源の減少や気候の大きな変化で漁獲量が減少し、それに伴い入荷数量が減少し、また、海外における水産物の需要増加による仕入単価の上昇など、厳しい経営環境となりました。
このような外部環境のもとで、当社は、販売競争に対応した調達力、営業力の強化を図るとともに、業務の効率化や諸経費の削減を推し進めるなど、業績の向上と企業体質の強化に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は、卸売部門が取扱数量の減少による減収に加え、飼料工場が養鰻業者の需要減で減収となるなど全体で9,723百万円(前年同四半期比2.8%減)となりました。利益面については、利益率の悪化により売上総利益は減少しましたが、販売費の減少により45百万円の四半期純利益(前年同四半期比5.7%増)となりました。
売上面に関しては、今後、自然の影響を受けやすい天然魚の漁獲量の減少に対して、出荷者との繋がりを深め、養殖魚や他魚種及び他海域からの集荷で対処する等、安定供給を図ります。利益面では、個々の取引条件の見直しや工場原価及び一般管理費の削減により利益率の改善を図ります。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(卸売部門)
鮮魚は、天然ブリ、ハマチ、ホタテ貝柱、渡ガニが順調な入荷で販売数量を伸ばし、国内産の生鮮キハダの入荷増、量販店向け加工用養殖本マグロの販売増により売上増となりましたが、養殖ウナギ、輸入キハダの入荷減、カツオ、養殖マダイの売上の減少により減収となりました。
冷凍魚は、冷カニ、冷イカの販売は順調な入荷で売上を伸ばしましたが、冷ホタテ貝柱、養殖エビの単価安の影響で減収となりました。
加工食品は、量販店向けチリ産冷銀サケが売上増となりましたが、秋サケの不漁による国内産イクラの減少により売上減、福島、宮城県産の小女子が不漁により減収となりました。
この結果、売上高は9,256百万円(前年同四半期比2.0%減)、営業利益85百万円(同13.5%増)となりました。
(飼料工場部門)
養鰻用飼料は、シラスウナギの減少により国内向け、輸出用飼料ともに需要の減少が続き、販売数量が減少し、減収となりました。
この結果、売上高は299百万円(前年同四半期比22.3%減)、営業利益は8百万円(同66.1%減)となりました。
(冷蔵工場部門)
同業他社の再保管の増加、コンビニ向け冷凍食品が順調な入庫で取扱増となりましたが、市場内の保管商品の減少により減収となりました。
この結果、売上高は133百万円(前年同四半期比9.2%減)、営業利益は6百万円(同56.6%減)となりました。
(不動産賃貸部門)
売上高は34百万円(前年同四半期比11.2%増)、営業利益は21百万円(同35.5%増)となりました。
(2) 財政状態
当第1四半期会計期間末における総資産は、15,737百万円となり、前事業年度末に比べ238百万円(1.5%)増加しました。これは主に、受取手形及び売掛金の減少181百万円、有価証券の減少100百万円などがありましたが、投資有価証券の増加454百万円、商品及び製品の増加131百万円などによるものであります。
負債は、2,950百万円となり、前事業年度末に比べ223百万円(8.2%)増加しました。これは主に、買掛金の増加163百万円などによるものであります。
純資産は、12,786百万円となり、前事業年度末に比べ14百万円(0.1%)増加しました。これは主に、利益剰余金の減少26百万円などがありましたが、その他有価証券評価差額金の増加40百万円によるものであります。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。