第2 【事業の状況】

1 【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、本四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営成績及び財政状態の状況

 当第3四半期連結累計期間の世界経済につきましては、第2四半期に引き続き、新型コロナウイルスの感染蔓延による影響が見られるものの、当社グループの参画しておりますエレクトロニクス産業におきましては、IoT、AI、5G等の情報通信技術の用途の拡がりに伴う旺盛な半導体需要により、半導体製造装置市場の拡大基調は継続しております。

 このような状況のもと、当社グループの当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高9,598億8千5百万円(前年同期比19.4%増)、営業利益2,102億9千7百万円(前年同期比25.8%増)、経常利益2,106億5千2百万円(前年同期比22.7%増)、また、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,581億7千9百万円(前年同期比23.5%増)となりました。

 

当第3四半期連結累計期間のセグメントの経営成績は、次のとおりであります。

なお、セグメント利益は、四半期連結損益計算書の税金等調整前四半期純利益に対応しております。

 

① 半導体製造装置

 拡大する半導体需要を背景に、顧客の設備投資は堅調に推移しました。メモリにおいては在庫調整がすすみ、需給バランスの改善が見られ、またロジック/ファウンドリ向け半導体に対する設備投資も高水準で推移しました。このような状況のもと、当セグメントの当第3四半期連結累計期間の売上高は8,997億6千2百万円(前年同期比19.6%増)、セグメント利益は2,371億8千6百万円(前年同期比26.4%増)となりました。

 

② FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置

 テレビ用大型液晶パネル向けの設備投資は継続し、モバイル用中小型有機ELパネル向けの設備投資も堅調に推移しました。市場が最も大きい中国における新型コロナウイルスの影響による装置立ち上げの遅延は解消され、第2四半期から売上高は増加しました。このような状況のもと、当セグメントの当第3四半期連結累計期間の売上高は600億2千5百万円(前年同期比16.1%増)、セグメント利益は76億1千6百万円(前年同期比2.6%減)となりました。

 

③ その他

 当セグメントの当第3四半期連結累計期間の売上高は159億6千1百万円(前年同期比12.6%増)、セグメント利益は6億4千3百万円(前年同期比1.5%減)となりました。

 

また、当第3四半期連結会計期間末の財政状態の状況は以下のとおりとなりました。

 当第3四半期連結会計期間末の流動資産は、前連結会計年度末に比べ548億4千4百万円減少し、9,076億3千9百万円となりました。主な内容は、有価証券に含まれる短期投資の減少685億円、受取手形及び売掛金の減少119億8千2百万円、未収消費税の減少105億1千9百万円、たな卸資産の増加351億6千7百万円によるものであります。
 有形固定資産は、前連結会計年度末から130億4千9百万円増加し、1,886億2千9百万円となりました。
 無形固定資産は、前連結会計年度末から42億6千万円増加し、151億8千2百万円となりました。
 投資その他の資産は、前連結会計年度末から294億4千6百万円増加し、1,589億5千5百万円となりました。
 これらの結果、総資産は、前連結会計年度末から80億8千7百万円減少し、1兆2,704億7百万円となりました。
 流動負債は、前連結会計年度末に比べ867億1百万円減少し、2,958億7千6百万円となりました。主として、前受金の減少518億2千1百万円、未払法人税等の減少171億3千2百万円、賞与引当金の減少107億8千4百万円によるものであります。
 固定負債は、前連結会計年度末に比べ15億8千2百万円増加し、678億7百万円となりました。
 純資産は、前連結会計年度末に比べ770億3千1百万円増加し、9,067億2千3百万円となりました。主として、親会社株主に帰属する四半期純利益1,581億7千9百万円を計上したことによる増加、前期の期末配当及び当期の中間配当1,095億4千2百万円の実施による減少、その他有価証券評価差額金の増加257億5千7百万円によるものであります。この結果、自己資本比率は70.4%となりました。

 

(2) 研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は、994億7千5百万円(前年同期比14.6%増)であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(3) 生産、受注及び販売の実績

 当社グループは、市場の変化に柔軟に対応して生産活動を行っており、生産の実績は販売の実績と傾向が類似しているため、記載を省略しております。受注の実績については、短期の受注動向が顧客の投資動向により大きく変動する傾向にあり、中長期の会社業績を予測するための指標として必ずしも適切ではないため、記載しておりません。

 また、販売の実績については「第2 事業の状況 2 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績及び財政状態の状況」における各セグメントの業績に関連付けて説明しております。

 

3 【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。