なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間(海外:2017年1月1日~2017年3月31日、国内:2017年4月1日~2017年6月30日)における売上高は、欧米両地域での商品ライセンス収入の減少に加え円高による為替の換算の影響により減収減益となりました。売上高は134億円(前年同期比10.5%減)、営業利益は12億円(同37.0%減)、経常利益は13億円(同25.9%減)でした。特別利益に投資有価証券売却益1億円を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は10億円(同18.4%減)となりました。
なお、すべての海外連結子会社の決算期は1月~12月であり、当第1四半期連結累計期間の対象期間は、2017年1月~3月であります。
報告セグメントの業績は次のとおりであります。
① 日本:売上高98億円(前年同期比4.1%減)、営業利益10億円(同31.6%減)
国内物販事業は、全体的な節約志向が続く中、購買客数の減少が響き苦戦を強いられた状況でした。海外観光客については、客数、購買額は前年を超え回復基調にあります。その中で、今年15周年を迎えた『シナモロール』が第32回サンリオキャラクター大賞の1位に輝く等人気を博しました。また、1970年代、1980年代に活躍したキャラクターの再登場が若年層に好評に受け入れられました。そのような状況で既存店売上(直営店及び百貨店の当社直営店ショップベース)は、前年同期比97.0%でした。また、国内5店舗目となるアウトレット店をりんくうプレミアム・アウトレットに6月開店し好調に推移しております。7月からの夏休みに向け店頭でのイベントや、今春よりスタートしたサンリオショップ公式アプリ「サンリオ・パスポート」の拡散等、集客に向けた戦略を進めると共に、トラックカフェの運営も開始し、話題づくりによる集客増と販売増に努めてまいります。
国内ライセンス事業は、コスメ・化粧品、薬事関係の好調に加え、衣料関係が昨年より回復した一方、文具関係は不調でした。株式会社ユニクロとのアパレルとノベルティ、フマキラー株式会社の虫除け商品、株式会社ディーエイチシーや株式会社明色化粧品の化粧品、レック株式会社の家庭雑貨用品が堅調に推移しました。キャラクターでは『I’m Doraemon』が好評で収益に貢献しました。その結果、国内ライセンス事業は売上高、営業利益ともに昨年並みの状況を確保しました。
テーマパーク事業は、大分県のハーモニーランドでは、昨年の4月14日に発生した熊本地震の影響から大きく回復し、入園者数は83千人(前年同期比55.1%増)と前年同期比29千人増加しました。主に、県外からのお客様や国内外の団体客が好調でした。海外団体では台湾からのチャーター便利用のツアー企画、企業の宣伝プロモーションでのツアー企画、加えてキャンペーン企画の効果により、来場者を大きく伸ばしました。その結果、売上高に連動した販売促進費やアトラクションのメンテナンス費用が増加しましたが、売上高も入園者数の増加によりチケット売上が増加、また商品、飲食の単価も増加したことから大幅に営業損失は改善しました。夏休み期間に向け、涼感を伴うショーやプールエリアの集客強化とナイトショーのリニューアルによる夜間集客に注力し、入園者数の増加に取り組んでまいります。
東京多摩市のサンリオピューロランドは、前期2月スタートのシナモロール15周年記念イベント「ふわもこタウン」がサンリオピューロランド限定キャラクター『品川紋次郎』たちの登場もあり集客を伸ばしております。また、企業の福利厚生やタイアップイベントの利用が前年同期比7%増加しました。その結果、入園者数は前年同期比24千人増加の260千人(前年同期比10.2%増)でした。入園者増により、チケット売上、商品売上、レストラン売上のすべてが前年に比べ増加しました。さらに、イベントや対企業関連の売上は大幅に増加しました。営業損益は、売上増による増益に対し、イベント関連経費、レストラン運営委託費、Webサイトリニューアル費用、SNSサイト広告宣伝費、パレードの減価償却費等の発生があり若干の増益となりました。
その結果、国内テーマパーク事業全体では、売上高は16億円(前年同期比11.9%増)、営業損失は1億円(同70百万円改善)でした。
② 欧州:売上高6億円(前年同期比34.1%減)、営業利益23百万円(同85.1%減)
欧州は、主要地域であるEU圏での消費環境が引き続き厳しい状況となり、メディアによるエンターテイメントキャラクターとの競合も激しく減収減益となりました。主力のアパレル・アクセサリー、玩具・スポーツ、家庭用品が苦戦しましたが、コスメ・化粧品、文具は健闘しました。そのような状況で、欧州における営業の強化としてライセンス業界に精通した現地COOを採用しました。新COOの下で、課題であるキャラクターの多様性確保や、キャラクターカフェ、企業の販促にキャラクターをライセンスする広告化権ライセンス(企業プロモーションライセンス)によるキャラクター露出を広げ、ライセンシーとの戦略会議を欧州拠点で開催し、『ぐでたま』『ミスターメン リトルミス』を含めたキャラクターの多様化やブランド強化の戦略を共有し、年内の底打ちを目指してまいります。
③ 北米:売上高6億円(前年同期比40.8%減)、営業損失1億円(同1億円損失増)
米国では、映画発のエンターテイメントキャラクター商品との競争激化や小売業界の構造変化により『ハローキティ』のライセンス商品の陳列スペースが減少し減収減益となりました。アパレル、玩具・スポーツ、靴は低迷しましたが、企業特注、キャラクターカフェ等が健闘しました。北米の小売業における流通の変化であるDTR(Direct to Retailer)化や、マスリテイラーが商品供給先をライセンシーから自社OEMに転換する流れに対応し、対DTRの強化と専門店(スペシャリティショップ)への営業強化に努めてまいります。組織の変更と人員の再配置、新規採用により今期中での下げ止まりを目指してまいります。
④ 南米:売上高2億円(前年同期比3.1%増)、営業利益46百万円(同39.7%減)
南米地域は、メキシコ、アルゼンチン両国でのアパレルが不調でしたが、ブラジル、ペルーが好調で増収となりました。しかしながら、代理店への手数料が増加し減益となりました。カテゴリーでは、アパレル・アクセサリー、文具が減少した一方で、ベビー、食品、出版・映像が好調でした。YouTubeのキャラクターチャンネルやコミックコンベンションへの出店、代理店と共同でライセンスカンファレンスの開催等で、サンリオキャラクターの認知を向上させ収益の拡大を目指します。
⑤ アジア:売上高20億円(前年同期比15.1%減)、営業利益7億円(同2.0%減)
香港・東南アジアでは、昨年来の香港経済の低迷が継続し、前期好調だったマレーシア、シンガポールでの企業特販が苦戦する一方で、タイの大手コンビニエンスストアでの広告化権ライセンスが好調に推移しました。
台湾では、Eコマース(越境EC)と既存小売店との競合が小売店の消費に影響し減収減益となりました。アパレルにおいても子供服ライセンス契約の終了等で減少しましたが、靴、バッグ等のカテゴリーは好調に推移しました。今期は、他社キャラクターとのコラボレーションや『アグレッシブ烈子』『サンリオ男子』等、新分野のキャラクターに注力します。
韓国では、台湾同様に、Eコマースの伸長による既存小売市場との競合により小売店の売上が減少となりました。販管費は外部への支払手数料が削減され、営業利益は昨年並みとなりました。カテゴリーではコスメ・化粧品が引き続き好調に推移し、家庭用品、企業特販も伸長しました。
中国では、宝石・金業界の低迷によりアクセサリー関連が減少しましたが、コスメ・化粧品が約5倍、ベビー関連が2倍と高い成長を続けております。キャラクターでは、『ハローキティ』に加え『バッドばつ丸』『マイメロディ』が貢献しました。その結果、売上高は横ばいですが2桁の増益となりました。また、中国本土での商標登録の獲得により追加契約された『ぐでたま』は、今後の貢献が期待されます。
当第1四半期連結会計期間末の総資産は996億円で前連結会計年度末比17億円減少しました。資産の部の主な減少項目は受取手形及び売掛金16億円です。
負債の部は490億円で8億円増加しました。主な増加項目は有利子負債(1年内償還予定社債を含む)13億円です。純資産の部につきましては、505億円と前連結会計年度末比で25億円減少しました。主な減少項目は、親会社株主に帰属する四半期純利益10億円の増加と配当金33億円の支払との差引による利益剰余金23億円です。自己資本比率は50.5%で前連結会計年度末比1.7ポイント減少しました。
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた事項はありません。
該当事項はありません。