第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

なお、当第1四半期連結累計期間においては新型コロナウイルス感染症が拡大し、当社事業に大きな影響を与えました。今後も感染症拡大が終息するまでの期間が長期に及ぶ場合は、外食需要の落ち込み等の影響により、当社の事業活動及び収益確保に更なる影響を及ぼす可能性があります。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況
  ①経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間(2020年2月1日から2020年4月30日まで)におけるわが国経済は、世界各地で新型コロナウイルスの感染が拡大し、日本国内においても3月以降の外出自粛・休業要請等に加え、4月の緊急事態宣言の発出・対象地域拡大の影響により、個人消費や企業活動が著しく制限され景気が急速に悪化いたしました。

このような状況のもと、当社グループは第七次中期経営計画(3ヵ年計画)「IMPACT 2020」(2019年1月期(2018年度)~2021年1月期(2020年度))の最終年度として、更なる企業価値の向上を図るべく、8つの重点施策に沿った取組みを推進いたしました。しかしながら新型コロナウイルスの感染拡大は、当社グループの主な販売先である外食産業の経営環境の悪化を招き、当社グループにおきましても業務用食品卸売事業を中心に、厳しい事業運営を強いられる展開となりました。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は453億72百万円前年同期比17.7%減)、営業損失は12億43百万円前年同期は3億61百万円の営業利益)、経常損失は12億8百万円前年同期は4億2百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は10億18百万円前年同期は2億75百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。

 

セグメント別の経営成績につきましては、次のとおりであります。

なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しております。これにより前第1四半期連結累計期間につきましても変更後の区分により作成したものを記載しております。

詳細は、「第4.経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

 

<ディストリビューター(業務用食品卸売)事業部門>

当事業部門におきましては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響によって、主な販売先である飲食店やホテル、テーマパークなどにおいてインバウンド消費が急激に減少したことに加え、4月7日に発出された緊急事態宣言に伴う広範囲における営業自粛・外出自粛要請等により市場は急速に縮小し、厳しい事業運営を強いられる展開となりました。なお、4月までに7会場で開催を予定していた総合展示商談会につきましては、2月中旬以降は延期もしくは中止(3会場のみ実施)を余儀なくされました。

一方、事業基盤の強化につきましては、北陸エリアの更なるシェア拡大を図るべく、4月に連結子会社である㈱プレストサンケー商会(石川県金沢市)を㈱トーホーフードサービスに吸収合併し、「金沢支店」として新たに営業を開始いたしました。また、海外事業基盤につきましては、M&A戦略により、2月に香港で日本食材等の業務用食品卸売事業を営むSuitfit Company Limited(通称:Tai Fat Hong Provision Company)を連結子会社化し、TOHO FOODS HK CO.,LTD.との連携を図りました。

以上の結果、当事業部門の売上高は278億76百万円前年同期比25.4%減)、営業損失は13億60百万円前年同期は3億73百万円の営業利益)となりました。

 

<キャッシュアンドキャリー(業務用食品現金卸売)事業部門>

当事業部門におきましては、㈱トーホーキャッシュアンドキャリーが運営するプロの食材の店「A-プライス」において、主要顧客である中小飲食店に対して「ごちそう洋食フェア」「春食材フェア」などの全店統一フェアを継続して実施いたしました。一方、展示商談会につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3会場で延期、1会場で中止いたしました。

事業基盤を強化するため、A-プライスにおいて、2月に西神戸店(神戸市西区)、3月に小倉南店(北九州市小倉南区)、4月に丸亀店(香川県丸亀市)の計3店舗を改装するとともに、4月に下関店(山口県下関市)を移転いたしました。なお、2月にワンストップ型キャッシュアンドキャリー「せんどば」の運営を㈱トーホーから㈱トーホーキャッシュアンドキャリーに移管し、ノウハウの融合による事業力の強化を図りました。

以上の結果、新型コロナウイルスの感染拡大による顧客の営業自粛が影響した一方で、当期から新たに加わった「せんどば」が着実に売上を拡大し、収益も徐々に改善していることもあり、当事業部門の売上高は93億91百万円前年同期比2.7%減)、営業利益は36百万円前年同期は3百万円の営業損失)となりました。

 

<食品スーパー事業部門>

当事業部門におきましては、日常消費への節約志向や業界の垣根を越えた競争の激化が継続する一方で、4月以降は新型コロナウイルスの感染拡大による巣ごもり需要が拡大いたしました。こうした状況の中、ストアコンセプトである「健康で安心な地域の冷蔵庫」「あなたの街の食品スーパー」「毎日のおかずを提供する店」を実践すべく、商品の安定供給に努めるとともに感染拡大防止対策に細心の注意を払いつつ、一部店舗で営業時間の短縮を行いながら、営業を継続いたしました。

また、収益力の向上を図るべく、商品の改廃や発注量の適正化を図り、ロス管理を徹底するとともに、コスト・コントロールにも継続して取組みました。

以上の結果、当事業部門の売上高は47億73百万円前年同期比4.4%減)、営業利益は45百万円前年同期は1億2百万円の営業損失)となりました。

 

<フードソリューション事業部門>

当事業部門におきましては、品質管理、業務支援システム、業務用調理機器、店舗内装設計・施工などの「外食ビジネスをトータルにサポートする」機能について提案を強化いたしました。

以上の結果、新型コロナウイルスの感染拡大による影響はありましたが、当事業部門の売上高は33億30百万円前年同期比6.5%増)、営業利益は34百万円同62.6%減)となりました。

 

 

 ②財政状態の状況

・総資産

当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ40億59百万円減少し、866億86百万円となりました。主な要因は、現金及び預金が39億35百万円増加した一方で、受取手形及び売掛金が75億75百万円減少したことなどによるものであります。

・負債

当第1四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べ19億24百万円減少し、642億8百万円となりました。主な要因は、短期借入金及び長期借入金が60億73百万円増加した一方で、支払手形及び買掛金が73億49百万円減少したことなどによるものであります。

なお、当第1四半期連結会計期間末の借入金の総額は359億58百万円(前連結会計年度末298億85百万円)となりました。

・純資産

当第1四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べ21億35百万円減少し、224億78百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失10億18百万円と配当金の支払2億68百万円(前期末1株当たり25円)による利益剰余金の減少12億87百万円、為替換算調整勘定の減少4億54百万円、その他有価証券評価差額金の減少3億41百万円、退職給付に係る調整累計額の減少28百万円によるものであります。自己資本比率については総資産の減少により、25.0%と前連結会計年度末の26.2%に比べ1.2ポイント低下いたしました。

 

(2) 経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

特記すべき事項はありません。

 

(5) 主要な設備

当第1四半期連結累計期間において、前連結会計年度末に計画中であった主要な設備の新設、改修等について完了したものは、次のとおりであります。

(キャッシュアンドキャリー事業部門)

連結子会社株式会社トーホーキャッシュアンドキャリーにおいて、前連結会計年度末に計画しておりました改装4店舗のうち2020年2月に西神戸店(神戸市西区)、3月に小倉南店(北九州市小倉南区)、4月に丸亀店(香川県丸亀市)の3店舗を完了いたしました。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。