当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第2四半期連結累計期間においては、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により経済・社会活動は停滞し、景気の悪化は長期化しております。5月の緊急事態宣言解除後は、経済活動が徐々に再開されておりますが、依然として外食産業を取り巻く環境は厳しい状況にあります。当社グループにおいても一時休業や営業時間の短縮となりましたが、生活インフラとしての社会的役割を認識し、営業を継続してまいりました。このような環境のもと、お客様と従業員の安全を第一に感染拡大の防止に取り組みました。新型コロナウイルス感染症の影響により先行きが不透明な状況にありますが、当社グループにおいては全社ミッションである「世界で認められる日本のおいしさとおもてなしを確立する」の実現を目指し、「Nothing is impossible」をスローガンに、中期経営計画(2019-2021)の目標達成に向け、各種施策に取り組んでまいりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の連結業績は、売上高が336億74百万円(前年同四半期比1.6%減)、営業損失1億53百万円(前年同四半期は営業利益9億円)、経常損失1億76百万円(前年同四半期は経常利益9億76百万円)となり、最終損益は主に新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴う助成金収入3億60百万円があったものの、(追加情報)に記載のとおり会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定について重要な変更を行ったこと等に伴い、減損損失8億86百万円を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純損失7億7百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益4億2百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、当第2四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
<国内モスバーガー事業>
国内モスバーガー事業においては、主として、以下の施策を展開いたしました。
当第2四半期連結会計期間においては、7月に看板商品の「モスバーガー」を3年ぶりにリニューアルしました。ミートソースの具材感をアップし、液体塩こうじなどの隠し味を加え、味に深みやコクをプラスしました。また、お子さま向けの「ワイワイモスバーガーセット<スライスチーズ入り>」も新たにご用意し、ご家族で一緒にモスバーガーをお楽しみいただきました。9月には男性に人気が高い「ロースカツバーガー」を女性向けにアレンジした「マンハッタンクラムチリ ロースカツ」を新たに販売、冷めてもおいしくお召し上がりいただけるテイクアウト需要に合った商品として、幅広いお客様にご好評を博しました。また、産地支援や、地域活性化・地産地消を応援する取り組みとして、地域の特産品を使った「まぜるシェイク」を地域限定で販売し、人気を集めました。
全国一律、画一的な店舗づくりではなく、商圏や立地、客層、多様化するお客様の利用動機に合わせて柔軟に商品やサービス、店舗形態を変えていく取り組みを拡大、推進しています。当第2四半期連結会計期間においては、8月にコロナ禍による新たな生活様式に合わせた業態としてテイクアウト専門店「モスバーガー ヨークフーズ新宿富久店」(東京都新宿区)をオープンいたしました。これまで出店できなかった都心の狭小立地におけるテイクアウト専門店の需要を探るため、新たなメニュー構成や店舗機器を導入し、新しい店舗展開の検証を行います。
人手不足解消の目的としてセルフレジの導入を進めております。またキャッシュレス決済の対応としては、8月より国際カードブランドのタッチ(非接触)決済が可能となりました。このようなコロナ禍による非接触型のサービスを推進する一方で、コミュニケーション不足や人とのふれあいの希薄化が課題と認識しております。テクノロジーを活用しつつ、人の持つ温かみのあるサービスの提供として、7月から株式会社オリィ研究所の開発した分身ロボットを使用したリモートレジ(ゆっくりレジ)の実証実験を行いました。今回は遠隔地で身体に障がいのある方が操作して応対しており、子育てや介護、身体障がいなど外出困難な人の働く機会の創出にもつながる取り組みです。
モスブランドを活用した外食以外の事業展開により、収益源の多様化に取り組んでおります。8月にUHA味覚糖株式会社とバンズ、パティ、トマト、レタス型のグミキャンディを積み上げて遊べる「つむモスグミ」を全国のセブン-イレブンとモスバーガー店舗で販売、また9月にはオイシックス・ラ・大地株式会社が運営する「Oisix」とミールキット「Kit Oisix」を共同開発し「時を忘れる 魅惑のボロネーゼ/角切りトマトと赤玉ねぎのマリネ」をOisixのサイト上などで販売、それぞれ大変人気を集めました。
国内モスバーガー事業の店舗数につきましては、当第2四半期連結累計期間においては出店8店舗に対し閉店は23店舗で、当第2四半期末の店舗数は1,270店舗(前連結会計年度末比15店舗減)となりました。
以上の事業活動の結果、当第2四半期連結累計期間においては、国内モスバーガー事業の売上高は主に新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた都心立地の店舗が多い直営店の売上高が減少した一方で、郊外のドライブスルーの店舗が多い加盟店の売上高が堅調に推移したことにより277億73百万円(前年同四半期比2.0%増)となりましたが、営業利益については、直営店の売上高が、営業時間の短縮、店内飲食の中止等で大幅に減少したことにより、固定費の割合が上昇したことや、加盟店向け営業支援策の実施等の臨時の費用計上に加えUber Eatsなどのお届けサービスの利用拡大に伴う宅配手数料の増加等もあり、14億32百万円(前年同四半期比27.1%減)となりました。
<海外事業>
海外事業においては、国・地域ごとの施策を展開いたしました。
なお、海外事業に属する関係会社の当第2四半期連結会計期間は2020年4月から6月であるため、同期間の情報を記載しております。
新型コロナウイルス感染症の影響により一部店舗が一時休業ならびに営業時間の短縮となりましたが、4月にウコンを使用したスパイスの風味豊かな「ウコンカレーバーガー」を販売し、現地メディアでも多く取り上げられ人気を博しました。また6月より誕生して70周年を迎えるスヌーピーとのコラボ企画を展開、スヌーピーとともに「MOS」の語源を再告知するとともに環境保全促進としてエコグッズを複数展開し、お客様にご好評を博しました。
シンガポールはロックダウンの影響で15店舗が5月中旬まで休業し、27店舗はテイクアウト、宅配限定での営業となりました(6月19日以降は店内飲食可能)。香港は4月に「ウナギライスバーガー」を販売し、お客様から高い評価をいただきました。新型コロナウイルス感染症については収束しつつある一方で、デモ活動が一部発生しておりますが、デモ活動による業績への影響は軽微であります。
各国の現地に根差した店舗フォーマットを確立するため、国ごとにマーケットニーズを調査し、様々な施策のテスト・検証・改善に取り組んでおります。
タイにおいても他国同様に新型コロナウイルス感染症の影響はありましたが4店舗を新たにオープンし、SNSを活用したプロモーション効果により売上を伸ばしております。フィリピンは2月の1号店グランドオープン後、まもなくロックダウンとなりましたが持ち帰りや宅配需要の強化に努めています。ベトナムにおいては、新型コロナウイルス感染症の影響により1号店出店に遅れが生じております。
海外事業の店舗数(2020年6月末時点)につきましては、台湾281店舗(前連結会計年度末(2019年12月末)比6店舗増)、シンガポール42店舗(同1店舗増)、香港28店舗(同1店舗減)、タイ16店舗(同7店舗増)、インドネシア3店舗(同増減なし)、中国(福建省・江蘇省・上海市・広東省)11店舗(同2店舗減)、オーストラリア6店舗(同増減なし)、韓国12店舗(同3店舗減)、フィリピン1店舗(同1店舗増)となり、海外全体の当第2四半期末の店舗数は400店舗(同9店舗増)となりました。
以上の事業活動の結果、当第2四半期連結累計期間においては、海外事業の売上高は48億81百万円(前年同四半期比4.0%減)、営業損失77百万円(前年同四半期は営業利益1億19百万円)となりました。
その他飲食事業は、商業施設内に店内飲食中心の業態で出店している店舗が多く、新型コロナウイルス感染症の影響により、施設の休業等に伴う店舗の一時休業が相次ぎ、またその売上の回復が遅れていることから、第2四半期連結会計期間においても、引き続き厳しい状況が続きました。
このような環境のもと、7月に静岡駅構内の商業施設に新業態の店舗「カフェ 山と海と太陽 アスティ静岡店」をオープンいたしました。エキナカ立地の特性を生かし、カフェスタイルのクイックサービスで商品を提供しております。また、9月には初めての書店併設型店舗としてセルフサービススタイルの紅茶専門店「マザーリーフティースタイル グランエミオ所沢店」をオープンいたしました。
各業態の当第2四半期末の店舗数は、「マザーリーフ」事業合計で17店舗、株式会社ダスキンとのコラボレーションショップ「モスド」事業2店舗、「モスプレミアム」事業2店舗、「ミアクッチーナ」事業5店舗、「カフェ 山と海と太陽」事業1店舗、「あえん」事業7店舗、「シェフズブイ」および「グリーングリル」事業は合計で3店舗となり、その他飲食事業の合計で37店舗(前連結会計年度末比2店舗減)となりました。
以上の事業活動の結果、当第2四半期連結累計期間においては、売上高は6億28百万円(前年同四半期比58.3%減)、営業損失は6億17百万円(前年同四半期比3億9百万円の損失増)となりました。
連結子会社の株式会社エム・エイチ・エス、株式会社モスクレジットおよび株式会社モスシャインは、主に国内モスバーガー事業やその他飲食事業を、衛生、金融、保険、設備レンタル、グループ内業務のアウトソーシング面で支援しております。
これらによる当第2四半期連結累計期間の売上高は3億91百万円(前年同四半期比4.3%増)、営業利益は1億29百万円(前年同四半期比33.5%増)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の財政状態につきましては、以下のとおりであります。
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ19億48百万円減少し、623億99百万円となりました。流動資産は前連結会計年度末に比べ10億34百万円増加し、固定資産は29億83百万円減少しております。流動資産が増加した主な理由は、キャンペーン施策により商品及び製品が増加したことによるものであります。固定資産が減少した主な理由は、減損損失の計上により有形固定資産が減少したことおよび投資有価証券の売却および償還による減少によるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ8億4百万円減少し、184億43百万円となりました。この減少の主な理由は、支払手形及び買掛金および未払法人税等が減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ11億43百万円減少し、439億56百万円となりました。その結果、自己資本比率は前連結会計年度末69.8%から当第2四半期連結会計期間末は70.1%と0.3%増加しております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フロー3億27百万円、投資活動によるキャッシュ・フロー7億68百万円、財務活動によるキャッシュ・フロー△12億52百万円等により、前連結会計年度末に比べ1億80百万円減少し、118億76百万円(前連結会計年度比1.5%減)となりました。
主として、減損損失が増加した一方で、税金等調整前四半期純利益の減少および売上債権、たな卸資産、仕入債務の増減額の変動により資金が減少したため、前年同四半期比24億72百万円減の3億27百万円となりました。
主として、貸付金による支出の増加、定期預金の払戻による収入の減少により資金が減少した一方で、有形固定資産の取得による支出の減少および投資有価証券の取得による支出の減少、投資有価証券の売却及び償還による収入の増加により資金が増加したため、前年同四半期比7億79百万円増の7億68百万円となりました。
主として、短期借入金の純増減額の増加により資金が増加した一方で、前年同四半期にあった非支配株主からの払込みによる収入がなかったため、前年同四半期比2億41百万円減の△12億52百万円となりました。
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更を行っております。
詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (追加情報)」の「(新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積り)」をご参照ください。
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結累計期間において、その他飲食事業の仕入実績および販売実績が著しく減少しております。これは新型コロナウィルス感染症の影響により一時休業店舗が相次いだことおよび、売上の回復が遅れていることによるものであります。この結果、その他飲食事業の仕入実績は2億7百万円(前年同四半期比61.3%減)、販売実績は6億28百万円(前年同四半期比58.3%減)となりました。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。