当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第2四半期連結累計期間においても、引き続き新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により経済・社会活動が停滞するなど、さまざまなところに影響が及んでおります。特に外食産業におきましては、前年同時期のような商業施設内店舗などの大規模な休業はなかったものの、「緊急事態宣言」及び「まん延防止等重点措置」の対象地域においては、営業時間短縮などの協力要請が出されたことや、お客様の外出自粛やサービスに非接触の要素を求める意識などにより、引き続き、厳しい経営環境に置かれております。そのような中、オリンピック・パラリンピック開催期間の経済効果は限定的でしたが、デリバリーやドライブスルーの売上が増加しました。このような環境のもと、当社グループにおいてはお客様と従業員の安全・安心の確保を第一に感染拡大の防止に取り組み、新しい生活様式や地域社会に寄り添った商品やサービスを提供してまいりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の連結業績は、売上高が385億42百万円(前年同四半期比14.5%増)、営業利益21億8百万円(前年同四半期は営業損失1億53百万円)、経常利益21億38百万円(前年同四半期は経常損失1億76百万円)となり、最終損益は主に新型コロナウイルス感染症に係る助成金収入4億55百万円、減損損失1億18百万円、税金費用4億98百万円等を計上した結果、親会社株主に帰属する四半期純利益19億73百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失7億7百万円)となりました。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は2億37百万円減少し、販売費及び一般管理費は2億37百万円減少しましたが、営業利益以下の項目への影響はありません。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
<国内モスバーガー事業>
国内モスバーガー事業においては、主として、以下の施策を展開いたしました。
当第2四半期連結会計期間においては、7月に「モスのスパイスサマー」をテーマとした「クール スパイストマト」をはじめ、スパイスにこだわった商品を展開いたしました。TVCMにタレントを起用し、モスバーガーのブランドイメージの向上を図ったことで、新規顧客の獲得につながりました。9月には累計4,000万食以上を売り上げた「フォカッチャ」を7年ぶりに復活させ、新商品「フォカッチャサンド 馬蹄型ソーセージ&グランピングソース」を販売いたしました。コロナ禍で行動が制限される中、「食べたら、気分はアウトドア。」をキーワードに「グランピング」を想起させるような商品をご用意することで、ワクワク感やおうちで外食を味わう楽しさをご提供いたしました。また9月に定番商品として、原材料に動物性食材を使用しない「グリーンバーガー<テリヤキ>」を発売いたしました。ソースを別添えでご提供することで、テイクアウトしても崩れにくくおいしさが長持ちするほか、お客様ご自身でソースをお好きな量にカスタマイズしながらお楽しみいただける工夫をしております。
全国一律、画一的ではなく、商圏や立地、客層、多様化するお客様の利用動機に合わせて商品やサービス、店舗形態を変えていく取り組みを推進しております。新たな生活様式に合わせた業態としてテイクアウト専門店や、標準店舗の8割程度の床面積でも出店可能なビジネスモデルとして小型店舗を出店しております。また、くつろぎの場を提供する外食本来の強みを活かし、カフェメニューやデザートを豊富にそろえた「モスバーガー&カフェ」も展開しており、9月末までに41店舗となりました。今後も引き続き、事業環境の変化に柔軟に対応できる体制を目指してまいります。
新型コロナウイルス感染症の影響で外食をする機会が減少する中、当社ではご家庭や職場などでもお楽しみいただける物販商品など、モスブランドを活用した事業展開によって、収益源の多様化に取り組んでおります。6月末にはUHA味覚糖株式会社とのコラボレーション商品「つむモスグミ」の第2弾を販売いたしました。バンズ、パティ、トマト、レタス、チーズ型のグミを積み上げて遊べる商品としてご好評をいただきました。
④ SDGsの推進
モスグループでは、経営理念である「人間貢献・社会貢献」の実現のため、地域社会の一員として、社会貢献活動に積極的に取り組んでおります。7月には、新型コロナウイルス感染症への対応を最前線で行っている医療関係者の皆さまへ敬意と感謝の気持ちを込めて、全国85の赤十字病院へハンバーガーと引き換え可能な「ありがとうブルーチケット」を約73,000枚進呈いたしました。また7月末から1か月限定で、モスバーガー大崎店において、子育てや介護、身体障がいなどにより外出困難な方が遠隔操作する自走機能が付いたロボットによるフードメニュー運搬の実証実験を行いました。リモートからの接客対応は昨年から継続して実施しており、あらゆる可能性を検証しながら社会に貢献できるチェーンを目指してまいります。
国内モスバーガー事業の店舗数につきましては、当第2四半期連結累計期間においては出店6店舗に対し閉店は15店舗で、当第2四半期末の店舗数は1,251店舗(前年度末比9店舗減)となりました。
以上の事業活動の結果、前期に新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けた、都心立地の店舗が多い直営店の売上高が回復傾向にあることに加え、郊外のドライブスルーの店舗が多い加盟店の売上高が引き続き堅調に推移したことにより、国内モスバーガー事業の売上高は314億31百万円(前年同四半期比13.2%増)、営業利益は29億97百万円(前年同四半期比109.3%増)となりました。
なお、収益認識会計基準等の適用により、当第2四半期連結累計期間の売上高は2億37百万円減少しましたが、営業利益への影響はありません。
<海外事業>
海外事業においては、国・地域ごとの施策を展開いたしました。
なお、海外事業に属する関係会社の当第2四半期連結会計期間は2021年4月から6月であるため、同期間の情報を記載しております。
新型コロナウイルス感染症の感染者数減少に伴い、売上は戻りつつありますが、引き続き政府の指示による客席数の制限等により客数が減少いたしました。積極的なキャンペーン展開と経費削減に努めてまいります。
シンガポールでは、商業施設の閉鎖と飲食時の人数規制により厳しい状況が続いておりますが、積極的な出店を継続し、50店舗を達成いたしました。6月にはウナギライスバーガーを復活販売しました。現地でもウナギはとても人気があるため、お客様から非常に高い評価をいただきました。香港では海外渡航の制限により国内消費が増加いたしました。引き続き、デリバリーの強化等により売上確保を行ってまいります。
各国の現地に根差した店舗フォーマットを確立するため、国ごとにマーケットニーズを調査し、様々な施策のテスト・検証・改善に取り組んでおります。
タイでは、観光客の減少や、政府の指示による客席数の制限等によって、客数が減少いたしました。フィリピンでは、デリバリー強化やキッチンカーによる臨時出店で売上の確保を行っております。ベトナムでは、新型コロナウイルス感染症の影響により1号店の出店に遅れが生じております。
海外事業の店舗数(2021年6月末時点)につきましては、台湾289店舗(前年度末(2020年12月末)比3店舗増)、シンガポール50店舗(同3店舗増)、香港36店舗(同3店舗増)、タイ19店舗(同3店舗増)、インドネシア2店舗(同増減なし)、中国(福建省・江蘇省・上海市・広東省)10店舗(同増減なし)、オーストラリア5店舗(同増減なし)、韓国13店舗(同1店舗増)、フィリピン3店舗(同1店舗増)となり、海外全体の当第2四半期末の店舗数は427店舗(同14店舗増)となりました。
以上の事業活動の結果、海外事業の売上高は60億30百万円(前年同四半期比23.6%増)、営業利益は1億62百万円(前年同四半期は営業損失77百万円)となりました。
その他飲食事業は、商業施設内に店内飲食中心の業態で出店している店舗が多く、引き続き厳しい状況が続いております。店内飲食需要の回復は遅れてはおりますが、商品力の強化、サービス品質の向上、テイクアウトやデリバリーの強化に努め、収益力の改善を図りました。
各業態の当第2四半期末の店舗数は、「マザーリーフ」事業合計で14店舗、株式会社ダスキンとのコラボレーションショップ「モスド」事業1店舗、「モスプレミアム」事業2店舗、「ミアクッチーナ」事業2店舗、「カフェ 山と海と太陽」事業1店舗、「あえん」事業5店舗、「シェフズブイ」事業1店舗となり、その他飲食事業の合計で26店舗(前年度末比1店舗減)となりました。
以上の事業活動の結果、その他飲食事業の売上高は6億57百万円(前年同四半期比4.6%増)、営業損失は2億3百万円(前年同四半期比4億14百万円の損失減)となりました。
連結子会社の株式会社エム・エイチ・エスは衛生、株式会社モスクレジットは金融・保険・設備レンタル、株式会社モスシャインはグループ内業務のアウトソーシングなどにより、主に国内モスバーガー事業やその他飲食事業を支援しております。
これらによるその他の事業の売上高は4億23百万円(前年同四半期比8.2%増)、営業利益は1億28百万円(前年同四半期比0.6%減)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の財政状態につきましては、以下のとおりであります。
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ25億68百万円増加し、673億96百万円となりました。流動資産は前連結会計年度末に比べ38億48百万円増加し、固定資産は12億80百万円減少しております。流動資産が増加した主な理由は、現金及び預金が増加したことによるものであります。固定資産が減少した主な理由は、投資有価証券の償還および長期貸付金の回収によるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1億87百万円増加し、196億77百万円となりました。この増加の主な理由は、短期借入金および長期借入金が返済により減少した一方で、支払手形及び買掛金、未払法人税等が増加したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ23億80百万円増加し、477億18百万円となりました。その結果、自己資本比率は前連結会計年度末69.6%から当第2四半期連結会計期間末は70.5%と0.9%増加しております。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フロー51億33百万円、投資活動によるキャッシュ・フロー3億8百万円、財務活動によるキャッシュ・フロー△21億16百万円等により、前連結会計年度末に比べ34億27百万円増加し、171億72百万円(前連結会計年度比24.9%増)となりました。
主として、税金等調整前四半期純利益の増加および助成金の受取額の増加により資金が増加したため、前年同四半期比48億5百万円増の51億33百万円となりました。
主として、貸付けによる支出の減少、定期預金の払戻による収入の増加により資金が増加した一方で、有形固定資産の取得による支出の増加および投資有価証券の売却及び償還による収入の減少により資金が減少したため、前年同四半期比4億59百万円減の3億8百万円となりました。
主として、短期借入金の純増減額の減少により資金が減少したため、前年同四半期比8億64百万円減の△21億16百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は4百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。