なお、重要事象等は存在しておりません。
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、米国では原油安やドル高の影響により企業業績を押し下げる要因もありましたが、雇用の改善や堅調な内需関連を中心に景気回復を堅持しました。欧州でも大規模な金融緩和策の継続により回復基調を維持しました。先進国が景気回復を牽引する一方、中国などの新興国経済の減速による貿易の縮小、さらには資源価格の大幅な下落による資源国での投資活動の停滞や中東情勢等の地政学的リスクも発生し、不安定な状況で推移しました。
わが国経済につきましては、企業収益や雇用・所得環境の改善もあり景気は回復基調にあるものの、中国や新興国の景気減速の影響による輸出の伸び悩み、企業の設備投資マインドの慎重さや、個人消費も力強さに欠けるなど、先行きに不透明感が見られました。
このような経済情勢の下、当社グループではマーケティング力を強化し、主力の自動車業界や電子部品業界の市場動向に注力しながらグローバル生産体制の最適化を図ると共に販売強化に努めてまいりました。
当社としましては、国内事業の競争力強化と海外収益の拡大を経営の両輪として製品開発や海外展開を推進してまいりました。
その結果、当社グループの第3四半期の連結業績は、売上高33,955百万円(前年同期比5.7%減)、営業利益は2,077百万円(前年同期比6.2%減)、経常利益は2,143百万円(前年同期比8.7%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,460百万円(前年同期比8.5%減)となりました。
なお、前連結会計年度末の連結子会社1社の持分比率変更に伴う異動等もあり前年同期に比べ売上高、営業利益、経常利益が減少しております。また前年には特別利益に投資有価証券売却益等を計上した影響もあり前年同期に比べ、親会社株主に帰属する四半期純利益が減少しております。
セグメントの業績につきましては、次のとおりであります。
・機械部門
食品機械・材料や試験機械及び自動車用内装製造設備の販売が順調に推移しました。特に国内、海外市場ともに自動車用内装製造設備の売上は好調でした。また食品機械にも大型物件の売上がありました。
当部門の売上高は、2,191百万円(前年同期比23.3%増)、営業利益は65百万円(前年同期の営業損失は37百万円)となりました。
・化成品部門
自動車業界向け製造販売は、国内では顧客の減産もあり低調に推移しました。中国市場での製造販売は順調に推移し、メキシコでは北米市場向けが好調に推移しました。またインドでの製造販売も順調に推移しております。
当部門の売上高は11,339百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益は1,180百万円(前年同期比5.0%増)となりました。
・化学品部門
一般工業用ケミカル及び特殊ケミカルの製造販売は国内では低調に推移しましたが、製造コスト低減策等を実施したことにより営業利益は改善しました。中国での製造販売は堅調に推移しました。
また自動車関連洗浄装置の大型物件もあり売上高及び営業利益が伸長しております。
当部門の売上高は4,442百万円(前年同期比11.1%増)、営業利益は225百万円(前年同期比115.2%増)となりました。
・産業用素材部門
家電用防音材の製造販売は、新製品を投入できた事もあり、円安の影響などありましたが国内、海外とも順調に推移しました。自動車用防音材の製造販売は、国内での自動車メーカーの継続的な減産により厳しい状況で推移しました。
なお前連結会計年度末に中国子会社1社が持分比率の変更により連結子会社から持分法適用会社となっております。
当部門の売上高は11,007百万円(前年同期比23.1%減)、営業利益は297百万円(前年同期比65.8%減)となりました。
・化工品部門
アジア市場におけるファインケミカル製造販売は、成長鈍化の中国の影響があり低調に推移しましたが、前期低調であった国内でのカーケアケミカルは天候にも恵まれ、製造販売が好調に推移しました。
当部門の売上高は3,010百万円(前年同期比9.0%増)、営業利益は190百万円(前年同期比157.1%増)となりました。
・その他部門
中国市場での商品販売が好調に推移し、中国やロシアからの輸入販売が堅調でしたが、ロシア市場での販売は低調に推移しました。
当部門の売上高は1,964百万円(前年同期比10.8%減)、営業利益は118百万円(前年同期比46.7%増)となりました。
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比べ182百万円増加し、44,483百万円となりました。主な要因は、AK.PARKER(THAILAND)CO.,LTD.を第1四半期連結会計期間より連結の範囲に含めたため、総資産の増加(363百万円)、現金及び預金の増加(950百万円)、商品及び製品の減少(199百万円)、保有株式の時価の下落及びAK.PARKER(THAILAND)CO.,LTD.を連結範囲に含めたこと等による投資有価証券の減少(816百万円)があったことによるものです。
負債は前連結会計年度末と比べ459百万円減少し、20,823百万円となりました。主な要因は、期末日が休日であることから期末日満期支払手形の影響などによる支払手形及び買掛金の増加(352百万円)、1年以内返済長期借入金の増加(2,500百万円)がありましたが、短期借入金の減少(155百万円)、賞与引当金の減少(218百万円)及び長期借入金の減少(2,724百万円)によるものです。
純資産は前連結会計年度末と比べ642百万円増加し、23,659百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の増加(1,270百万円)、その他有価証券評価差額金の減少(398百万円)、為替換算調整勘定の減少(316百万円)によるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は694百万円であります。