(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用情勢の改善を背景に総じて緩やかな回復基調を辿りましたが、中国を始めとする新興国経済の下振れリスクが拡大するなど、景気の先行きに対する不透明感が強まる中での推移となりました。
住宅業界におきましては、当第3四半期連結累計期間の新設住宅着工戸数は704.1千戸(前年同期比4.3%増)、当社グループが主力とする持ち家着工戸数も220.9千戸(同2.4%増)と前年同期を上回りましたが、当社グループの対象マーケットである持ち家着工戸数の伸びが鈍く、また主力商品である合板の市況も総じて軟調に推移するなど、厳しい経営環境となりました。
このような状況の中で当社グループは、合板の取扱品目拡充や木材販売の強化、リフォーム市場や非住宅市場への取り組み強化等、建材全般の販売強化と採算向上にグループを挙げて取り組みました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における業績は以下のとおりとなりました。
売上高につきましては、前年同期比11億89百万円減の2,473億17百万円(前年同期比0.5%減)となりました。
利益面では、売上高の減少に伴い、営業利益は前年同期比6億62百万円減の30億14百万円(同18.0%減)、経常利益は前年同期比7億27百万円減の28億23百万円(同20.5%減)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、前第3四半期連結累計期間は設備投資等の補助金2億57百万円が特別利益に計上されたことや、子会社の清算に伴う税金費用負担の軽減等がありましたが、当第3四半期連結累計期間はそのような特殊要因がなくなったことから、前年同期比9億94百万円減の16億81百万円(同37.2%減)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
① 総合建材卸売事業
当社グループの主力取扱商品であります合板の市況が総じて軟調に推移したほか、合板二次製品、建材、住宅機器等の住設建材群につきましても、今ひとつ盛り上がりを欠く荷動きとなりました。
この結果、当事業の売上高は2,211億67百万円(前年同期比0.6%減)、営業利益は26億66百万円(同7.8%減)となりました。
② 合板製造・木材加工事業
合板製造事業におきましては、主力商品であるLVLは受注の増加に伴う稼働率の上昇により採算が大きく改善したものの合板や木材については、原木価格の上昇によるコストアップ分を価格転嫁できず厳しい事業展開となりました。
木材加工事業につきましても、同様の理由から苦戦をいたしました。
この結果、当事業の売上高は73億43百万円(前年同期比1.3%減)、営業利益10百万円(同15.2%減)となりました。
③ 総合建材小売事業
建材小売業につきましては、統合等により規模が拡大した会社の寄与もあり売上高は増加したものの、販売競争の激化から採算面では苦戦をいたしました。
この結果、当事業の売上高は173億83百万円(前年同期比3.4%増)、営業利益1億84百万円(同38.8%減)となりました。
④ その他
その他には、建材小売店の経営指導を中心にフランチャイズ事業を展開している株式会社ハウス・デポ・ジャパンのほか、物流関係の子会社等4社、建設工事業の子会社2社、及び純粋持株会社でありますJKホールディングス株式会社の一部事業を区分しております。
株式会社ハウス・デポ・ジャパンは、加盟店が329社と前連結会計年度末比2社増加いたしました。
建設工事業の子会社につきましては、前年同期は大型繰越案件が完工しましたが今期は無く、売上高、利益面とも前年同期を大きく下回りました。
一方、JKホールディングス株式会社は、不動産賃貸収入等の安定収入があるものの、経費の支出増等から利益面では前年同期を下回りました。
この結果、当事業の売上高は14億23百万円(前年同期比19.3%減)、営業利益1億16百万円(同73.0%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末における総資産は1,991億87百万円となり、前連結会計年度末に比べて163億84百万円増加いたしました。主たる要因は当第3四半期連結会計期間末が銀行休日に当たることによるものであります。
内訳といたしましては、現金及び預金が82億48百万円、受取手形及び売掛金が77億44百万円増加したことなどから、流動資産が161億14百万円増加いたしました。
固定資産は有形固定資産が67百万円減少しましたが、投資その他の資産が3億47百万円増加したことなどにより、2億70百万円増加いたしました。
負債は1,660億15百万円となり、前連結会計年度末に比べて150億43百万円増加いたしました。
内訳といたしましては、支払手形及び買掛金と電子記録債務の合計額が115億11百万円、短期借入金が34億65百万円、コマーシャル・ペーパーが5億円増加したことなどから流動負債が156億51百万円増加いたしました。
一方、固定負債は長期借入金の減少4億56百万円などにより6億7百万円減少いたしました。
純資産は331億72百万円となり、前連結会計年度末に比べて13億41百万円増加いたしました。利益剰余金12億41百万円の増加等によるものであります。
(3)事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。