第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお、当社グループは、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。「収益認識会計基準」等の適用に関する詳細については、「第4[経理の状況]1[四半期連結財務諸表][注記事項](会計方針の変更等)(会計方針の変更)」をご覧ください。

 

(1) 経営成績に関する説明

第3四半期連結累計期間におけるわが国経済およびアジア経済は、新型コロナウイルス変異株の拡大に伴い、厳しい状況もありましたが、国内経済は10月以降、行動規制が徐々に緩和されたことを受け、持ち直しの動きも見られ始めています。また、アジア経済、特に当社グループの投資エクスポージャーが大きいインドネシア経済は依然として厳しい状況にあるものの持ち直しの動きも見られます。

このような経済状況下、当社グループ(当社及び連結子会社)は、引き続き、海外における新規投資機会の獲得活動を継続する一方、既存事業における経営の効率化、コロナ禍における事業戦略の検討等に取り組んでまいりました。

しかしながら、新型コロナウイルス感染症の影響により、国内の投資用マンション取引が不冴えになってきたことや観光需要の回復の落ち込みといったことにより、当第3四半期連結累計期間は売上高5,704百万円前年同四半期比30.5%減)、営業損失34百万円前年同四半期は営業利益133百万円)、経常利益157百万円前年同四半期比17.8%減)、税金等調整前四半期純利益172百万円前年同四半期比15.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益136百万円前年同四半期比5.6%増)となりました。なお、連結子会社でありましたPT. Citra Surya Komunikasi株式の一部を譲渡したことにより、第2四半期連結会計期間において関係会社株式売却益13百万円を計上しております。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

① 不動産事業

不動産事業につきましては、株式会社トラストアドバイザーズにおいてマンションオーナー向けのリーシング及び賃貸管理とマンション建物の受託管理を行うレジデンス事業、並びにマンションオーナーの購入・売却ニーズに対応する不動産売買事業を営んでおります。新型コロナウイルス感染症の影響としては、レジデンス事業における管理戸数、既往賃貸借契約の更新率や賃料水準に大きな変動はないものの、当第3四半期連結会計期間において稼働率が一時的に低下したこと、他方、不動産売買事業においては投資用マンション取引への影響が依然として大きく、売買取引が対前年同期比で大きく減少したことから、当第3四半期連結累計期間の不動産事業の売上高は4,648百万円前年同四半期比31.7%減)、営業利益は119百万円前年同四半期比48.3%減)となりました。

 

② ホテル事業

ホテル事業につきましては、現在、成田空港エリアで成田ゲートウェイホテル、倉敷美観地区エリアで倉敷ロイヤルアートホテルを運営しております。成田ゲートウェイホテルは、新型コロナウイルス感染症の無症状者・軽症者向け療養施設として、2020年4月18日から千葉県に貸し出しており、以降、一般の利用者を受け入れておりません。倉敷ロイヤルアートホテルにおいては、10月以降、新型コロナウイルス変異株の感染状況が大きく改善したことを受け、当第3四半期連結会計期間のホテル宿泊者数が当上半期(第2四半期連結累計期間)比で増加した結果、当第3四半期連結累計期間のホテル事業の売上高は724百万円前年同四半期比1.2%減)、営業利益は60百万円前年同四半期比40.7%増)となりました。なお、当第3四半期連結累計期間において、両ホテルとも従業員の休業シフトの実施を継続した一方、雇用調整助成金等の政府・自治体による助成制度の特例措置も継続されたことに伴い、助成金収入148百万円前年同四半期比47.7%増)を計上しております。

 

 

③ 海外事業

海外事業につきましては、シンガポールにおいてStriders Global Investment Pte. Ltd.が投資事業を行うほか、インドネシアにおいてPT. Citra Surya Komunikasiが主として日系企業向けに広告代理店業務を行っておりましたが、第2四半期連結会計期間において、業績不振の連結子会社PT. Citra Surya Komunikasi株式の一部を譲渡した結果、連結の範囲から除外しており、当第3四半期連結累計期間の海外事業としましては、売上高48百万円前年同四半期比87.7%減)、営業損失82百万円前年同四半期は営業損失5百万円)と、当上半期(第2四半期連結累計期間)と比べ、ほとんど変動しておりません。

Striders Global Investment Pte. Ltd.における投資事業の進捗といたしましては、2018年10月に投資したRoar Media社(スリランカとバングラデシュにおけるデジタル・メディアプラットフォーム)においてMeta社の独占広告リセールス事業を展開する関連会社を吸収合併(2021年4月)、インドネシアにおいて有望なスタートアップ企業を選別し、投資と経営支援を実施するIndogen Capital Fund II, L.P.にUSD100,000を投資(2021年6月)、AGRITHMICS社(スリランカの小規模農家を対象として商品生産工場への収穫物の納品プロセスのDX化を推進するSAAS企業)にUSD75,000を投資(2021年12月)しております。

 

(2) 財政状態に関する説明

(資産)

第3四半期連結会計期間末における流動資産は3,033百万円となり、前連結会計年度末に比べ334百万円減少いたしました。これは主に、第2四半期連結会計期間において連結の範囲から除外したPT. Citra Surya Komunikasiの現金及び預金の減少116百万円と、当第3四半期連結累計期間における国内グループ会社の負債の減少により、現金及び預金が303百万円減少したこと等によるものであります。固定資産は1,800百万円となり、前連結会計年度末に比べ62百万円減少いたしました。これは主に建物及び構築物(純額)が42百万円減少したこと等によるものであります。

この結果、総資産は4,833百万円となり、前連結会計年度末に比べ396百万円減少いたしました。

 

(負債)

第3四半期連結会計期間末における流動負債は828百万円となり、前連結会計年度末に比べ223百万円減少いたしました。これは主に未払法人税等が64百万円、預り金が33百万円減少したこと等によるものであります。固定負債は1,576百万円となり、前連結会計年度末に比べ280百万円減少いたしました。これは主に長期借入金が90百万円減少したこと等によるものであります。

この結果、負債合計は2,405百万円となり、前連結会計年度末に比べ503百万円減少いたしました。

 

(純資産)

第3四半期連結会計期間末における純資産合計は2,427百万円となり、前連結会計年度末に比べ106百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益136百万円を計上した一方で、剰余金の配当25百万円によるものであります。

この結果、自己資本比率は49.7%前連結会計年度末は43.4%)となりました。

 

(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4) 優先的に対処すべき事業上および財務上の課題

第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。