第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 なお、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。これにより、前第2四半期連結累計期間と収益認識に関する会計処理が異なっておりますが、当該会計基準適用による影響は軽微なため、前年同四半期及び前連結会計年度との比較・分析を行っております。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が緩和され、各種政策の効果や海外経済の改善から景気に持ち直しの動きが見られたものの、ウクライナ情勢等による原材料価格の上昇や金融資本市場の変動、供給面での制約等の下振れリスクによって、先行き不透明な状況で推移いたしました。

 当社グループの係わる電線業界におきましては、電線の主材料である銅の価格が、1トン当たり期中平均1,211千円と前年同期平均913千円に比べ32.6%上昇いたしました(銅価格の推移、1トン当たり期初1,170千円、安値1,120千円(2021年12月)、高値1,370千円(2022年4月)、第2四半期末1,320千円)。また、建設・電販向けの出荷量は、前年同期に比べ増加基調で推移いたしました。

 このような情勢のもとで当社グループは、提案型営業の推進、配送体制の強化、新規得意先の開拓及び既存得意先の深耕、新商品の拡販など積極的な営業展開を図りました。また、更なる事業拡大を目的に、株式会社北越電研を2022年3月に完全子会社化いたしました。

 この結果、当第2四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

①財政状態

 当第2四半期連結会計期間末の資産につきましては、資産合計は90,710百万円で前連結会計年度末に比べて6,719百万円の増加となりました。

 流動資産は66,650百万円で現預金及び売上債権、商品が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて6,317百万円の増加となり、固定資産は24,060百万円で前連結会計年度末に比べて402百万円の増加となりました。

 負債につきましては、負債合計は46,327百万円で前連結会計年度末に比べて5,222百万円の増加となりました。流動負債は42,980百万円で仕入債務が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて4,554百万円の増加となり、固定負債は3,346百万円で新たに連結子会社の範囲に含めた子会社の社債及び長期借入金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて667百万円の増加となりました。

 純資産につきましては、純資産合計は44,383百万円で前連結会計年度末に比べて1,497百万円の増加となりました。増加の主な要因は、自己株式の消却により資本剰余金が減少したものの、利益の内部留保により利益剰余金が増加したことなどによります。

②経営成績

 当第2四半期連結累計期間の経営成績は、半導体製造装置向け需要の増大、自動車・工作機械向け需要の回復、銅価格の上昇に伴い建設・電販向けの売上が増加したことにより、売上高は55,154百万円(前年同期比28.3%増)、営業利益は3,536百万円(前年同期比85.6%増)、経常利益は3,713百万円(前年同期比77.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,491百万円(前年同期比72.7%増)となりました。

 なお、当社グループは、電線・ケーブル事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績の記載を省略しております。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,445百万円増加し、26,941百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果獲得した資金は、2,536百万円(前年同四半期は6,004百万円の資金の獲得)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益3,713百万円、減価償却費264百万円、仕入債務の増加3,532百万円等の増加要因に対し、売上債権の増加2,487百万円、商品の増加1,446百万円、法人税等の支払額982百万円等の減少要因によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、187百万円(前年同四半期は117百万円の資金の獲得)となりました。これは主に定期預金の払戻による収入156百万円、保険積立金の解約による収入181百万円等の収入に対し、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出208百万円、定期預金の預入による支出168百万円、保険積立金の積立による支出170百万円等の支出によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は、972百万円(前年同四半期は852百万円の資金の使用)となりました。これは主に自己株式の取得による支出499百万円、配当金の支払455百万円等によるものであります。

 

(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループは中期経営計画の一部見直しを行っております。

 銅価格の急騰と新型コロナウイルス感染症拡大状況からの脱却等、当社を取り巻く事業環境の変化や各種施策の進捗状況等を総合的に勘案した結果、2024年10月期計画を売上高105,000百万円、経常利益6,300百万円、ROE(株主資本利益率)8%以上を達成目標としております。詳細につきましては、2021年12月8日に公表いたしました「「中期経営計画」の見直しに関するお知らせ」をご参照願います。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(7)主要な設備

 当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は次のとおりであります。

す。

会社名

事業所名

所在地

セグメントの名称

設備の

内容

投資予定額

資金調達方法

着手及び完了予定年月

完成後の増加能力等

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

着手

完了

当社

北陸支店

石川県

金沢市

電線・

ケーブル

事務所・

倉庫

1,430

256

自己資金

2022年5月

2023年5月

土地

6685.98㎡

建物

4928.25㎡

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。