第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は前事業年度の有価証券報告書に記載した

事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 なお、第1四半期連結会計期間より、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用しております。これにより、前第3四半期連結累計期間と収益認識に関する会計処理が異なっておりますが、当該会計基準適用による影響は軽微なため、前年同四半期及び前連結会計年度との比較・分析を行っております。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、各種政策の効果から景気に持ち直しの動きが見られたものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大、ウクライナ情勢等による原材料価格の上昇、世界的な金融引締めに伴う影響、供給面での制約等の下振れリスクによって、先行き不透明な状況で推移いたしました。

当社グループの係わる電線業界におきましては、電線の主材料である銅の価格が、1トン当たり期中平均1,208千円と前年同期平均982千円に比べ23.0%上昇いたしました(銅価格の推移、1トン当たり期初1,170千円、安値1,050千円(2022年7月)、高値1,370千円(2022年4月)、第3四半期末1,080千円)。また、建設・電販向けの出荷量は、前年同期に比べおおむね横ばいで推移いたしました。

このような情勢のもとで当社グループは、提案型営業の推進、配送体制の強化、新規得意先の開拓及び既存得意先の深耕、新商品の拡販など積極的な営業展開を図りました。また、更なる事業拡大を目的に、株式会社北越電研を2022年3月に完全子会社化いたしました。

この結果、当第3四半期連結累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

①財政状態

 当第3四半期連結会計期間末の資産につきましては、資産合計は91,347百万円で前連結会計年度末に比べて7,356百万円の増加となりました。

 流動資産は66,963百万円で売上債権及び商品が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて6,630百万円の増加となり、固定資産は24,384百万円で前連結会計年度末に比べて726百万円の増加となりました。

 負債につきましては、負債合計は46,231百万円で前連結会計年度末に比べて5,127百万円の増加となりました。流動負債は42,883百万円で仕入債務が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて4,457百万円の増加となり、固定負債は3,348百万円で新たに連結子会社の範囲に含めた子会社の社債及び長期借入金が増加したことなどにより、前連結会計年度末に比べて669百万円の増加となりました。

 純資産につきましては、純資産合計は45,115百万円で前連結会計年度末に比べて2,229百万円の増加となりました。増加の主な要因は、自己株式の消却により資本剰余金が減少したものの、利益の内部留保により利益剰余金が増加したことなどによります。

②経営成績

当第3四半期連結累計期間の経営成績は、半導体製造装置向け需要の増大、自動車・工作機械向け需要の回復、銅価格の上昇に伴い建設・電販向けの売上が増加したことにより、売上高は83,548百万円(前年同期比25.5%増)、営業利益は5,266百万円(前年同期比62.3%増)、経常利益は5,598百万円(前年同期比59.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,764百万円(前年同期比50.4%増)となりました。

なお、当社グループは、電線・ケーブル事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績の記載を省略しております。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループは中期経営計画の一部見直しを行っております。

 銅価格の急騰と新型コロナウイルス感染症拡大状況からの脱却等、当社を取り巻く事業環境の変化や各種

施策の進捗状況等を総合的に勘案した結果、2024年10月期計画を売上高105,000百万円、経常利益6,300百万

円、ROE(株主資本利益率)8%以上を達成目標としております。詳細につきましては、2021年12月8日

に公表いたしました「「中期経営計画」の見直しに関するお知らせ」をご参照願います。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(6)主要な設備

 当第3四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は次のとおりであります。

会社名

事業所名

所在地

セグメントの名称

設備の

内容

投資予定額

資金調達方法

着手及び完了予定年月

完成後の

増加能力

総額

(百万円)

既支払額

(百万円)

着手

完了

当社

北陸支店

石川県

金沢市

電線・

ケーブル

事務所・

倉庫

1,430

608

自己資金

2022年5月

2023年5月

土地

6,685.98㎡

建物

4,928.25㎡

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。