文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、海外経済の回復と好調な企業収益を背景に雇用・所得環境の改善が続く中、設備投資が増加基調を維持するなど、内需と外需のバランスがとれた形で緩やかに回復しつつあります。
紙パルプ業界におきましては、段ボール原紙や紙器用白板紙など板紙の国内出荷量が、食品関連需要等の増加によって前年同期実績を上回りました。一方で、印刷用紙においては堅調な保険・金融関連需要に加え、通信関連・通販カタログ・高級不動産向け需要等で動きがあったものの、洋紙全体では前年同期実績を下回り、紙・板紙合計の国内出荷量も前年同期実績を下回りました。
このような経済状況のもとで、当社グループは第9次3ヶ年計画の最終年度を迎え、安定的に収益をあげられる高収益基盤の確保を、最重要課題として取り組んでまいりました。しかしながら、特殊紙関連分野の需要が伸び悩んだことや、紙媒体をめぐる需要構造の変化によるマイナス影響等により、当社の品目別売上高は技術紙が前年実績をわずかに上回ったものの、主力としているファンシーペーパー・ファインボード・高級印刷紙の特殊紙3品目を含む他の品目で前年同期実績を上回ることができませんでした。
この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高140億40百万円(前年同四半期比2.5%減)、経常利益1億92百万円(前年同四半期比3.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億25百万円(前年同四半期比1.7%増)となりました。
<当社の商品別の概況>
当社グループは、和洋紙の販売並びにこれらの付随業務の単一セグメントであり、当社の和洋紙卸売業の売上高は連結売上高の90%超を占めるため、当社の商品別の概況を記載しております。
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品目別 |
前第3四半期累計期間 (自 平成28年4月1日 至 平成28年12月31日) |
当第3四半期累計期間 (自 平成29年4月1日 至 平成29年12月31日) |
増減率(%) |
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金額(百万円) |
構成比 (%) |
金額(百万円) |
構成比 (%) |
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ファンシーペーパー |
3,267 |
24.2 |
3,239 |
24.5 |
△0.9 |
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ファインボード |
1,645 |
12.2 |
1,528 |
11.6 |
△7.1 |
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高級印刷紙 |
3,146 |
23.4 |
3,124 |
23.7 |
△0.7 |
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ベーシックペーパー |
3,719 |
27.6 |
3,646 |
27.6 |
△2.0 |
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技術紙 |
1,475 |
10.9 |
1,476 |
11.2 |
0.1 |
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その他 |
228 |
1.7 |
188 |
1.4 |
△17.5 |
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合計 |
13,482 |
100.0 |
13,202 |
100.0 |
△2.1 |
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
[ファンシーペーパー]
多様な色、表面性、風合いを持ち装飾性の高いファンシーペーパーは、デザイン企画部門への継続したPR活動や各種商品展示会の開催の結果、書籍向けが若干回復、また東アジア向けの輸出も好調に推移しました。しかしながらパッケージ用途や小口商業印刷用途が低調に推移し、売上高は32億39百万円、前年同四半期比0.9%の減少となりました。
[ファインボード]
ファンシーペーパーの高紙厚品(板紙)で、高級商品のパッケージ、書籍表紙、各種販促物に使用されるファインボードは、パッケージ需要の伸びに一服感があり、各種販促物や音楽関連商品の動きも低調に推移したため、売上高は15億28百万円、前年同四半期比7.1%の減少となりました。
[高級印刷紙]
ハイグレードな印刷用途、名刺、カード、書籍類に使われる高級印刷紙は、書籍用途や封筒名刺等の紙製品が堅調に推移しましたが、高級パンフレット、カレンダーや冊子等の商業印刷物の販売量が伸び悩み、売上高は31億24百万円、前年同四半期比0.7%の減少となりました。
[ベーシックペーパー]
上質紙、コート紙、色上質紙、包装用紙、各種板紙等のベーシックペーパーは、書籍向けや医療品・化粧品パッケージ用途等が堅調に推移しましたが、封筒等の紙製品や商業印刷物用途、海外向け販売量の減少が影響し、売上高は36億46百万円、前年同四半期比2.0%の減少となりました。
[技術紙]
通常の紙にない特殊機能を付与した技術紙は、耐水撥水性機能紙及び各種製造用原紙等が需要変動の影響により低調に推移したものの、各種工業品製造用工程紙や合成紙の販売量が増加し、売上高は14億76百万円、前年同四半期比0.1%の増加となりました。
[その他]
ペーパータオル等家庭紙の販売量は若干増加しましたが、製紙関連資材や各種紙加工製品の販売量が低下し、売上高は1億88百万円、前年同四半期比17.5%の減少となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。