第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績に関する説明

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、堅調な内需に牽引され高水準だった企業収益にやや足踏み感があるものの、増加基調にある設備投資と雇用・所得環境の着実な改善のもとで、個人消費の増加傾向が続いており、緩やかに回復しています。

 紙パルプ業界におきましては、5月の大型連休や台風等の自然災害、天候不順による需要減に加え、供給不足による品薄等も影響し、紙及び板紙の荷動きは低調でした。一部に消費税増税前の駆け込み需要も散見されましたが、紙・板紙合計での国内出荷量は前年同四半期実績を下回る結果となりました。

 このような経済状況のもとで当社グループは、主力としている高付加価値特殊紙の販売拡大に向けて、デザイン・クリエイティブ部門への販売促進活動を強化、高機能な技術紙や高級パッケージ用途商品の開発と拡販、新規顧客の開拓に注力いたしました。また、SDGs・脱プラスチック等の社会ニーズに向けた新規提案・新商品開発に努めるとともに、物流・営業・内勤業務における高効率ローコストオペレーションの着実な取り組みを進めております。これにより、商品区分のうちファインボードとベーシックペーパー及び技術紙において前年同四半期実績を上回りましたが、消費税増税による需要減退の影響もあり、主力のファンシーペーパーや高級印刷紙等が伸び悩み、当社グループ全体の実績では前年同四半期実績を下回りました。

 当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高139億60百万円(前年同四半期比2.1%減)、経常利益1億84百万円(同18.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は1億11百万円(同25.0%減)となりました。

 

<当社の商品別の概況>

 当社グループは、和洋紙の販売並びにこれらの付随業務の単一セグメントであり、当社の和洋紙卸売業の売上高は連結売上高の90%超を占めるため、当社の商品別の概況を記載しております。

品目別

前第3四半期累計期間

(自 2018年4月1日

至 2018年12月31日)

当第3四半期累計期間

(自 2019年4月1日

至 2019年12月31日)

増減率(%)

金額(百万円)

構成比

(%)

金額(百万円)

構成比

(%)

ファンシーペーパー

3,463

25.8

3,037

23.1

△12.3

ファインボード

1,537

11.4

1,556

11.8

1.2

高級印刷紙

3,054

22.8

3,018

22.9

△1.2

ベーシックペーパー

3,687

27.5

3,841

29.2

4.2

技術紙

1,516

11.3

1,557

11.8

2.7

その他

157

1.2

152

1.2

△3.6

合計

13,417

100.0

13,163

100.0

△1.9

(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。

 

[ファンシーペーパー]

 多様な色、表面性、風合いを持つ高付加価値特殊紙のファンシーペーパーは、デザイン・クリエイティブ部門への継続的な提案活動や各種商品説明会等開催の結果、高級パッケージや製袋用途等が堅調に推移しましたが、書籍装丁用途や東アジア向けの輸出が減少し、売上高は30億37百万円、前年同四半期比12.3%の減少となりました。

[ファインボード]

 ファンシーペーパーの厚物(板紙)であるファインボードは、化粧品や食品等の高級パッケージ向けの販売量が減少しましたが、各種販促物や商業印刷用途が堅調に推移し、売上高は15億56百万円、前年同四半期比1.2%の増加となりました。

[高級印刷紙]

 独自の風合いを持ち、通常の印刷用紙より高価格帯の高級印刷紙は、パッケージ用途が堅調に推移しましたが、名刺・封筒等の紙製品や書籍装丁用途の販売量が伸び悩み、売上高は30億18百万円、前年同四半期比1.2%の減少となりました。

[ベーシックペーパー]

 上質紙、塗工紙、色上質紙の印刷用紙、包装用紙、各種板紙等で構成されるベーシックペーパーは、商業印刷物、書籍、製袋、医療品パッケージ用途や封筒等の紙製品用途の販売が堅調に推移し、年初に行われた印刷用紙等の価格修正の影響もあり、売上高は38億41百万円、前年同四半期比4.2%の増加となりました。

[技術紙]

 通常の紙にはない特殊機能が付与されている技術紙は、合成紙や耐水撥水性機能紙が低調に推移しましたが、各種工業品製造用工程紙、偽造防止用紙等の販売量が増加し、売上高は15億57百万円、前年同四半期比2.7%の増加となりました。

[その他]

 家庭紙、紙加工品、製紙関連資材他で構成される当区分では、ペーパータオル等家庭紙の販売量は増加しましたが、製紙関連資材や各種紙加工製品の販売量が減少し、売上高は1億52百万円、前年同四半期比3.6%の減少となりました。

 

② 財政状態に関する説明

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて90百万円減少して、176億27百万円となりました。主な要因は、電子記録債権2億49百万円、商品1億33百万円、投資有価証券76百万円が増加したものの、現金及び預金3億6百万円、受取手形及び売掛金2億71百万が減少したことによるものであります。

 負債は、前連結会計年度末に比べて1億37百万円減少して、88億77百万円となりました。主な要因は、短期借入金70百万円が増加したものの、未払法人税等1億12百万円、賞与引当金68百万円が減少したことによるものであります。

 純資産は、前連結会計年度末に比べて47百万円増加して、87億49百万円となりました。主な要因は、利益剰余金15百万円、その他有価証券評価差額金35百万円が増加したことによるものであります。

 

(2)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

(5)経営成績に重要な影響を与える要因

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。