当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の総合経済政策の効果や海外経済の改善により一時的に景気の持ち直しの動きが見られたものの、新型コロナウイルス感染症の急速な再拡大の影響を受け、内外需の低迷やインバウンド需要の大幅な減少、イベントの制限等による企業収益の悪化が続き、先行きは不透明な状況にあります。
紙パルプ業界におきましては、情報伝達媒体のデジタルシフトによる印刷・情報用紙の構造的な需要減少に加え、新型コロナウイルス感染症の影響による各種需要の減退が継続しており、紙・板紙合計での国内出荷量は前年同四半期実績を大きく下回りました。
このような中で、当社グループは商品供給の安定的継続と社員及び社会全体の安全を図るため、時差出勤、テレワークの推進、事業所内での各種感染防止対策を継続して行い事業を運営してまいりました。直接の面談が制限される中、リモートでの商談やオンラインの商品説明会開催等、非接触での提案・販売活動の強化を継続しております。また、引き続き需要の見込める分野での高付加価値特殊紙の開発と拡販、SDGs、脱プラスチック等の社会ニーズに向けた開発提案、感染症関連商品の開発と販売に注力し、高効率ローコストオペレーションに向けて改善を進めています。
10月から12月までの当第3四半期連結会計期間においては、販売の低下に歯止めがかかりつつあるものの、新型コロナウイルス感染症の影響の長期化による消費及び需要の低迷から、主力である和洋紙販売セグメントにおいて前年同四半期販売実績を下回りました。
当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高106億28百万円(前年同四半期比24.0%減)、経常損失88百万円(前年同四半期は経常利益1億84百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は87百万円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益1億11百万円)となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、不動産賃貸業を主要な事業の一つとして位置づけ、不動産賃貸収入が安定的な収益源であるとの認識のもと、不動産賃貸収入及び不動産賃貸費用については「営業外収益」、「販売費及び一般管理費」及び「営業外費用」に計上していたものを、第1四半期連結会計期間より「売上高」及び「売上原価」に計上する方法に変更いたしました。また、この変更に伴い、従来「和洋紙の販売並びにこれらの付随業務」の単一セグメントとしていたものを、第1四半期連結会計期間より「和洋紙卸売業」と「不動産賃貸業」の区分に変更いたしました。詳細は「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(追加情報)および(セグメント情報等)」をご参照ください。
当第3四半期連結累計期間におけるセグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については、前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組替えた数値で比較分析しております。
<和洋紙卸売業>
和洋紙卸売業は、新型コロナウイルス感染症の影響による消費及び需要の低迷が継続していることから、売上高は110億36百万円(前年同四半期比24.0%減)、営業損失は1億2百万円(前年同四半期は営業利益1億13百万円)となりました。
<不動産賃貸業>
不動産の売買、賃貸借、管理及び仲介で構成される不動産賃貸業は、一部施設の賃料改定により不動産賃貸収入が増加し、売上高は21百万円(前年同四半期比2.8%増)、営業利益は16百万円(前年同四半期比5.2%増)となりました。
(参考)
当社単体の和洋紙卸売業の営業成績
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品目別 |
前第3四半期累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年12月31日) |
当第3四半期累計期間 (自 2020年4月1日 至 2020年12月31日) |
増減率(%) |
||
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金額(百万円) |
構成比 (%) |
金額(百万円) |
構成比 (%) |
||
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ファンシーペーパー |
3,037 |
23.1 |
2,257 |
22.3 |
△25.7 |
|
ファインボード |
1,556 |
11.8 |
1,181 |
11.7 |
△24.1 |
|
高級印刷紙 |
3,018 |
22.9 |
2,197 |
21.7 |
△27.2 |
|
ベーシックペーパー |
3,841 |
29.2 |
2,994 |
29.6 |
△22.0 |
|
技術紙 |
1,557 |
11.8 |
1,360 |
13.4 |
△12.6 |
|
その他 |
152 |
1.2 |
133 |
1.3 |
△12.1 |
|
合計 |
13,163 |
100.0 |
10,125 |
100.0 |
△23.1 |
(注)上記金額には、消費税等は含まれておりません。
[ファンシーペーパー]
多様な色、表面性、風合いを持つ高付加価値特殊紙のファンシーペーパーは、新型コロナウイルス感染症の長期化による大幅な需要減少の影響が大きく、デザイン企画部門への販売促進活動を継続したものの、商業印刷物用途の販売量が大きく減少、書籍等出版物用途は安定的に推移したものの、売上高は22億57百万円、前年同四半期比25.7%の減少となりました。
[ファインボード]
ファンシーペーパーの厚物(板紙)であるファインボードは、インバウンド需要や各種イベント需要の減少が続いており、商業印刷物用途や、化粧品・和洋菓子等の高級パッケージ向けの販売量が伸び悩み、売上高は11億81百万円、前年同四半期比24.1%の減少となりました。
[高級印刷紙]
独自の風合いを持ち、通常の印刷用紙より高価格帯の高級印刷紙は、DVD等エンターテイメント関連用途が堅調に推移しましたが、商業印刷物用途、名刺・封筒等の紙製品需要が減少し、売上高は21億97百万円、前年同四半期比27.2%の減少となりました。
[ベーシックペーパー]
上質紙、塗工紙、色上質紙等の印刷用紙、包装用紙、各種板紙等で構成されるベーシックペーパーは、新型コロナウイルス感染症の影響もあり医薬品包材用途は増加したものの、商業印刷物用途の需要減退が続いていることが影響し、売上高は29億94百万円、前年同四半期比22.0%の減少となりました。
[技術紙]
通常の紙にはない特殊機能が付与されている技術紙は、医療包材及び偽造防止用途が増加しましたが、合成紙、耐水撥水性機能紙及び各種工業品製造用工程紙の販売が伸び悩み、売上高は13億60百万円、前年同四半期比12.6%の減少となりました。
[その他]
家庭紙、紙加工品、製紙関連資材等で構成される当区分は、家庭紙においてペーパータオルを中心に感染症対策需要もあり堅調でしたが、各種紙加工製品等が盛り上がりに欠け、売上高は1億33百万円、前年同四半期比12.1%の減少となりました。
② 財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて2億32百万円減少して、162億9百万円となりました。主な要因は、電子記録債権1億72百万円、投資有価証券96百万円が増加したものの、受取手形及び売掛金3億19百万円、商品1億37百万円、有形固定資産36百万円が減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べて1億51百万円減少して、76億98百万円となりました。主な要因は、短期借入金39百万円が増加したものの、支払手形及び買掛金96百万円、未払法人税等35百万円、賞与引当金35百万円が減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて81百万円減少して、85億11百万円となりました。主な要因は、その他有価証券評価差額金79百万円が増加したものの、利益剰余金1億35百万円、為替換算調整勘定25百万円が減少したことによるものであります。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。